連休最後の日、札幌でアイヌを題材にした音楽作品の演奏会のお知らせです。
ピリカⅡ「音楽と絵で紡ぐ神謡・童謡・古謡」
〜知里幸恵『アイヌ神謡集』刊行から100年〜
日時:2023/01/09(月)
開場13:30 開演14:00
会場:札幌市生涯学習センター(札幌市西区宮の沢1-1)ちえりあホール
入場料 一般1,500円、学生500円
お問合せ:Jin企画(陣内)
jinkikaku2020@gmail.com
【出演】
◆ソプラノ:陣内麻友美
◆ピアノ:平野雅子
◆マリンバ・打楽器:水谷明子
◆合唱:札幌混声合唱団
◆指揮:陣内直
【プログラム(予定)】
「アイヌの叙事詩による対話体牧歌」(伊福部昭 作曲)
金子みすゞの詩の歌より 大漁 わらい (中田喜直 作曲)
「ハッシャバイソングズ」(石黒晶 作曲)より イヨンルイカ
「銀のしずく ふるふるまわりに」 (向山千晴 作曲 鈴木隆一朗 イラスト)
「ピリカピリカの主題による美しい変奏曲」(向山千晴 作曲)
金子みすゞの詩の歌より 月日貝 暦と時計 (山﨑浩 作曲)
「タプカル・キ・キ-アイヌの語りつぎ 混声合唱組曲」(石黒 晶 作曲)
大通情報ステーション・イベント詳細ページから転載です。
「ピリカ」の演奏会は2021年、~北海道と沖縄に歌いつがれる民謡を求めて~と題してはじめました。
今回2回目は、~知里幸恵「アイヌ神謡集」刊行から100年~として、札幌混声合唱団が民謡編曲で日本を代表する作曲家石黒晶氏に委嘱した「タプカル・キ・キ — アイヌの語りつぎ 混声合唱組曲—」に加えて、主催者が作曲家向山千晴氏へ委嘱した2018年「銀のしずく ふるふるまわりに」、2019年「ピリカピリカの美しい主題による変奏曲」といった作品を中心に演奏いたします。「銀のしずく ふるふるまわりに」では、アイヌの絵本に数多くイラストを手掛けるイラストレーターの鈴木隆一朗氏の絵をプロジェクターで映しながら演奏し、お客様に視覚的にも楽しんでいただきたいと思っています。
北海道を代表する作曲家・伊福部昭氏の「アイヌの叙事詩による対話体牧歌」も、原曲通りにティンパニーと一緒に演奏する予定です。
また、知里幸恵と同じ年、明治33年に生まれ、短い生涯で多くの作品を残し、北と南のどこか重なる二人の女性、金子みすゞの詩による歌もプログラムに入れてお客様に変化に富んだ音楽を聴いていただきたいと思っています。
伊福部昭のソプラノとティンパニーの共演という珍しい作品や、プロジェクター投影とソプラノの歌唱。
さらに創立30年を超える札幌混声合唱団さんが石黒晶氏に委嘱された「タプカル・キ・キ — アイヌの語りつぎ 混声合唱組曲—」の6年ぶりの再演。
ソプラノ、ティンパニー、そして合唱と、音楽としてもさまざま。
書かれるように、視覚的にも楽しめる素敵な演奏会になりそうです。
ご盛会を願っています!