長岡市・棚田と田園風景
「スマホで全国大会の演奏を!」
ブレーンさんのアプリ「BRAVO Live」。
アプリをダウンロードしたら、全国大会の演奏が30分後に聴けるという優れものです。
会場にいなくてもネットで買えるし、CDプレーヤー、CDドライブ内蔵PCも持っていない人もスマホで聴けるのが嬉しいですね。
QRコード読み取ったら一瞬で、スマホで聴ける!
みなさんとりあえずアプリをダウンロードしておきましょう!!
高松の全国大会で試したら、本当にあっという間に聴けて衝撃でした……!
前回は大学ユース部門の都留文科大学合唱団さん、なにやらゆかし合唱団さん、九大混声合唱団さんの3団体をご紹介しました。
11:17から11:40まで休憩の後、後半の開始です。
6.福島県・東北支部代表
福島大学混声合唱団
(混声・2年ぶりの出場・第55回大会より17回目の出場)
一昨年に出場された時は、課題曲シュッツを格調高く宗教的緊張感に満ちた演奏、自由曲に木下牧子「水底吹笛」を透明感と表現の深さが両立する演奏をされ。
常任指揮者の伊藤勲先生が長年ご指導をされているためか、基礎から丁寧に、誠実に音楽を伝えてくれる印象の団体です。
福島出身の詩人:和合亮一氏を迎えたイベントで和合氏の詩に作曲された作品の演奏や、ミニコンサートなどの活動を続けてきた通称「ふくこん」さん。
福大祭ミニコン❗️
— 福島大学混声合唱団(ふくこん) (@fukukon_u) 2023年10月29日
第1回は11:00から!!ぜひ来てください😊 pic.twitter.com/X79Tgc3O2S
福島大学混声合唱団さんの演奏曲は
課題曲
G1 Wenn mein Stündlein vorhanden ist(「Psalmen und Christliche Gesäng」から) Hans Leo Hassler 曲
自由曲
混声合唱のための「地球へのバラード」 から
「1.私が歌う理由」
「2.沈黙の名」
(詩:谷川俊太郎 作曲:三善晃)
大学ユース部門でG1を演奏されるのは福島大さんだけですね。
前回のシュッツを思い返すに、真摯で精神的な重厚さがある演奏を期待してしまいます。
自由曲「地球へのバラード」 は、これも名曲!
1983年東京大学柏葉会合唱団さんの委嘱初演から、ちょうど40年という節目の年。
ジャズの香りを漂わせリズミックに、真正面から「私が歌う理由」を訴え。
「私がついに呼びえなかったものの名は…黙っているがいい」と夏に告げる「沈黙の名」。
受け取る人間から、さまざまな思いが生まれてくる詩と音楽。
時代は過ぎても、柏葉会さんの若い感性と熱い思いが、きっと福島大さんの演奏に宿ることでしょう。
続いては昨年のチャンピオンの登場です!
7.兵庫県・関西支部代表
関西学院グリークラブ
https://twitter.com/Glee_Kwansei
(男声33名・14大会連続出場・第59回大会から16回目の出場
第1回大会からは30回目の出場)
昨年は4年ぶりの金賞第1位、文部科学大臣賞を受賞され。
柔らかく奏でる課題曲M2、自由曲の千原英喜「Agnus Dei=空海・真言・絶唱」は水や風など自然の表現と祈りの表出が確固たる世界を作っていました。
【関西合唱コンクール】
— 関西学院グリークラブ (@Glee_Kwansei) 2023年10月8日
第78回関西合唱コンクールの応援ありがとうございました。
本年度はシード枠としての演奏となり、また昨年度の活動の成果によって長井賞をいただきました🏆
新潟でもさらによい演奏ができるよう部員一同練習に励みます💪
124代部長 野口純弘#関西学院グリークラブ pic.twitter.com/ytBk4YtSg6
関西学院グリークラブさん今回の演奏曲は
課題曲
M2 Salut, Dame Sainte(「Quatre petites prières de Saint François d'Assise」から) Francis Poulenc 曲
自由曲
GAGÒT
(Sydney Guillaume 作曲)
作曲のSydney Guillaumeは1982年生のハイチ系アメリカ人。
この「GAGÒT」のテキストは父親のGabriel T.Guillaume氏によるもので、ハイチ・クレオール語、フランス語で「人生のフラストレーションを、力強く親しみやすいメッセージとともに、ハートフルな音楽に変換している。誰もが時に打ちのめされそうになるが、"努力と苦しみこそが救済をもたらす"」(作曲者HPより)とのこと。
ハイチ・クレオール語で「Gagòt」は "混乱 "と訳されるそう。
速いテンポで機関銃のように放たれる言葉、マジメに演奏するだけではなく、軽妙な表現も求められるお洒落な作品です。
しかし、東西四連でフリを交え、華麗にカッコ良く「Barbershop Showtime!」を演奏していた関学グリーさんならきっと大丈夫!
日本のえちごコラリアーズさんも「GAGÒT」を演奏し、Sydney Guillaumeご本人から「Wonderful performance」と賞賛されていましたが、関学グリーさんの「GAGÒT」も大絶賛の演奏が期待できます!
Wonderful performance of "Gagòt" by Echigo Choraliers (Japan)!! @EchiKora https://t.co/TJodsWZrCa
— Sydney Guillaume (@SydneyGuillaume) 2020年9月23日
続いては初出場、男声ユース団体の登場です。
8.兵庫県・関西支部代表
Man de rart
https://twitter.com/Man_de_rart
(男声32名・初出場)
初出場おめでとうございます!
Xアカウントの情報によると
「関西を中心に、『王道』な男声合唱曲で滾る演奏をしたいというコンセプトで合唱団を企画」
「関西学院グリークラブOBが中心とな」っているそう。
指揮者は男声合唱団:カンサォン・ノーヴァで意欲ある選曲、センスある演奏を全国大会でも披露されていた下薗大樹先生。
Man de rartさん、今回の演奏曲は
課題曲
M2 Salut, Dame Sainte(「Quatre petites prières de Saint François d'Assise」から) Francis Poulenc 曲
自由曲
平家物語による男声合唱のためのエチュード「那須与一」
作曲:千原英喜
課題曲が関学グリーさんと同じなので聴き比べが楽しみですね。
自由曲は屋島の戦いをダイナミックに描いた曲。
最後に尋常小学唱歌があるのも面白い作品です。
千原先生は「男声合唱ならではの雄渾華美の音絵巻となるよう願っている」そう。
過去に鳥取全国大会で関学グリーさんも演奏されたこの作品。
初出場のMan de rartさんがどこまで聴く者を滾らせてくれるのか、楽しみですね。