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G.U. Choir 4th CHORUS CONCERT感想

 

G.U. Choir 4th CHORUS CONCERT

2017年 3月5日 14:30~

宝塚ベガホール



こちらも2か月前のメモが元なので
備忘録として。


 




京都の合唱団、G.U.Choirさんの演奏会に初めて来ました。
2年前に聴いた全国大会での演奏が忘れられず。

昨年はユース部門から一般部門に変更して出場し、
残念ながら全国大会には進めなかった若い団体。
2年前のユース部門での観客賞座談会の様子はここに。
http://bungo618.hatenablog.com/entry/2015/12/11/211937

この観客賞でG.U.Choirさんは第1位を獲得。
出席者は興奮気味にその演奏を語っています。


 

 

 

 

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会場の宝塚ベガホールも、
国際室内合唱コンクール以外では初めて。


プログラムでは
Sop.7 Alt.9 Ten.8 Bas.9

指揮はすべて山口雄人さん。
ピアノは長尾優里奈さん。




第1ステージは「自由への祈り vol.4」と題した
海外の作曲家を集めたステージ。
女声男声各14名。


1曲目のヴィクトリアから
良いホールということもあるが
豊かに音が立ち昇る。

メンデルスゾーンは良いテンポに感情が乗る。
細部まで表現が繊細で、かつなめらか。

3曲目のイェイロ「Northern Light」が
このステージで一番良かった。
音が生まれる瞬間を大切にした始まり、
語りかけるような音楽の運びに、
気持ちの盛り上がりクレッシェンドが上手く重なり。
フォルテッシモと静寂。
そして響きあるピアニッシモでふたたび・・・と
音楽の中のメリハリと感情の同期が素晴らしい。







第2ステージは「G.U.チャレンジ!!」
昨年のコンクール曲を演奏するステージ。


「角を吹け」は良いテンポで明るく音楽が進み、
旅の楽しさが伝わってくる。

ウカシェフスキ「O Sapientia」は
この作曲家特有の熱い大音量が迫力と緊張を。
中間の弱音部でもダレず。
「Crucem tuam adoramus,Domine」は雰囲気一変。
あたたかく、光を感じさせる音に涙腺が緩む。
ラストも心に染みる美しさ。







第3ステージは
團伊玖磨先生の「筑後川」。

合唱曲としては「懐メロ」に位置する曲かもしれないが
(初演が1968年)
これがとても良かったです。
擬人化された川の誕生と海へ注ぐフィナーレ。
語感を生かし、各部を丁寧に、ドラマ性豊かに演奏されて。
約半世紀前のこの曲が(私も全曲を生演奏で聴くのは初めて)
とても新鮮に響きました。

最終曲「河口」で、
第1曲の「みなかみ」で使われたフレーズが
力一杯歌われたラストには胸に迫るものが。

たいていの演奏でこのような曲は
懐古が伴って昔の響きが匂うものなのですが
指揮者、演奏者とも20代の合唱団のためもあり、
みずみずしい新鮮な音楽の喜びがありました。

個人的にはこの演奏会で一番印象に残ったステージ。





第4ステージは
「G.U.アラカルト ~新しいG.U.(自由)見つけませんか~」


宝塚調?の女性司会進行の元、様々な曲を揃えたもの。
演出、動きも加えた演奏は楽しく。

森山直太朗「花」(編曲:榎本潤)が
とても良かったんだけど、
この曲って結構メジャーなんでしょうか?
初めて知りました。
ソリストの女声が凄く良かった。
ポップスをマイク使わずに歌うって
難易度高いはずなんだけど、素晴らしかったです。

アンコールの「Shenandoah」(編曲者不明)は
のびやかな女声にエコーの効果。
追憶を感じさせ、余韻が残る演奏で
見事にこの演奏会を締めてくれました。



指揮の山口さん、
歌い手さんの繊細な感性が鋭く楽曲を捉え、
深い共感と確かな技術で
しっかり真摯に音楽を伝えてくれました。
全部で19曲、たった1曲もおろそかにせず、
何度も背筋に電流がはしり、
目が潤んだ演奏会。
大変満足度が高かった!


来年度は3/18(日)川西市みつなかホールにて
Eriks Esenvalds、
そして大中恩先生の「島よ」。
さらに今をときめく新進気鋭の作曲家、
森田花央里先生への委嘱新作初演だとか。
来年も、ぜひ行きたいと思います。

 

 

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個人的に「筑後川」「島よ」路線だったら
萩原英彦先生の「深き淵より」を聴いてみたい!
G.U. Choirに合うと思うんですよねえ・・・。




(おわり)