観客賞座談会・混声合唱部門 その3

 

 

 

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サッポロビール園

 

観客賞・混声合唱部門 第1位!

 


CANTUS ANIMAE

(61名)

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Photo by フォトライフ

 

 


一同 拍手!

 


文吾 CAさんは昨年に続いて混声合唱部門1位です。
http://bungo618.hatenablog.com/entry/2018/03/26/002738


課題曲G1、凄く好きでした!
敬虔さとでも言うか・・・。


雰囲気がありましたよね。
表現力だって実にあるし。
「練習してきました!」
という迫力がとてもあったな。


熱いんだけど、
どこかに静けさを感じさせるような…。


うん、「ひそやかさ」みたいな。


そう! 「ひそやか」!


歴史的背景をよく捉えて
演奏していた印象でしたね。


おそらくは、声楽全般に関して
時代や様式をよく知っていて、
それを土台にした
音楽作りをしているんじゃないかな。
良い意味で「歳を重ねたマニア」の歌い方。


文吾 マニア?! 
   まぁ、マニアでしょうねえ・・・。


発した声に迷いがない印象だった。
あと、例年に比べて雑じゃなかったな。


一同 って!(笑)


いや、それはありましたね。
ノイズが少なかった(笑)。


めっちゃわかります!
「今年は整えてきたな~」って思いましたもん。


文吾 雑というか
   今までは個々人を前に出して
   「味」としていたのを
   今年は少し揃えてきたのかな(笑)。
   自由曲:松本望「夜ノ祈リ」は?


ピアノが良かった!


一同 良かったですねー!
   そりゃあもう! すっばらしい!
   (…など口々に)


野間春美先生も良かったけど、
平林知子先生のピアノの雰囲気、
凄かったもの!


ホントですね、スリリングと言うか。


一番最初の音から掴まれた!


平林先生のピアノは
「世界に没入したサウンド」を
作っているよな、と印象に残っていて。


そうですね、曲の世界に入ってるんだけど
表現は全部外に出ている。
アーティストのCoccoみたいですよね。
妬みとかめっちゃネガティブな気持ちで
曲を作っているんですけど、
聴いている人には凄く伝わってくる。
自己満足で閉じているんじゃない。
平林先生のピアノはそこが凄い。


文吾 合唱の感想も(笑)。


この「夜ノ祈リ」は
何回も演奏されているし聴いているけど
やっぱりCAの演奏が一番恐かったです。
音楽を聴いて追体験しているような…
手に汗握るところと
血の気が引くところがありました。


CAの演奏にこのフレーズを使うのは
こすられすぎていてイヤなんですが、
まさに魂を揺さぶられる演奏でした。
激しい怒りと諦念の中に
かすかな希望の光が差し込むような。
すごく重厚で密度の高い演奏だったと思います。



《文吾の感想》

課題曲G1はソプラノの声の広がりと
収め方にまず魅了されて。
各パートさまざまに
紡ぎ出される祈りの歌が存在しているのだけど
全体でもひとつの線にも聞こえるような。
熱さの中にも決して揺らがない祈り。
それを静けさに感じたのかもしれません。
「夜ノ祈リ」は最初の一音から
世界に引き込まれる緊張感とその表現の深さ。
ラストの終わったと思わせてから
肺腑を潰すような「出せない声を出して」まで
全く予定調和に感じられませんでした。




メールの投票では

 

課題曲の端正さと自由曲の熱さ。

 

(課題曲)静謐な、そして静かな中にも、確かに、密かに回りつづける歯車



ツイッターの投票では

 

CA一択。
課題曲から次元が違ったと思う。

 

素晴らしいのひとこと、きめ細かい表現力はどこの団より秀でてた~

 

曲の流れ、雨森先生が作るうねりが好きです。
選曲!強弱に表現!!!

 

魂に直接響くような音でした。

 

ベース愛しています。
CAの課題曲だけ教会にワープしたような錯覚に陥りました。
自由曲も聴くたびに違った良さがあり、今回も鳥肌立ちっぱなしでした。


…という感想がありました。



CANTUS ANIMAE団員のMariさんから
混声合唱部門第1位受賞に対し
メッセージをいただいております。

* * * * * * * * * *

観客賞1位!これに勝る名誉はありません。
本当にありがとうございます。
今年は、まず自由曲が決まりました。
委嘱して初演した者として、その音楽を一人でも多くの方に届けることは、義務だと思っています。
そして、それには、コンクールの全国大会で演奏することが最も効果的です。
もちろん、いい演奏をしなければ、聴き手の心には残りませんから諸刃の剣ではあるのですが……。
二つの祈りの音楽は、それほどに、私たちにとって大切な宝物なのです。
一昨年のコンクールで永遠の光を歌っているので、今回は1曲目の夜ノ祈リということは決まったのですが、これに合わせる課題曲となると選択肢は一つしかありませんでした。
救いのない夜ノ祈リには、救いとなるAgnus Deiしか考えられなかったのです。
ところがこれが難しい。
60名弱の人数でポリフォニーの線を明確にして、純正な音律で演奏することを目指してみたはものの、悪戦苦闘、ありとあらゆる考えうる限りの練習をしたと思います。
最後の最後まで足掻き苦しんだので、観客賞は、本当に本当に嬉しくて、全ての苦労が報われた気がします。

聴いてくださった皆様に感謝します。
ありがとうございました。

* * * * * * * * * *

Mariさん、ありがとうございました。
観客賞スポットライトでのCAさんの項で
私はこう書きました。
http://bungo618.hatenablog.com/entry/2018/11/17/213147

 

「夜ノ祈リ」は「祈り」という行為を演奏者それぞれが、どのように声、音に表せるかが問われる作品だと思うのです。
この全国大会でも課題曲を含め、数多くの宗教曲が演奏されます。
宗教曲が生まれた「祈り」に立ち返り、「祈り」そのものを問う。
聴いた後、私たちが「祈りとはなにか」と自身に問いかけるようになるかもしれません。
そんな演奏をCAさんには期待しています。


期待に大きく応えて下さったCAのみなさんに感謝を。

 



そして、2月2日、明日になってしまいましたが!

 


CANTUS ANIMAE 第二十二回演奏会 ーこの曲、聴いたこと ありますか?!ー

 

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素晴らしい演奏会になりそうです。

※当日券について
当日券の販売数には限りがございます。
前売りチケットをお持ちの方のご来場状況により、ご来場いただいても、当日券をお買い求めいただけない可能性がありますので、予めご了承ください。
…だそうです。





(次回からは7位以内に入らずとも印象に残った団体の感想を)