札幌コンサートホールKitara
札幌Kitaraホールへの移動について札幌在住のケンゴさんから貴重なツイートが。
(ケンゴさん、ありがとうございます!)
まず、もっともオーソドックスな手段、「地下鉄南北線」中島公園駅。
— 福本ケンゴ@24回演奏会11/18キタラ小 (@ken5fuku) November 16, 2018
南北線は札幌駅、大通駅も結び、道民がキタラへ向かう時もまず地下鉄で行きます。
グーグルマップで表示すると、少なくとも600〜700mは地上を歩きます。歩道はキレイな舗装です。が、少し雪が降った程度で除雪はしてくれません。
一番歩かなくて済む行き方(市電・タクシー)も書いてあるので、このスレッドを全部読んで下さいね。
では触れられている「もっともオーソドックスな手段」での行き方を、先月の写真で説明いたしましょう。
確かに600~700メートル、時間にして10分ほどかかる道のりなのですが、(時間に余裕があって健脚なら)お勧めしたい行き方なのです。
地下鉄・中島公園駅
出口は1番。
※ちょっとわかりづらいのが難点ですが、3番出口南側から出れば100メートルほど外を歩かなくても済みます。
出口を出て右側へ進むと。
中島公園入口です。進みましょう。
お勧めしたい理由は中島公園には大きな池などがあり、風景も楽しめるため。
札幌豊平館。
ホールに近づいてきました。
入ってみましょう。
階段を昇ったところが小ホール。
レストラン横に大ホールがあります。
階段から見下ろしたところ。
来週末にはどんな演奏が聴けるのでしょうか。
いかがでしたか?
全国大会時、札幌に雪が降るか微妙なところですが、初冬の雰囲気をぜひ味わっていただきたいと思います。
同声合唱部門、いよいよ最後の2団体!
人生経験の深さがそのまま演奏の豊かさに繋がっている団体と言えば?
11.神奈川県・関東支部代表
湘南はまゆう
(女声33名・2年ぶりの出場・第61回大会から8回目の出場)
指揮者は混声部門に出場のCombinir di Coristaさんを指揮される松村努先生。
2年前の演奏では
はまゆうさんの課題曲(F4「木のように」)
好きだったなー!
一同 私も!など同意多数。
自由曲(信長貴富「君死にたまふことなかれ」)も
良かった!
良かったですよね~。
「をとうと(弟)よ、をとうとよ」の掛け合いに
身体が動けなくなりました・・・。
課題曲も自由曲も
あの年代が歌うことの説得力ですよね。
投票用紙では
自由曲にリアリティがあった。
年を重ねられた方の厚みのような、
味のあるステキな課題曲でした。
どこもマネできないなぁ。
http://bungo618.hatenablog.com/entry/2017/01/12/080257
…という感想があったように言葉の扱い、表現の深みにいつも感心してしまう団体です。
はまゆうさん、今回の演奏曲は
課題曲:F3 麦藁帽子 (立原道造 詩/三善 晃 曲)
自由曲:与謝野晶子詩、鈴木輝昭作曲「乱れ髪」
与謝野晶子短歌、西村朗作曲「花紅」より「はたち妻」
自由曲の作曲者は違えど、同じ与謝野晶子の詩と短歌。
この曲を演奏するにあたってどんな想いがあったのでしょうか。
団員のmuffさんからメッセージをいただきました。
自由曲『乱れ髪』『はたち妻』は松村先生が選んでくださったのですが、与謝野晶子の歌集「みだれ髪」はご存知の通り色香にあふれた妖艶な世界なので、始めは戸惑いもありました。(しかも「はたち妻」!)
でも、どんな曲でも自分たちのものにして歌いたいので、できる限りのアプローチをしました。
今年は晶子生誕140年にあたり、研究者の講演を聴いたり、自筆の手紙やたくさんの作品、写真や身に着けていたものなどを目にする機会がありました。
明治大正の激動の時代に情熱の歌人として力強く生き抜いた先駆的な女性、というイメージが強かったのですが、実際には美しくありたい、愛されたいと願う心そのままの、いじらしいほどひたむきな人だったのかもしれないと、共感できるものが増えていきました。
『はたち妻』は2声で比較的メロディックな曲なのですが、合わせるのはなかなか難しく、ピアノとのアンサンブルにも苦労しました。
初めて人前で歌った4月のおかあさんコーラス県大会では、松村先生は“二度とあんな怖い思いはしたくない”とおっしゃって、相当スリリングな演奏だったようです。
『乱れ髪』はもう少し年を重ねた晶子の心の奥に潜む情念がにじみ出ていて、また別の表情を持った曲です。
湘南はまゆうは、コンクールに出場する多くのみなさんとは年代も声も全く違う合唱団です。
全国大会出場は自分たちでも奇跡のようです。
こんな合唱団が歌い続けているということを、多くのみなさんに知っていただけたらとても嬉しいです。
関東大会の1週間後には地元茅ヶ崎の合唱祭で美空ひばりの「真赤な太陽」を振り付きで歌って踊ってきました。
シリアスな曲も楽しいステージも全力投球、両極に思い切り針を振れる合唱団でもあります。
少しでもうまくなりたい、出会った曲の魅力をできる限り伝えたい、心の底から合唱を楽しみたいと、こつこつみんなで楽しく練習を続けていたらいつのまにか30年もたっていました。
一緒に歌う仲間たちとの時間はかけがえのないものです。
これからも息長く歌い続けたいと願っています。
関東大会練習での恒例の「祝全国大会出場横断幕」記念撮影だそうです。
2019/6/29 第16回コンサート(茅ヶ崎市民文化会館大ホール)を予定しており、団員募集もしています!…とのこと。
muffさん、ありがとうございました。
与謝野晶子へのアプローチの結果、「実際には美しくありたい、愛されたいと願う心そのままの、いじらしいほどひたむきな人だったのかもしれないと、共感できるものが増えていきました」に、はまゆうさんの演奏の深みに納得するものがありました。
muffさんのブログ「湘南はまゆう 練習のーと」を時折読ませていただいているのですが、全国出場が決まった際の記事「奇跡の復活」に、とても良いことが書かれていました。
長い時間をかけて同じメンバーで練習を重ねて
そこにしかない音、自分たちの音を創り上げるのが大事なのではないか。
信頼関係がいい響きをもたらす。
本番でステージの上だからこそできる、限界を超えたものができることがあるが
それは毎日基本の練習を積み重ねることによって生まれる。
関東支部での講評ということですが、まさにはまゆうさんを体現された言葉でしょう。
メッセージの最後の文。
一緒に歌う仲間たちとの時間はかけがえのないものです。
これからも息長く歌い続けたいと願っています。
その想いと願いが、全国大会での演奏にも強く宿りますように。
同声合唱部門、最後の団体は地元、札幌の合唱団です!
12.北海道・北海道支部代表
HBC少年少女合唱団シニアクラス
(女声62名・6年連続出場・第57回大会から7回目の出場)
HBCは北海道放送株式会社(Hokkaido Broadcasting Co.,Ltd.)の略称。
1957年に前身のHBC児童合唱団。
1965年に中学生を加えたHBC少年少女合唱団を創立。
今回出場されるシニアクラスは中学生と高校生のメンバーとのこと。
指揮は混声部門で出場のBaumも指揮される大木秀一先生。
今月の11日には10月にオープンしたばかりの札幌文化芸術劇場hitaruで第52回となる定期演奏会も開催。
昨年の座談会では
自由曲の鈴木輝昭先生「夢の木」から「2nd Scene」、
響きがとても良かったです。
和音もしっかりしていました。
「ひぐらしのモチーフ」の効果が良かったね。
難曲を丁寧に演奏されていましたね。
ピアニストの豊田早苗先生の演奏も良かったです。
http://bungo618.hatenablog.com/entry/2018/03/15/060432
HBCさんの課題曲はF3 麦藁帽子 (立原道造 詩/三善 晃 曲)
自由曲はIvo Antognini「Agnus Dei」
Gustav Holst「Ave Maria」
今年の長野での中高全国大会で審査員も務められたスイスの作曲家:アントニーニ氏による、美しさ、かすかな切なさ、神秘性を持ったとても聴きやすい作品。
「惑星」で有名なイギリスの作曲家ホルストの「Ave Maria」も名曲!
この曲の演奏はどうしてもハンガリー・プロムジカ合唱団の演奏が印象強いのですが、HBCのみなさんなら、また違った味わいで聴かせて下さることでしょう。
少年少女合唱ということから、「麦藁帽子をかぶる自分たち」な演奏になるかも?
そして大変聴きやすい名曲で揃えたステージ。
偶然に昨年もこの部門最後の出場だったのですが、良い意味でコンクールらしくない演奏で、この同声合唱部門を締めてくれそうです。
(明日の混声合唱部門に続きます)