観客賞スポットライト 同声合唱部門 その2



 

f:id:bungo618:20211110184210j:plain

大原美術館 ©岡山県観光連盟




今回は観客賞の投票について!



参加資格:
「大学ユース部門」「室内合唱部門」
「同声合唱部門」「混声合唱の部」、
それぞれ全団体を聴いていること。
(その部門の出演者は投票できません)




そして今年からLIVE配信が予定されていますので、配信で全団体を聴かれた方も投票できることにします!

1日2,000円!
中学・高校は各部門1,500円だったのでお得!




投票方法は2つあります。
※生演奏を聴かれている方と、配信を聴かれている方ではハッシュタグが違うので注意!



1)ツイッターによる投票

投票方法:ご自分のツイッターアカウントで「同声合唱部門」なら
生演奏を聴いた方はハッシュタグ

#同声合唱21

を付けて


配信を聴いた方は

#同声合唱21H


21日同声合唱の部終演(予定13:02)から
審査発表が始まる前の13:30まで
良かった2団体を書いてツイート。
※例年より審査発表が早いため、約30分しかありませんがよろしくお願いします。


その際、各団体の後に感想を書いていただけると
とてもとても嬉しいです。
1団体だけの投票でも結構ですよ。
3団体以上を書かれると無効です。すみません・・・)

※昨年、ハッシュタグを間違えた方が
何人かいらっしゃいました。
1文字でも間違うと捕捉できないので
正確にお願いします!

 


ツイート投票の例:

メンズヴォーカル●● 漢を感じる迫力ある演奏!
▲▲レディースコア 繊細で正確なハーモニーに聴き惚れました。
#同声合唱21



ツイッターアカウントを持っていない方は

2)メールによる投票

投票方法:メールアドレス
bungo0618*yahoo.co.jp
(↑ *を@に替えて下さい)
良かった2団体とできれば感想を書いて送って下さい。

件名は「観客賞」で。
締め切りの時間はツイッターでの投票と同じです。
※できればメール投票にもハッシュタグを付けていただければありがたいです。

つまり


1)その部門の出演者じゃない全団体聴いた人

2)団体もしくは団体を書いて

3)生で聴いた人はハッシュタグ #同声合唱21
  配信で聴いた人はハッシュタグ #同声合唱21H(←最後に【H】を付けるのを忘れずに!)

4)部門終了後すぐに投票

…してくださると、とってもありがたいです。

生演奏、配信、それぞれの結果や、まとめた結果なども考察してみたいですね。
たくさんのご投票をお待ちしています!




合唱部門、前半最後の3団体をご紹介します。
最初は関東から初出場のこちらの男声合唱団です!



3.埼玉県・関東支部代表

男声合唱団APERTASS

https://twitter.com/apertass1

(31名・初出場

初出場おめでとうございます!

団名の「APERTASS」ってどういう意味なのか?
どんな風に結成されたのか?

代表と指揮者である松川大先生からメッセージをいただいています。

 


男声合唱団APERTASSは埼玉県越谷市で活動をしている男声合唱団です。「合唱を通して人生を豊かに」をモットーに日々楽しく練習に取り組んでおります。

結成は2017年11月。
創団メンバーが高校生の時に出演した、声楽アンサンブルコンテスト全国大会で銀賞(6位)と、あと一歩の所で本選に出場できませんでした。
また全日本も関東大会までで、漠然と全国大会に出てみたいと思い、創団したようです。

今年はその念願であった声楽アンサンブルコンテスト全国大会も本選に進むことができ、全日本も全国大会に行けることとなり、団全体がテンションが高い状態となっております。

合唱団名の「アペルタス」はイタリア語の「アペルタ」からきており「開放」という意味があります。
「日々色々なことがあるけれど、歌っている時くらいは自分を開放しようぜ!」とのおもいからつけさせてもらいましたが、開放しすぎて賑やかになりすぎるのが最近の悩みです笑。

f:id:bungo618:20211110185128j:plain

・・・開放?!


APERTASSさんの演奏曲は
課題曲M4 心象Ⅱ(「風と浪三唱」から)(中原中也 詩 寺嶋陸也 曲)
自由曲:「ゆめみる」(「季節へのまなざし」より)(伊藤海彦 詩、荻久保和明 作曲)

なんと、前日の室内合唱部門へ出場のマトリカリアコールさんと同じ。
混声版は1978年、男声版は1986年に初演されたこの作品の、人気の根強さを感じます。

 


コロナウイルスの影響で活動が出来ない期間を経験した彼らではありますが、逆に歌う事が出来る喜びを改めて感じ、1つ1つのステージをより大切に演奏することが出来るようになりました。

コンクールの選曲もいつもでしたら私がおこなうのですが、自由曲「ゆめみる」は団員達のたっての希望で演奏することとなりました。
彼らの熱いおもいを聴いてくださる皆様にお届けできるように私も精一杯精進いたします。

またコロナで大変な中、歌える場所を作ってくださった全日本合唱連盟の皆様、岡山県合唱連盟の皆様のご尽力に感謝申し上げます。

男声合唱団APERTASS
代表  松川 大

 

f:id:bungo618:20211110185228j:plain




松川先生、ありがとうございました。
イタリア語「APERTA」には「開放的」の意味の他に、「明るい、柔軟な、偏見のない」といったものがあるそうです。
団員みなさんのおもいをくみ取った「ゆめみる」という選曲。
念願の全国大会での演奏が、より開放的で、新しい多くの聴衆や仲間を迎え入れる、そんなものになりますように。




続いて、北海道からこちらの少年少女合唱団です。



4.北海道・北海道支部代表

HBC少年少女合唱団シニアクラス

(女声53名・8大会連続出場・第57回大会から9回目の出場)


HBCは北海道放送株式会社(Hokkaido Broadcasting Co.,Ltd.)の略称。
1957年に前身のHBC児童合唱団。
1965年に中学生を加えたHBC少年少女合唱団を創立。
今回出場されるシニアクラスは中学生と高校生のメンバーとのこと。
指揮は混声合唱部門で出場のBaumも指揮される大木秀一先生。

一昨年の座談会では


自由曲「Even when He is silent」(Kim André Arnesen)少年少女が歌うことでの魅力を感じましたね。

安定しているし、声の均質性もあるから2度や密集和音が美しく響き、ハーモニーが凄く決まる。

「Laudate Dominum」(Levente Gyöngyösi)も沸き立つリズムが楽しかった。

 

……という感想がありました。



HBCさんの今回の演奏曲は
課題曲F2 La  Fede(「3 cori religiosi」から)(Gioachino Rossini 曲)
自由曲:Ubi caritas et amor(Kim André Arnesen 曲)

F2を課題曲に選択するのは岡山大会ではHBCさんだけ。
HBCさんの自由曲は良い意味でコンクールらしくない、難易度よりも旋律やハーモニーの美しさを前面に出した作品を選ばれるのですが。
今回も例外ではなく、1980年生ノルウェーの作曲家アルネセンらしい神秘性と魅力的な旋律。
一昨年の自由曲もこの作曲家、そして同じく大木先生が指揮されるBaumさんの自由曲もこの作曲家ということから、よほどハマっておられるのでしょう。


HBCさん、11月7日にHBCジュニアオーケストラ弦楽アンサンブルとの共演で創立70周年記念、第55回定期演奏会を行ったそうです。
創立70周年という記念の年、喜びとともに輝かしく演奏して欲しいですね。

 

 




同声合唱部門、前半最後の団体は、東京から初出場のこちらの男声合唱団です。




5.東京都・東京都代表

合唱団WAKAGE NO ITARI

https://twitter.com/WAKAGE_choir


(男声34名・初出場


初出場おめでとうございます!
ちょっと面白い団名のこちらの団体。
「SEKAI NO OWARI」?「WAKAGE NO ITARI」??

団員さんからメッセージをいただきました。

 


皆さま初めまして!合唱団WAKAGE NO ITARIです。
私たちは「男声合唱の再発見と新発見」をモットーに20代を中心に東京で活動している男声合唱団です。(わかげの愛称で以後お見知りおきください!)

活動を本格始動した今年は「まずは名前を憶えてもらおう」ということで東京都合唱連盟の主催事業を中心に各種イベントに出演させてもらい、その一環として合唱コンクールへの挑戦も決めました。
全国大会への出演ももちろん初、東京都代表として団名に負けないような伸びやかな演奏できるよう頑張ります!


私たち合唱団WAKAGE NO ITARIはもともと遠藤雅夫作曲 無伴奏男声合唱組曲『今でも...ローセキは魔法の杖』を演奏するために活動を始めた企画合唱団でした。
団体名を考える際にローセキの詩からのイメージで団体名が決まり現在に至ります。
各種都連行事にて毎回一、二曲ずつ演奏を行い当初の野望?であったローセキコンプリートを達成することができましたが、せっかく素敵なメンバーが集まったからこれからも活動を続けていきたいね、ということで今年から常設合唱団として活動を本格始動しました。
※2021年5月に開催された「第二回 四男組歌」にて組曲通しての演奏を行うことができました。 https://youtube.com/watch?v=dvtnRBK8EsY&list=PLjQjmh6M93yTTMOD_aMauMI7zYzL3OxX_

f:id:bungo618:20211110185540j:plain

 


おお、本当に「若気の至り」からの団名なのですね!
「ローセキ」も1978年作曲という作品で、長い人気を保つ作品。
私も好きな作品ですが、好きな作品を演奏するために集まり、団名も作品からイメージされたもの……良いエピソードです。

わかげさんの今回の演奏曲は
課題曲M3 Ⅰ(合唱のためのコンポジション 第6番「男声合唱のためのコンポジション」から)(間宮芳生)
自由曲:二群の男声合唱とピアノのための「路標のうた」(木島始 詩、三善晃 作曲)

こちらも名曲中の名曲です。

 


今回私たちが演奏する『路標のうた』は、新型コロナウイルスの中、それまでのように歌い、飲み、語らうことができなくなった今だからこそ演奏したい作品として選びました。
二群の男声合唱とピアノが互いに重なり合う様子、友との出会いを美しく描いた詩を、今年から活動を開始した私たちと重ねて演奏します。
コンクールへの出演も初、ピアノ付きの作品も初、二群の合唱作品も初...と初めて尽くしとなりましたが「若気の至り」のひと言ですべて解決?しました。

「新しい友よ 誰よりもきみとがいい この夢」

今年産声を上げたばかりの私たちの歌声が全国の皆さまに届きますように。


来年4月に第一回演奏会を開催予定となっています。
詳細は公式Twitterアカウントから配信される情報を参照ください。(https://twitter.com/WAKAGE_choir)
「若気の至り」な演奏を届けられるように頑張ります!

日時:2022年4月23日(土)
場所:スクエア荏原 ひらつかホール
曲目:根岸宏輔(2020年度朝日作曲賞) 編曲委嘱初演
   男声合唱組曲『青いメッセージ』ほか

f:id:bungo618:20211110185658j:plain

第2回四男組歌の際に撮影したものということ。



団員さん、ありがとうございました。
生まれたばかりの団体が持つ弾けるような勢いと、みずみずしさを感じるメッセージ。

「路標のうた」のことばと音楽は、日常でも心の奥に響くようなものですが。
さらにそれを認識するようなコロナ禍の現状。

「男声合唱の再発見と新発見」モットーのままに、まさに「若気の至り」な音を、力一杯ぶつけて欲しいものです!



(明日に続きます)