札幌食紀行 第1回「ジンギスカン」



今年は札幌での全国大会ということで、札幌出身の私、文吾が札幌の「食」をご紹介するこの企画。
ただ、私も札幌を離れて20年近く。
年に1回か2回帰省するぐらいで、現在の札幌住人には情報が到底及ばないのは事実。
「この店も知らないの?」「それよりあの店がお勧めでしょ!」などというツッコミがありましたら、ぜひコメントで書き込みをお願いいたします。

さて初回は「ジンギスカン」。
これは「だるま(本店は非常に混むので支店のどこか)で早い者勝ちの『上肉』を食べろ!これで満足しなかったら知らん!!」に尽きる。

http://best.miru-kuru.com/daruma/

上肉が何皿用意されているかは知らないけど、17時開店なので最初の1、2時間が勝負だろうか。(22時からまた上肉を出すとの情報も)
その柔らかさとジューシーさは一食の価値あり。
こないだも酒場のマスターから「私はジンギスカン苦手なんですけど、だるまの上肉だけはウマいと思います!」との言葉を聞きました。

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「だるま 6.4店」のジンギスカン。右側の肉が上肉。
 

上肉が品切れで少人数で行くんだったら「さっぽろジンギスカン 本店」もお勧め。
https://retty.me/area/PRE01/ARE164/SUB43804/100000039034/2245016/
店主が一生懸命羊肉を切り分ける姿を見ながら食べるジンギスカンはライブ感あります。

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 「さっぽろジンギスカン 本店」 厚めに切られた羊肉をレアに焼き、味わい深いタレにくぐらせ口へ放り込み、あふれる肉汁にたまらず生ビールで追っかけると…! 
 

人数が比較的多く、おしゃべりも楽しみたいというなら、店舗がいくつもあり深夜までやっている「夜空のジンギスカン」系列が良いのでは。
羊肉の国産・海外産・希少部位の食べ比べや、鹿肉を出す店もあったり。

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「夜空のジンギスカン」で国産・海外産羊肉4種の食べ比べセットとラムタン。

 

  
さて、「ヨソゆき」ジンギスカンの話はここまで。
というのは北海道民にとってジンギスカンは店で食べるのではなく、外で焼いて食べるものだから。
春、梅と桜が一斉に咲き、まだ肌寒い中、花見で食べるジンギスカン。
夏、短い北国の熱光線を楽しみ、砂浜で焼く海水浴でのジンギスカン。
秋、雪が降る前のハイキングで紅葉を愛でながら食べるジンギスカン。
冬、かまくらの中で餅を焼くついでに食べるジンギスカン。

・・・ごめん、冬はうそ。
でもこのようにジンギスカンパーティー、略してジンパは道民の生活に根付いてるわけで。
今年9月の北海道胆振東部地震で大停電が起こった時も、バーベキューをする家が多くあったという話をご存じ?
この話に内地の人は「こんな時にバーベキュー?!」と思ったとか思わなかったとか。

 
そう! このツイートのように北海道では「庭や車庫における焼き肉やジンギスカン」はわりと普通の食事、なんです。
土地が広く、内地より匂いがこもりにくいのもあるし、開拓民より受け継がれたアウトドアの伝統が息づいているというのもあるでしょう。
私もね、たまに近所のスーパーで羊肉を買って、自宅のIHヒーターで焼くんですけど。
肉質以前に、「味気ねーなー…」と思ってしまうんですね。
「北海道の高い青空を見上げながら、ジンパしてーなぁ」ってね。

そんな道民のソウルフードであるジンギスカン、焼くべし!食うべし!!
 


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第2回は「ラーメン」です。