VOX GAUDIOSAさんのネット配信が良かった!

 

 

ご無沙汰しております・・・。



広告した「三善晃追悼ジョイントコンサート」も
「フィンランディア男声合唱団LAULU-MIEHET&寺漢」演奏会も
「三善晃先生の合唱作品を歌う会」など
それぞれ大変有意義な演奏会へ色々行ってるのですが
こちらには全く記しておらず・・・。


でも、今日とても良い合唱体験と同時に
ちょっとがんばってみようかなーと思うことがあったので
ご紹介しますね。


土曜の仕事が早く終わって自宅へ帰り、
PCの電源を付けて、
MODOKI指揮者山本さんのツイートを見たところ
こんなことが書かれていました。




そう、室内合唱団VOX GAUDIOSAさんの
第18回定期演奏会がYouTubeで配信されていたんですね。

慌ててリンク先を開いたところ
残念ながら第2ステージの
「 Sabores de Espana(スペインの味)」の
途中からしか聴けなかったんですが
人数は19人と記憶にある団員数より減っているものの、
合唱の良質な響きが徹底した、
熱さと祈りがこめられた演奏。
そして指揮者:松下耕先生の春っぽい、
華やかなシャツに目が惹きつけられ。

第3ステージの間宮芳生先生の
「オンゴー・オーニ」も作品の持つ
原初的な力に迫る演奏。
またこの難曲を単なる難曲として扱うのではなく、
随所に茶目っ気というか軽妙ささえ感じさせる演奏。

最終ステージの
「メレディス・モンクの世界」は圧巻!
パフォーマンス集団としての第一級の動きと演出、
そして不思議かつ魅力的な音響空間。
実際に第一生命ホールにいたら
もっともっと心に響いたと思うのだけど、
それでもPCの画面越しでも伝わる片鱗だけで

「凄い!」と思わせるステージでした。

 
これだけの曲をこれだけ高い水準で演奏できるのは
本当に素晴らしい団体だと改めて思いましたし、
「観る」楽しさがあったのも素晴らしかったですね!


20年ほど前にはNHK-FMで東京六連演奏会が
全部放送されていたりしたんですけど、
今はこういう合唱イヴェントを
丸ごと放送されることも少なくなってきて、
コンクールへ出場する団体以外は
どうしても知名度が少なくなる傾向にあるので、
ガウディさんのように素敵な演奏会ができる団体は
ネット配信も重要な合唱団プロデュースとして
ぜひ前向きに考えて欲しいですねえ。

昨年同じ会場で聴いた栗友会さんの演奏会も、
演奏はもちろん、照明などの演出も
大変素晴らしかった覚えがありますし。


回線の関係か不明ですが
やや映像がカクカクしていたのは残念ですけど
松下先生のシャツ含め(笑)
やっぱり映像のインパクトは大事と思いましたよ。
「メレディス・モンクの世界」だけでも
もっと多くの人に観て欲しかったなあ。
40人前後しか観ていなかったのが
非常にもったいなく、残念でした…。


あ、映像と言えばガウディさん、
やっぱり歌う時の表情も良かったです。
「歌を見せる」のを表現として考えている印象。
前に、Nコンでの表情が不気味というツイートが
話題になった事があったけど、
その批判した人もガウディさんのならそう文句は出ないのでは。



そうそう、
「がんばってみようかな」と感じた理由は
私とほぼ同年代のしまお・しまこさん、
T橋夫妻が今も現役でがんばっておられる姿だったんですね。

体力はもちろん、記憶力も減退気味な今日この頃の自分。
それがワカモノに混じって、
暗譜&パフォーマンスを華麗に決め、
かつ楽しそうに歌われる姿には
本当に頭が下がりました…。



そんなわけで(ちょっとがんばって)
数か月ぶりにブログ更新となったわけです。
次回もこのようなネット配信がありましたら
このブログでも大いに宣伝したいと思います。
本当にあの10倍の視聴者数がいてもおかしくない演奏会でした!


松下先生、前田先生、VOX GAUDIOSAのみなさん、
ネット配信に関わったみなさんに心からの感謝を!