観客賞スポットライト 同声合唱部門 その4

 

 



さて、同声部門のご紹介は今日と明日で終わりです。



今回は観客賞の投票について!



参加資格:「大学ユース部門」「室内合唱部門」
     「同声合唱部門」「混声合唱の部」、
      それぞれ全団体を聴いていること。
      (その部門の出演者は投票できません)



投票方法は2つあります。
(必ず各部門の全団体を聴いてくださいね!)



1)ツイッターによる投票

投票方法:ご自分のツイッターアカウントで
ハッシュタグ

#同声合唱17

を付けて
20日同声合唱の部終演(予定13:04)から
審査発表が始まる前の19:30まで
良かった2団体を書いてツイート。


その際、各団体の後に感想を書いていただけると
とても嬉しいです。
1団体だけの投票でも結構ですよ。
3団体以上を書かれると無効です。すみません・・・)

※昨年、ハッシュタグを間違えた方が
何人かいらっしゃいました。
1文字でも間違うと捕捉できないので
正確にお願いします!

 


ツイート投票の例:

メンズヴォーカル●● 漢を感じる迫力ある演奏!
▲▲レディースコア 繊細で正確なハーモニーに聴き惚れました。
#同声合唱17

 

 

 



ツイッターアカウントを持っていない方は

2)メールによる投票

投票方法:メールアドレス
bungo0618*yahoo.co.jp
(↑ *を@に替えて下さい)
良かった2団体を書いて送って下さい。

件名は「観客賞」で。
締め切りの時間は
ツイッターでの投票と同じです。


つまり


1)その部門の出演者じゃない全団体聴いた人

2)2団体もしくは1団体を書いて

3)部門終了後すぐに投票


…してくださると、非常に助かります!

ご投票よろしくお願いいたします!



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慶應義塾ワグネル・ソサィエティー男声合唱団公式ツイッター様より転載

 

 

 


合唱団お江戸コラリアーずさん出演後は
20分の休憩をはさんで、同声部門の後半です。

 

 

 

 

 



高校の名門合唱部と
室内合唱部門のチャンピオンの合同団体、
2年ぶりの参加です!











6.佐賀県・九州支部代表

Choeur Nature

(女声43名・2年ぶり・第68回大会から2回目の出場)




クール・ナチュール。
2年前の出場時、私は

 


オルガンを使ったF2から圧倒。
声楽的練度の高さ、優美な音楽。
自由曲、堅田優衣先生の
「樋口一葉日記~書いて、生きるから」より
「1.我が身一代の」「3.なかなかにおもうことは」
分断された主旋律とBGMの関わり、
要所に挟まれる独特な和音が面白い。
これだけの難曲をよくここまで仕上げられるな〜と
感嘆のため息が漏れました。


…などと感想を書いています。
実力は折り紙付きのこの団体。

今年の課題曲はF4 鈴木輝昭先生「朱の小箱」。
さて、自由曲は?


団員さんからメッセージをいただきました。

 


クール・ナチュールは
佐賀女子高校と女声合唱団ソレイユの合同合唱団です。
合同での練習は、
あまり回数をたくさんできないので
集中して行っています。
と言っても、
いつまでも立って歌い続けられる高校生に対して、
隙あらば座ってしまうソレイユ年長組の私たちです(笑)。

今回は、池辺晋一郎先生に委嘱した
「東洋民謡集Ⅴ」を皆様に紹介したく
2年ぶりにコンクールに参加しました。

1曲目は沖縄のわらべうた「じんじん」
(「じんじん」とは沖縄の方言で「ほたる」)、
2曲目は「しっちょこはっちょこ」
佐賀と長崎のわらべうた(6曲)を元に作られています。

「しっちょこはっちょこ」は
指揮の樋口先生は小さい頃
お母様から歌ってもらっていたと言われていました。
団員にも数名知っている者がいました。
どちらの曲も、歌う度に新たな発見があり
練習していてとても楽しいです。

11月に音楽之友社より楽譜が発行されまして、
全国大会当日に会場でも販売されるとのことなので、
ぜひお手にとって楽譜とともに聴いてみて下さい!

 

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団員さん、ありがとうございました。

「隙あらば座ってしまうソレイユ年長組」
…と書かれていますが(笑)
前日の室内部門に続き、連日の本番!凄い!


自由曲の「東洋民謡集Ⅴ」はこのシリーズ初の女声合唱で、
しかも日本の民謡だけを素材にしているとのこと。

いただいた初演時のプログラムに
池辺先生は全国大会の審査員として
佐賀女子高の演奏を聴いて感銘を受けたことを
作曲の動機のひとつとして挙げ、


樋口久子先生の音楽作りに瞠目している。
それが「V」作曲のモチヴェイションであった。
佐賀から発信できることも、大きな歓びである。

…と記されています。

関わりの深い地元の歌を題材にした委嘱作品を、
全国大会という場で発信する。
素敵なことだと思います。

演奏に佐賀という地の力が強く宿りますように!


 

 






続いてはこちらも高校の名門合唱部と縁の深い、
初出場の団体です。









7.福島県・東北支部代表

合唱団L'alba

(女声25名・初出場)


初出場おめでとうございます!

さて、私も含め団名やその成り立ちに
興味津々の方がいらっしゃるかと。
団員さんからメッセージをいただきました。

 

 

 

皆さまこんにちは。そして初めまして。
福島県から参りました女声合唱団、
合唱団L'alba(ラルバ)です。

わたしたち合唱団L'albaは、
「黎明の、あなたたちの声で
 もう一度女声合唱の世界がみたい。
 あなたたちにしかできない女声合唱の素晴らしさを
 世に知らせたいんだ。
 これがわたしの描いている夢なんだ。
 力を貸してくれないか。」
と高校時代の恩師である星英一先生
(現福島県立福島東高校教諭)のお声掛けのもと
福島県立安積黎明高校コーラス部のOGが集い結成し、
2年目を迎えました。
L'albaはイタリア語で「黎明」の意味をもちます。


今回演奏いたします曲は
鈴木輝昭先生の「朱の小箱」、
石島正博先生の「女歌」
(序歌 さねさし、二 髪ながき、四 雪の日の、
 終歌 シッチハタバルヤ)です。

わたしたちは高校時代に
鈴木輝昭先生の多くの作品に出会い、
魅了されてきました。
高校を卒業してもまた先生の作品に取り組めることに
幸せを感じております。
また、石島正博先生の「女歌」は、
2006年に合唱団はるかさんにより委嘱初演された作品です。
今回は、25名で18声…団員一人ひとりが
大切な存在であるということを再確認させられました。
この2つの作品を通して乙女心をもつ少女、
熱くも切ない恋心をもつ女性、
神職者としての女性…。
わたしたちならではの、
わたしたちにしかできない音楽をお届けいたします。

団員は大学生から社会人までと、
高校時代には接点のなかった先輩や後輩と
一緒に活動しております。
またこのメンバーで歌う機会をいただけたこと。
大好きな星先生の指揮で歌えること。
わたしたちの演奏を楽しみにしてくださる方がいること。
すべての巡り合わせに感謝し、
わたしたちの音楽をしたいと思います。


舞台裏で順番を待っているあの空気
暖かい拍手に包まれながら入場するあの高揚感
歌い始めの星先生の表情
眩しいほどにキラキラした照明のあの感じ


26日東京芸術劇場で
どんな景色が見られるのか楽しみでなりません。
聴いてくださる方々にとってもわたしたちにとっても
幸せな時間となりますように。

 

 

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団員さん、ありがとうございました。
なんと「L'alba」はイタリア語で「黎明」の意味を持つんですね!
課題曲の鈴木輝昭先生の作品演奏は、
多くの委嘱作品、名演を生み出されてきた
安積黎明高校のOG合唱団ということで期待してしまいます。

自由曲の作曲者、石島正博先生の作品は
コンクールではあまり演奏されないかもしれませんが
平成4年女声の課題曲で高田敏子さんの詩に作曲された
「忘れもの」という名曲がありまして。
安積黎明さん前身の安積女子さんの演奏が素晴らしく
毎年夏が終わるたびに聴き返しております(笑)。


東北支部大会を聞かれた人の感想は


L'albaは安積黎明OGということもあり、
既に実力はお墨付きといったところでしょうか。
コンクール初参加の昨年も東北支部大会で
L'Aube des Tempsと室内部門同順位で
惜しくも全国出場を逃していましたので。
星先生世代のOGが中心ということもあり、
サウンド作りに長けた演奏だったと思います。
一方で大人の女性の色っぽい表現も随所に感じられ、
高校生のそれとは一線を画した演奏だったかなと。

…というものでした。


今回の「女歌」はメッセージにも記されているように
式子内親王、歌人、俳人など
さまざまな女性の言葉をテキストにした作品。
どことなく和の香りもする繊細な楽曲です。

18声を25人で演奏する・・・
きっとL'alba団員さん
ひとりひとりが息づく演奏となることでしょう。

一般部門では初めての全国大会。
どうかすべての力を出し切れることを願っております。




(明日に続きます)