観客賞スポットライト 混声合唱部門 その5

 

 

 

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札幌Kitaraホール

 



 

 


札幌も雪が降り始め、積もりだしたもよう?!
防寒と滑り止め対策はしっかりしたいですね。

 

・・・ところで。

 

 

 

おっと、史上かつてない2次会、まだ募集しているようですよ。
もちろん前もっての申し込みが有り難いでしょうが、当日でもOK!とのこと。
今回は出演者に限らず、どなたでも大丈夫!

 


〇2次会概要
会場:ホテルノースシティ 2F宴会場 金柔の間
(北海道札幌市中央区 南9条西1丁目)
時間: 22:30 - 0:15(予定)
会費: 3,500 円(予定)
※各団の打ち上げ後の開催と言うことで、
 開催時刻が遅い時刻となりますことをご了承下さい。

 

メールで送るならアドレス:magro*crux.ocn.ne.jp まで
(* を @ に替えて下さい)

 

 

 


さて、唐突に「KitaraマニアさんによるKitara豆知識のコーナー」!



<お化粧室の場所>

お化粧室は一階も二階も下手側が女性用、上手側が男性用なので座席選びの参考にどうぞ。
今回のコンクールで解放してるかわからないけどP席(ステージ真後ろ)入り口付近にもお化粧室あります。
3階はLC/RCブロックそれぞれの入り口しかありません。
3階中央CCブロックへは2階CB1/CB2扉から上へ。

あとこれは時と場合によるけど、開場直後は入り口近くの1扉と、2階中央席に入れるCB扉近辺の動線が混むので、1階奥の2扉から入るとサクッと上手側のいい席見つけられたりします。
ちなみに2扉近くには知る人ぞ知る(?)小さなKitaraギャラリーがあるのでぜひ。

 

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トイレの場所は重要ですよね!



<近辺のコンビニ情報>

昔と変わってなければ、Kitaraは一般のお客様が入れるエリアに自動販売機を設置しておらず、ホワイエ内にお水飲み場が数カ所あるだけです。
出演者用の楽屋口には一応自販機があります。
が、数が多くないので今回のような多くの方が関わるイベントはペットボトル飲料を買って、ご自身で用意する方が◎
カフェやレストランを利用するのもおススメです。

最寄りのコンビニは楽屋口近くの小さな橋を渡った先にあるセブンイレブン札幌山鼻店です。
徒歩5分くらいかな。
行く前に買うなら地下鉄中島公園駅1番出口すぐにもローソンがあります。
キタラ最寄りは3番出口なので注意。
駅から市電通りに向かって歩くとセイコーマートもあります。

 

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セコマ! セコマ!!
Kitaraマニアさん、ありがとうございました!
・・・ン?

 


パイプオルガンのパイプ数は全部で4976本。
語呂合わせでヨクナル(鳴る)です。

 

へ、へぇー・・・。


 札幌コンサートホール Kitara


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中島公園にあるバーンスタイン像。

 

 


では出場団体のご紹介を始めましょう!

昨年混声合唱部門金賞2位、観客賞も第2位。
出場された前9回すべて金賞という超・実力合唱団と言えば?







11.東京都・東京支部代表

Combinir di Corista

(36名・5年連続出場・第61回大会から10回目の出場)



団HPによると。
多様なレパートリー、すなわち「品揃え」にこだわり、コンビニエンスストアーにちなんで団名を「コンビーニ・ディ・コリスタ」とされた、通称コンビニさん。

昨年の座談会では

 

大好きでした!

課題曲の「子どもは……」
最後の和音がこの曲を演奏した中で
展開形が一番きれいに響いてました。

非常に練られた発声で
力強く、説得力ある演奏。

課題曲も含めて、凄いストイックでしたね。
演奏、音楽の全てに対し緊張感がみなぎっていて。

自由曲のGyörgy Ligeti「Lux Aeterna」は?

人の声とは思えないさまざまな音が、
またこの東京芸術劇場というホールの力で
ステージ上からだけではなく全方位から聴こえてくる!
 
良い意味で人の声じゃない。
「楽器は鳴らしてないよね?」と疑っちゃう。

目をつぶって聴くと
本当に変容する時間と空間を感じられたんですよ。

「音楽は時間をデザインすること」という言葉を
体現するような演奏だったね。

「宇宙の響き」と称した人もいましたが、
別世界に持っていかれてしまうような
得難い演奏体験でした。

 

 http://bungo618.hatenablog.com/entry/2018/03/26/002738



コンビニさん、今回の演奏曲は
課題曲:G2 Chor der Engel(Johann Wolfgang von Goethe 詩/Franz Schubert 曲)
自由曲:和合亮一作詩、信長貴富作曲「混声合唱とピアノのための 静寂のスペクトラム」より「とてつもない秋」


コンビニ店員さんよりメッセージをいただきました。

 


こんにちは!コンビニことCombinir di Coristaです。

今年7月、私たちコンビニは第10回定期演奏会にて信長貴富さん作曲『混声合唱とピアノのための 静寂のスペクトラム』を委嘱・初演いたしました。

本コンクールの自由曲では、4曲よりなるこの曲集の最後の曲『とてつもない秋』を演奏いたします。

『静寂のスペクトラム』は詩の選択から信長さんにお任せし、“視覚詩”を中心とした意欲的な作品となりました。
今回演奏する『とてつもない秋』は、“ツイッター詩人”して今をときめく和合亮一さんの作詩なのですが、一見つながりのない言葉の羅列、多用されるエクスクラメーションマーク…!!
この詩をどうやって音楽に!?という印象の詩です。

信長さんは、おそらく主人公が“ある光景”を見て「とてつもない秋だ」と感じたところから、連想ゲームのように「秋を感じるもの」のイメージが次々に溢れ出したのではないか…と解釈され、「秋を感じるもの」のイメージが次々に浮かぶ様子をそのまま音楽として作られました。

スピード感溢れるイメージの洪水が音楽となり、最終的に「とてつもない秋だ」と感じた“ある光景”にたどり着きます。
「ああ、信長さんの音楽だ」とどこかホッとしつつも、凄みのある締めくくりとなっています。

コンビニ店員としては、詩の中にある大量の「!!!!!」を信長さんがどのようにして音楽で表現されたのか、楽しみながら聴いていただきたいです。
わが店自慢のピアニストが合唱団と一体となって弾くピアノにも是非ご注目ください。

一方、課題曲はシューベルトのChor der Engelを演奏します。
店長とともに、美しい和音をひたすら追求して参りました。
課題曲と自由曲、方向性の違う2曲の良さをそれぞれ表現したいと思っています!

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合宿での写真ということです。



店員さん、ありがとうございました。

コンビニさんの委嘱曲であるこの「静寂のスペクトラム」、今年のハーモニー誌秋号での「わたしたちの委嘱作品」記事も大変興味深く読ませていただきました。
2年前に観客賞1位を受賞された「春と修羅」がきっかけで委嘱されたそう。

 

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ハーモニー誌記事中ではメッセージにも書かれているように「!」の多さが特徴的な、迫力ある詩ということ。
「1行のほとんどが『!』という行もあるのですが、その部分の信長先生の表現方法が素晴らしく、なるほどな、とニヤリ。」
さらに「ダイナミックさや疾走感、みずみずしさがありながらも、侘び寂びも感じさせる美しい曲」だそうで、これは聴いてみたくなります!
曲名で検索してみると「信長作品の新たな傑作!」などという評価も多いんですね。

コンビニさん、今年の7月に開催された東京国際合唱コンクール混声合唱部門でも金賞2位。
課題曲でのパフォーマンスの質の高さ、ブラームス、ロッティ、ブルックナーの曲をすべて過不足無く、集中力を切らさず、幅広い表現力に圧倒されました。
http://bungo618.hatenablog.com/entry/2018/08/24/124053

高い実力を持たれるコンビニさんが、満を持して思い入れのある作曲家に委嘱されたこの「静寂のスペクトラム」。
「Combinir di Coristaは品数豊富で、現代から古典まで曲を選ばず、あらゆるスタイルの実現を目指す合唱団だと思っています。そういった団だからこそ、自分の作曲の幅としては最先端のところで勝負したいという気持ちがありました」と「わたしたちの委嘱作品」記事中での信長先生のご発言。
「最先端のところで勝負したい」!

演奏まであと4日、店員さんの「信長さんがどのようにして音楽で表現されたのか、楽しみながら聴いていただきたいです」が実現する時間、待ち遠しくてたまりません!






続いて、澄み切った音と大人の音楽で“通”を魅了する合唱団と言えば?

 

 

 

 



12.山形県・東北支部代表


鶴岡土曜会混声合唱団

https://twitter.com/tsuruokadoyokai

(54名・3年連続出場・第50回大会以来12回目の出場)

 


昨年は課題曲の三善晃先生「子どもは……」を自由曲に選ばれました。
座談会では


大好き!

課題曲G1がとても清潔な感じで…。

一同 わかる!(など、口々に)

旋律の線が美しかったですよね。

良いソプラノがメリスマも含め、
しなやかに流れを作っていって。

繰り返しで徐々に高まってくのが
「上手いなー、ヤルなーっ!!」

そして自由曲ですよ。
三善晃先生の課題曲「子どもは……」を
自由曲2曲目に持って行く!

「その手があったか!」

この選曲は効いてましたね。

組曲で聴く理由が納得できたよね。

一同 うんうん。

もう「すいませんでした!」と思ったもん(笑)。
「子どもは……」を最初に課題曲として聴くのと
こんなに印象が違うのか!と。

歌い上げる温かさがより一層感じられました。

「願い 一少女のプラカード」の最初に
うるうる来た!

私もそうなんです。
「生きていてほしいんです…」
凄く丁寧に歌われて。

大人が集まって歌われることに意味のある演奏でしたね。
そういうところに泣けてしまう。

 

http://bungo618.hatenablog.com/entry/2018/03/31/144324


鶴岡土曜会さん、今回の選曲は
課題曲:G1 Agnus Dei (「Mass for Four Voices」から)(William Byrd 曲)
自由曲:谷川俊太郎詩、三善晃作曲「クレーの絵本 第1集」より「あやつり人形劇場」
高田敏子詩、三善晃作曲「五つの童画」より「風見鳥」

今年も三善先生の作品ですね。
代表の阿部さんからメッセージをいただきました。 

  


昨年は「名曲シリーズ」の中から自由曲を選ぶというややトリッキーな選択をしましたが、選曲パターンとしては今回も”課題曲はG1、自由曲は三善晃作品” となりました。
ここ数年の選曲(とくに自由曲)については ”名曲を演奏したい”という思い(とくに指揮者の思い)が強く反映されております。

「あやつり人形劇場」については、個人的には平成17年の全国大会における会津混声合唱団の演奏が強く思い出されます。
きれいな言葉が澄んだ音色に乗って流れていく、とでも言えば良いのか、こんなに素敵に歌えるものなんだなとえらく驚いた記憶があります。
同じように歌うことはできないにしても、私たちなりの ”言葉” と ”音色” でこの歌の世界に少しでも近づきたい、少しでも潜ってみたいと思います。
また「風見鳥」については、鶴岡土曜会としては9年ぶりの挑戦となります。
当時とは団員の顔ぶれが少し変わり、今の私たちがどのように演奏できるのか、楽しみでもあります。

”挑戦” というのにはもうひとつ理由があって、この曲を歌った9年前には東北支部大会を突破できず、札幌kitaraでの全国大会に出場できなかったというほろ苦い記憶があるためです。
「この曲で、また今年も?…(^^;」という弱気の虫が顔を出したりもしましたが、今回は晴れて全国の舞台で演奏できることになり、何かジンクスを打ち破ったような安堵感があります。
この曲については「あやつり〜」よりも客観的な姿勢や表現が必要なのではないかと感じていますが、これがなかなか難しく、本番までにどれくらい練り上げることができますか…。

自由曲は2曲とも「絵・画」をテーマとした詩によるものですが、その情景や場面を自分たちがいかに共有しつつ歌うことができるのか、そんな私たちの”挑戦” の成果をお聴きいただければとてもありがたいです。
どうぞよろしくお願いいたします。

 

阿部さん、ありがとうございました。
なんと、9年前の札幌全国大会に進めなかった時の曲が「風見鳥」!
ジンクスを破ることができて、本当に良かったですね。

東北支部大会を聴いた方の感想では「奇をてらわない選曲でも確かな実力に下支えされた誠実な演奏で、私の心にはとても沁みるものがありました」…ということでした。

「あやつり人形劇場」と「風見鳥」。
詩はそれぞれ谷川俊太郎氏と高田敏子氏ですが、どちらも自分の意志を失い、外部要因によって己の行く末を左右されてしまううすら寒さを感じます。
鶴岡土曜会さんの誠実な大人の合唱で、きっと作品の奥深さを感じさせてくれることでしょう。

 

そして鶴岡土曜会さん、昨年は全国大会3日前に定期演奏会を開催されましたが、今年は…?


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さて、鶴岡土曜会混声合唱団では、今年開館しました鶴岡市の新しい文化会館 ”荘銀タクト鶴岡” にて、12月8日(土)に第67回定期演奏会を開催いたします。
「フォーレのレクイエム」がメインステージとなりますが、ソプラノには新進気鋭の佐々木麻子氏(鶴岡市出身)、バリトンには黒田博氏をお迎えしての演奏です。
もし、ご興味とお時間が相当ありましたら、ぜひおいでください (^^;

 

 

全国大会2週間後という、普通の団体なら非常にタイトなスケジュールですが、昨年よりはだいぶ余裕がありますね(笑)。

多くの方が訪れる演奏会になることを願っております!

 

 

 

 

 (明日に続きます)