「にっぽんの合唱オンライン・ティービー」第7回 作曲家の自作自演を聴こう!




カワイ出版さんが毎週金曜日に公開する「にっぽんの合唱オンライン・ティービー」。

 

 

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毎回、素晴らしい企画で楽しませていただいているんですが、今回は特に聴いて欲しい名演なんです!



作曲家:森田花央里さんのピアノによる「青い小径」も竹久夢二の抒情と、森田さんの音(端々にジャズピアノを思わせるカッコ良さ!)が心の琴線に触れる演奏でとても良かったのですが。

 

鼻水って!(笑)




次の作曲家:松本望さんと平林知子先生のピアノ連弾による「二つの祈りの音楽」。

 

 



この曲の広がりと、そして烈しさと気高い祈りの美しさはみなさんご存知だと思います。
2016年初演のCANTUS ANIMAEさんのDVDでは、初演後にピアノを弾かれた松本さんが、「終わった後私も思わず舞台上で感涙するという人生初の経験をしました」と仰られたように、目に当てた手では隠せないほど泣かれていました。




恥ずかしながら私もDVDで初めてこの曲を聴いたあと、胸の奥からせりあがるものをこらえきれず、声に出してまで泣いてしまったのを思い出します。
慶応義塾ワグネル・ソサエティー男声合唱団さんによる男声編曲初演版もDVDで聴きましたが、こちらも素晴らしい演奏。
あい混声合唱団さんによる弦楽アンサンブルとの演奏も、とても良いものです。
今後、児童合唱やオーケストラとの協演版などに広がっていくことを願ってやみません。

 

 




最後に、この楽譜から松本望さんの言葉を抜粋します。


「遠く離れた所にいて音楽で一体何が出来るのか、いつも無力感に苛まれる。(中略)それでもやはり音楽をする我々には、大変な状況にいる方々への気持ちを音に託して祈り、伝えようとすることが、自分たちが出来る精一杯のことなのかなと思う。」

 

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みなさん、期間限定ですので今週の金曜夕方までに、ぜひ、ぜひ! お聴きください。