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1府3県旅行記 最終回

 
 
「さきと」を出て歩いてしばし。
路地裏に明かりが灯る「ビストロ・シェ・ラパン」という店だ。
 

 


こんばんはー、と店に入ると
カウンターとテーブル3卓ほどの小さな店。
チェーンのコーヒーショップなどとは違う雑然さ。
そして・・・客が誰もいない! 
Sさんには悪いけど大丈夫かー?!

私達より一回り上ほどの女性が出迎えてくれ
まずはワインとつまみのセットをSさんが頼んでくれる。
やがて運ばれたアルゼンチンの白ワインとつまみ。
 

Sさんが「これで600円なんだよ」


えーっ?!
ワインも高級ではないがちゃんと美味しいもの。
キッシュもパテもガランティーヌもそれぞれウマイ!
 
 
 

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(※ワインは半分ほど飲んでしまった状態です)



「さ、サービスしすぎでしょう。
 けしからんな!」
「文吾くん、顔がニヤけてるよ」


近所に住む共通の知人T子さんも呼び、
ボルドーの赤ワインをボトルで頼む。
白インゲン豆の煮込み料理であるカスレもウマイ!
 


さらに肉料理をと、私のワガママで注文した
骨付き羊肉のローストもこりゃまたウマイ!
 
 

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いっやあ良い店ですね~と余韻に浸っていると
ようやく福岡の夜に満足してくれたようで嬉しいよとSさん。
「いや、《満足》とまではいかないんですよ!」
「・・・え?」


夜のシメはやっぱりバーでしょう!
最近知った良い店があるんですよ、と
「オレ、明日の朝早いんだけど…」と渋るSさんを説き伏せ
3人でタクシーに乗り込み中洲へ向かう。
 
 


「バー ハートストリングス/Heart Strings」
 

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老舗の有名バー七島で修行されたマスター。
「私の作るカクテルは酔う、とお客様に言われます(笑)」
ハードシェイクで空気を多く含むその味は
口当たり、バランスと共に素晴らしいの一言。
(それでもシェイク時間は短めなので
 バーテンダーの技なのでしょうね)

オーセンティックな落ち着いた雰囲気で
3人それぞれ苺のフローズンカクテルやモヒートなどを頼む。
ああ、美味しいなあ・・・。

2杯目は
「これこそ福岡の夜のシメ! という
 最後のお酒にふさわしいものを」
などと私の無茶な注文に出されたショートカクテルは…

「どう? 満足?」
一口含んだ自分にSさんが尋ねる。
ドライでありながら
滑らかに舌に優しく絡み喉へ滑り落ちていく液体。
口に残る余韻はこの思い出深い旅を彷彿とさせる。

ゆっくり頷き、Sさんに答えた。
「・・・満足しました!」


そしてSさん、T子さんと別れ、
中洲のビジネスホテルに一泊し、
早朝の新幹線で岡山まで帰ったのでした。

Sさん、T子さん始めお会いしたみなさんに感謝!

それにしてもわかっちゃいたけど
帰宅してすぐの仕事は楽しかった旅行と比べると
リアル「天国と地獄」でした!



(おわり)