観客賞座談会 同声合唱部門 その1

 
 
 
 
大学ユース・室内部門の座談会と違い、
長崎ブリックホールの片隅でゲリラ的に行った
同声と混声部門の座談会 。
さて、どんな感じになるでしょうか。
 
 
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夕暮れのブリックホール。
 
 
 
 
それでは観客賞 同声合唱部門 第5位から!
 
 
 
 
La Pura Fuente(女声30名)
 
 
 
力強く直線的な声がカッコイイ!
 
 
良く整えられていましたね〜。
 
 
みんなキレイだった・・・。
(ため息混じりに。ちなみに発言者は女性)
 
 
一同(笑)。
 
 
立ち方が良いんですよ!
 
 
そう、立ち姿が美人!
ちゃんと立っているかどうかで
歌が上手いか下手かわかるからね。
だから良い立ち方をマスターしてるのでは。
 
 
この団体は清泉女学院の若いOG合唱団だね。
 
 
まだ「先生のおっしゃる通りやってます!」
という雰囲気だから、
この演奏に自由さと柔らかさが加われば
もっと魅力的な団体になるでしょうね。
 
 
ブラウスのボタンを
首までキッチリ留めてる感じ!
 
 
うん、ひとつふたつボタンを外せば柔らかさが…。
 
 
なんか違うこと期待してない?(笑)
 
 
自由曲2曲目のジェンジェシは
手拍子やボンゴ、タンバリンも使う曲で。
 
 
ぼく、ボンゴが見えなくて
「あの子、手拍子してないけど大丈夫かな?!」
 
 
叩くの忘れちゃった? って(笑)
 
 
叩き方もカッコ良かったです!
 
 
 
 
《文吾の感想》
 
良く練習されているのがわかる、
硬質で力強い発声は会場を満たしていました。
自由曲最初のデュブラは
フォルテッシモが鮮烈なカッコイイ出だし。
ジェンジェシも雰囲気を変えようとする
意志が感じられましたね。
基礎力はかなり高い団体だと思うので
これからどんな風に変わっていくか、
楽しみです。
 
 
 
 
つぎに第4位
 
 
 
 
小田原少年少女合唱隊(女声26名)
 
 
 
 
課題曲F1が教会で聴いているような!
 
 
一同 同意。
 
 
天井、声の予想している場所が
すごーく高いんでしょうね!
 
 
しかも、力の抜き加減も上等でした。
 
 
自由曲最初のレビッチ「Zima(冬)」は
色々変化がある難曲で。
 
 
それでも全然無理をせず、
軽やかに演奏していて。
 
 
軽やかと言えば2曲目の
「ことばあそびうた(作曲:松下耕)」!
 
 
「べろべろの神さまが〜」で
首をぐるんぐるん回しながら歌っているのに
発声が全然崩れない!
 
 
あれは凄いよね、驚いた、など口々に。
 
 
天才子役!
 
 
毎年毎年、癒やしてくれますね。
 
 
子供らしい、この年代ならではの
魅力に触れられて嬉しかったです。
 
 
 
 
《文吾の感想》
 
課題曲F1は本当に教会で聴いているような、
海外の少年少女合唱団のような響きでした。
演奏後に指揮者の桑原妙子先生、
音楽監督の春子さんに
お話しを聞かせていただいたのですが、
発声で「身体をひとつの筒にする」という言葉が
とても印象的でした。
加えて海外での演奏体験も影響しているのでは。
音楽性も豊かでしたね。
 
日本の俳句をテキストにした
レビッチ「Zima(冬)」は
リズムや息、下降音型やしゃべり声など
さまざまな技法を軽やかにこなしていました。
立体的な音響空間の狙いも素晴らしい。
 
松下耕「ことばあそびうた」も
首回しなどユーモラスな演出が楽しかったのですが、
その演奏の難しさを考えると真顔になるほど!
 
 
ツイッターの感想では
 
「感動して泣いちゃいました」
 
…などという声もありましたよ。
 
全国大会では初の金賞受賞でしょうか。
おめでとうございます!
 
 
 
(同声合唱部門 その2へ続きます)