歌の話


 以前、ロスコを調べていた時に
こちらのサイトを見つけた。
 こういう方が合唱をされている、というのはとても嬉しい。


 http://d.hatena.ne.jp/yukoz/20080101

一方、一人一人が「自分の声」で歌う
(といっても、もちろん地声ではないし音程も揃っていますよ)
合唱は、初めはその不揃い感がやや気になるものの、
やがてその「歌」と正面から向き合う団員一人一人が、
自分なりの歌への思いを込めて歌う、
その無垢な力の凄みに圧倒される


 もちろん「指揮者の心の声」のみの合唱が否定されるわけでは無いけれど
私の好みに限って言えば、
“一人一人が「自分の声」で歌う”合唱へ傾きつつあるようだ。


 それぞれが野放図に歌えば良いというものでは無いし
ある方向性と確固たる理想が無ければ意味をなさないとも思う。


 ただ、出てくる音楽が指揮者“だけ”の声なのか、
あるいは団員それぞれの声を増幅させるような
アンプのような役目を担っている指揮者なのか、
どちらの音楽かは、ちょっと聴いただけですぐ分かりますよね。



 ・・・音楽って怖いものだなあ、と時々思います。