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「コンクール出場団体あれやこれや:出張版2013」(その2)

 

 

 

さあ、今日も元気に2団体の紹介です!

 

 

 

 

3.島根県・中国支部代表

 

ゾリステン アンサンブル

(混声24名・2年連続出場・43回大会以来11回目の出場)


課題曲はG1

Victoria作曲 O magnum mysterium
自由曲はJ.Brahms作曲

「2つのモテット」作品29より
Schaffe in mir, Gott, ein reines Herz

神よ、私に清い心を創造してください

 

 

山本さん! ブラームスですよ、ブラームス!




山本 自由曲がブラームス!
   間違いのない曲やしね。
   今年、ブラームスを選曲する団体、多いよね?


昨年、MODOKIの演奏で
山本さんが流行らせたんじゃ?(笑)


山本 それは絶対違う(笑)。
   違うけど…ロマン派でもコンクールの選曲として
   普通に選ばれるようになったのは良いことやね。


それは本当にそうですね。


山本 クール・シェンヌさんがずっと選曲されてきた、
   という意味も大きいと思うし。
   自分もシェンヌさんに憧れてやりだした気持ちもあったしね。

   こないだの練習で、来年の演奏会のために
   ブラームスのモテットを久しぶりに練習したのよ。
   ボロボロで「お前ら、ええかげんにせぇよ!」と思ったけど(笑)。
   でも、やっぱり曲は素晴らしいんだよね。
   何百年も経った曲を自分たちが演奏できるチャンス。
   世界遺産を体に通す、体現できるという良さを感じたな。

   ・・・いや、ゾリステンさんって良い合唱団だよね?


ええ、私も好きな団体のひとつです。
前は現代曲を中心に選曲してきたという印象があったんですが。
最近は今年のブラームスや昨年のモンティヴェルディなど
変わってきたような。


山本 指揮者の西真紀先生がずっとやってきた流れとして
   ブラームスを選ぶということもあるだろうし。

   この曲は最初にコラール的なものがあって
   その後はフーガがずーっと続いて
   それから男声・女声のメロディに変わっていく…。
   全体の音楽が大きいね。
   もちろん素晴らしい作品で、聴き応えがあるんじゃないかな。 
   24人であのフーガをどう演奏してくれるか、楽しみやね!

   …実は今年の全国大会はもともと行くつもりはなかったんやけど
   ゾリステンさんのブラームスが聴けるというのは
   行く気になった理由のひとつでもある(笑)。


それはそれは(笑)。

指揮者:西真紀先生のブログ「murmur」内の記事「中国大会」では

http://solisten.seesaa.net/article/375253905.html

 

今回は、カテゴリーの変更もあり不安な大会ではあったが、

やはりあるのは「やりたい音楽」と「歌う仲間」という

変わらないものだったと思う。

 

とのことです。

西先生が「やりたい音楽」のブラームスであり

山本さんが千葉へ行く気になったゾリステンさんの演奏、
私も楽しみにしたいと思います。


追記:西先生もこのブログをお読みになられているようで

最新のブログ記事「全国大会前」では

http://solisten.seesaa.net/article/379781506.html

演奏曲に対し詳しい解説を書かれています。

要チェックです!

(あと西先生の表記に倣い、

 演奏曲「Schaffe in mir, Gott, ein reines Herz」の

 和訳を修正いたしました)

 

 

 

さて山本さん、MODOKIと同じ佐賀県の合唱団ですよ!

 

 



4.佐賀県・九州支部代表

 

女声合唱団ソレイユ

(女声24名・8年連続出場・59回大会から8回目の出場)

 


課題曲はF4

きょうの陽に(「明日のりんご」から)(新川和江 詩/髙嶋みどり 曲)
自由曲は池辺晋一郎作曲

東洋民謡集I,IIから
ポロ・ヘチリ(大事な踊り)

チカプ・レキ(小鳥の歌)

 

 


山本 ここの合唱団は
   ハッキリ言って歌い手さんの能力はもう、スゴイ。
   いつも言ってるんやけど
   「悪魔の実の能力者がいっぱいおるような」、ね。


出た、ワンピース!(笑)
「Hi-Cの実」や「音量10倍の実」とかあるんでしょうか。
曲については
三村さんから池田さんへ苗字が変わった団員さんから

紹介文を送っていただきました。
ご結婚おめでとうございます!

 

山本 おめでとうございます!


これまでとは違うタイプの曲に挑戦しようと思って選びました。
アイヌ語も初めてでしたので、半分手探り状態で練習していましたが、
どんどん作品の奥深さにのめり込んだように思います。
練習の度に発見があり、苦戦しながらも楽しく歌ってきました。

アイヌ語なので、少し曲の紹介をさせて下さい。

1曲目 ポロ・ヘチリ(大事な踊り)
カラフト西海岸の7つの唄を組み合わせた曲です。
1.ポロ・ヘチリ(大事な踊り)
<ア・ダ・ダ・イ・オ>:熊送りのための踊り唄。
2.ポン・ヘケチ・ヘチリ(子供の踊り)
<エ・トゥクマ・カラ>:子供たちが輪になって踊りながら歌う歌。
3.シノッチャ(踏舞の唄)
<ア・エ・エイ・ヤ>:巫女が神がかって演じつつ歌う歌。
4.イフンケ(子守唄)
<ホ・ロ・ロ・ロ・ロン・ナ>
:老婆が男の子に勇気と雄々しさを教えつつ歌う子守唄。
5.オイナ(神謡)
<ホリフナー>:神と女神との恋にかかわる伝説を歌う。
6.キッチョン・キッチョン・ニ・オ・オ(薪切り唄)
:キッチョンは鋸で木を切る音。
7.メレコポ・ヘチリ(娘の踊り)
<フン・チリ・フン・ココ・ヒ>
:アイヌ特有の輪唱が、細かい変奏を施しながらつながっていく、
威勢のいい踊り唄。


2曲目 チカプ・レキ(小鳥の歌)
北海道アイヌの9つの唄
(小鳥の歌、植物採集歌、遊戯歌)を組み合わせた曲です。
1.カッコーの歌
2.キジバトの歌
3.ツツドリの歌
4.アオバズクの歌
5.アオバトの歌
6.ホホジロカモの歌
7.ドングリ拾いの歌
8.ヒバリの歌
9.雀遊び

「アイヌの人々にとって魚も虫も鳥も熊も、神である。
 親しみと畏敬を込めた歌がたくさんある。」
池辺晋一郎先生(東洋民謡集Ⅱ解説より)

2曲とも、自然とともに生きてきた
アイヌの人々の様子が目に浮かぶような曲です。
聴いている方にその空気が伝わるように、歌いたいです。
今は鳥の鳴き声に苦戦中です…!

 

 

山本 池辺晋一郎先生も
   今年は審査員におるからね。


そうですね。
どういう思いで聴かれるか、楽しみですね。


山本 6月の佐賀市合唱祭で
   ソレイユさんのこの曲の演奏を聴いたんやけど
   池辺先生の作品としては前衛的な響きもあってね。
   元々はこういうトンガった作風だった方だし。


私も8月の宝塚国際室内合唱コンクールで
聴かせてもらったんですが
苦戦されているという鳥の鳴き声が効果的に使われていました。
とっても良い演奏でしたよ。


山本 鳥の鳴き声みたいなああいうものは
   演奏を重ねて、こなれてくることによって
   良いタイミングや積極性も出せるだろうから。
   宝塚のコンクールに初めて出場されたことも
   指揮者の樋口先生やソレイユ団員さんが
   違う歩みを進めていこうという気持ちの表れかもね。

   それと、この全国大会6日前に
   佐賀市の文化芸術祭合唱部門で
   佐賀女子高さん、ソレイユさん、MODOKIが
   それぞれ30分ずつの単独ステージを持って、
   3団体のちょっとした合同ステージもあるのよ!
   ソレイユさん、大変だと思うよ~。


全国6日前にそんなイヴェントが!
応援してあげたいですね。


山本 同じ佐賀の合唱団として
   まったく他人ではないので
   「佐賀県の関係者」として応援しております!

 

 

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宝塚での元気な集合写真!

さらに魅力を増したソレイユさんの演奏を期待しております。

 

 

 

(明日に続きます)