観客賞座談会・同声合唱の部 最終回

 

筑後川昇開橋

 

前回は同声合唱部門で印象に残ったMan de rartさん、Nelken Chorさん、HBC少年少女合唱団シニアクラスさんについてお話ししていました。

今回も同声合唱の部で印象に残った団体感想をお送りします。

 

創価学会しなの合唱団(男声41名)

 

 つくづく思うのは……

 「よく練習してますよねー!」

 

 

ABC (わかる、など同意の声 笑)

 

 

 この課題曲M3「彼岸花」

 解釈一致でとても納得できました。

 

 

A ですよね!

 やはり年齢を重ねた深い表現が……。

 

 

C 昔風に歌うと

 ドロドロしたものになるけど

 しなのさんは

 ドロドロさせ過ぎずに歌ってた。

 

 

 感情の盛り上がり、諦観……

 さまざまなニュアンスがあって、

 非常に優れた大学グリーみたい。

 

 

C 褒めてるの?(笑)

 

 

 褒めてます!(笑)

 大人の解釈が表れていました。

 自由曲はカッコイイ信長先生の曲

 「音楽家の友への五つの詩」より

 「4.ギター弾きへの告別」

 「5.ながいながい曲の終りにただ一度立ち上がってシンバルを叩いた人に幸あれ」

 

 

A もう~ピアノ!素敵!

 

 

 あー、ピアニストの前田勝則先生、

 お久しぶりですね!良かったー!

 

 

C ピアノが入った瞬間、

 「わっ、曲が出来ちゃった!」と。

 

 

 ……前田先生のピアノが

 素晴しいのはよくわかったので

 合唱も(笑)

 

 

C 自由曲1曲目、

 アップテンポで言葉を喋るところ

 全く乱れなくて。

 言葉が体に入って歌っていると思ったな。

 

 

 1曲目ラストのハーモニー完璧でした!

 ……でも、非常に失礼ですけど

 「曲に救われた部分」というか。

 「この曲の高いハードルを超えたら

   納得せざるを得ない」もあったし、

 集中力が途切れそうな場面でも、

 曲の強さが演奏を後押ししてた感が(笑)

 

 

C それは鬼のように練習してるから(笑)

 高いハードルも超えるよね!

 

 

 やはり練習は全てを超える!

 

 

A 2曲目は言葉と言うより

 「音の波」という気がして。

 音響効果を重視している気がしました。

 

 

B 和音の変化も鮮やかでしたね。

 

 

A インパクトありました。

 興味を惹く長いタイトルで……

 誰がシンバル持ってるのかな?って。

 

 

BC文 (笑)

 

 

B どこでシンバル鳴らす?と。

 

 

C そうそう!

 シンバル最後?最後かな?!

 

 

 みんなシンバル期待してた!

 そんな詩じゃ無いですよ~。

 ……信長先生に

 シンバル追加してもらわないと(笑)

 

 

C でも最後に

 シンバル鳴らすセンスだったら

 あそこまで人気出てないよ、信長先生(笑)

 

 

【メール、Xの感想です】

※感想をお寄せいただいたみなさま、

引用を許可していただいたみなさま、ありがとうございました。

 

夕焼けが見えた。泣けた。

 

安定感!ストーリー見える。

前田先生のピアノに聴き惚れた…

 

(課題曲)

・音圧◎。

・速いパッセージでもしっかり音が当たっている。

・弱音でもホールしっかり鳴っている。

・ハーモニー、きれい。

(自由曲1)

・入りの音圧十分。余裕も感じる。発語も◎。

(自由曲2)

・伸ばしのハーモニー、音圧十分。

 

明瞭な日本語、木管楽器を思わせるまろやかさと色気が素敵

ピアノと合唱が一体になっている感じもよい

最後のピアノに残った残響まで完璧

 

 

 

VOCI BRILLANTI(女声29名)

 

B 課題曲F4「かつて私は信じていた」

 好きだった~。

 

 

文 白鳥清子先生の貴重な弾き振り。

 透明感と妖しさの中間、

 という感じがしました。

 

 

A ドラマが成立している感じ!

 

 

B この詩ってそんなに声高に

 言える内容じゃないから(笑)

 それをひそやかに歌ってくれるのに

 もうシビレた~!

 

 

C わせじょさんの初恋のキスとか

 熟女を極めた表現とか

 いろいろな演奏あったんだけど。

 ブリランティさんのを聴いて

 「……これくらいなら付き合えるな」

 って(笑)

 

 

 何様だ!(笑)

 

 

A この曲、高校生とも

 練習したことあるんですけど

 「家では練習できない!」

 

 

BC文 (笑)

 

 

C でもこれこそ「演奏の多様性」だよね。

 どれが一位とか無い。

 もちろんブリランティさんも

 素晴しかった。

 

 

文 自由曲は宮本正太郎先生の

 「風のシンフォニー」でした。

 

 

B この人数でよくここまで……!

 

 

A 本当に!

 昨年、96名の松山女子高さんの演奏が

 記憶に残っていて!

 大人数にふさわしい曲かと思ったら

 ちゃんと音楽が成立していた!

 

 

 歌と音響効果のグラデーション。

 統一された発声で、

 その狙いが生きてましたね。

 

 

B 1曲目なんて

 各パートが同時に別の動きをしているのに、

 それが全部クリアに聞こえる!

 音像が崩れない!

 

 

 そう、メモに「正確」って書いてる!

 

 

 やってることが全部伝わってくるから

 凄いな~と。

 

 

 2曲目の「ゆれる」という言葉も

 本当にゆれている感じがして良かったな。

 

 

A そうそう、

 揺らいでる、ゆらゆらしてる……

 

 

 山口眞理子さんの詩には

 触れていないんですけど

 「ゆれる」に似た

 「濡れる」「ぬぐう」などの

 言葉の発音との

 あわいも表現してるのかな?

 

 

B 3曲目はテンポの「ゆれ」も

 感じさせてくれて面白かった。

 

 

C 3曲目は一番、

 自分たちのものにしていましたね。

 ゆらゆらした表現が素敵でした。

 

 

A 白鳥先生とお話ししたけど

 凄い難しい曲なんだってね。

 

 

 超難曲!

 宮本先生は器楽の方だから

 「鬼!」とちょっと思ったな(笑)

 

 

A めっちゃステージから

 風が吹いてきましたよ……。

 

【メール、Xの感想です】

※感想をお寄せいただいたみなさま、

引用を許可していただいたみなさま、ありがとうございました。

 

力強い女声。

自由曲、曲の特徴をよく生かしていた印象。

 

(課題曲)

・ソプラノの響き◎。

・音圧は人数以上。

(自由曲1)

・よく練習ができている雰囲気を醸し出している

 

課題曲の緊張感に惹き込まれた

緩急のつけ方が上手くて心を振り回されっぱなし

自由曲最後の難所、すごい

 

 

 

Colo Collegamento(女声32名)

 

B 一票入れました!

 

 

 やっぱり九州ならではの

 声の明るさを感じましたね。

 独特の雰囲気というか。

 

 

C メモに「九州声」って書いてる(笑)

 

 

(「九州声」とはどんなもの?という

 疑問から、交わされる議論。

 ……荒れそうなので、割愛)

 

 

文 自由曲:信長貴富「ジョセフ」

 エネルギーがとても必要な曲。

 最初が良いスタートでした!

 

 

A エネルギーの歌う方向が良かった。

 

 

C フォルテピアノの

 ドラマティックさが素晴しいですね。

 

 

B 九州大会でも聴いたんだけど、

 指揮の大原先生に

 「めっちゃ良かったですよ!」と

 声かけたら

 「ジョセフ」と歌うところを

 「犬の名前にならないように気を付けた」って。

 

 

AC文 (笑)

 

 

A ダメだ、

 もう犬の名前にしか思えない!(笑)

 

 

B 「アルプスの少女ハイジ」の

 セントバーナード犬の名前が

 「ヨーゼフ」だから(笑)

 

C でも今日の演奏は

そんな風には聞こえなかったよね(笑)

 

 

A 若いエネルギーがあったし、

 音が凄くハマっていましたね。

 

 

B そう、「ジョセフ」

 エネルギーが凝縮していた!

 熊本第一高のOG合唱団ですよね。

 でも「先生についていきます」的な

 演奏するOG団体も多い中、

 今回のコレガメントさんは

 歌い手が指揮者を超えよう!と

 今まさに変わろうとしているのが

 感じられて、それが素晴しいなと。

 

【メール、Xの感想です】

※感想をお寄せいただいたみなさま、

引用を許可していただいたみなさま、ありがとうございました。

 

耳あたりのよいサウンド

等身大の声でスッキリとした発音とハーモニーを作り出しているところが好き

 

若い声。F4も多種多様…

 

ソプラノ、アルトそれぞれ声がめっちゃ好きです、九州を感じる…!

曲もとても合ってて素敵でした。

 

(課題曲)

・音のまとまり良い。

・発語はよく、アルトの声の伸びも〇。

・音圧は、以前よりかなり良くなっている。

(自由曲)

・入りの声の伸び◎。

・fでも発語はしっかりしている。

・持ち声が良いので、表現力を磨けば、上位も狙えると思うが…。

 

 

 

合唱団L'alba(女声21名)

 

文 課題曲F1

 「Sub tuum praesidium(1584a)」

  出だしに澄んだ良い音が鳴っていて。

 

 

A 上品な美しさも。

 

 

B 柔らかさもありました。

 

 

C 室内合唱を指向している

 歌い方でしたね。

 

 

 そうですね。

 自由曲:三善晃「三つの夜想」より

 「3.或る死に」にしても

 大人数、音圧で押す団体の中では

 残念ながら印象が薄くなっちゃうかな。

 独特な言葉の明瞭さは魅力でした。

 

 

A プロフィール見たら

 郡山と東京で、

 練習場所が2拠点というから

 そういう難しさもあったんでしょうね。

 

 

C 星英一先生の指揮が

 とてもハッキリクッキリ。

 母団体の安積黎明女声さんも

 実は課題曲にF1を選んでいて。

 課題曲F1は2日間で

 ラルバさんだけなんですよ。

 そういう選曲はとても素晴しいですね。

 

 

A G1もそうだけど、F1も難しい!

 でもね、難しいけど

 とにかくやることが大切だと思うんですよ。

 音楽としてそこから得られるものは

 唯一無二なので。

 この課題曲を選んで得た力を

 安積黎明さんも、ラルバさんも

 コンクール以外で

 どう発揮していくのか。

 次の一歩をどう踏み込んでいくのか。

 自分はとても興味があります。

 

【メール、Xの感想です】

※感想をお寄せいただいたみなさま、

引用を許可していただいたみなさま、ありがとうございました。

 

19名でしたか?自由曲、難曲…!

 

(自由曲)

・声に少し艶が出てきた。特にアルト。

 

言葉の発音をひとつひとつ大事にしている気がする

ソプラノのほわほわと丸い響きがチャーミング

 

 

《ありがとうございました》

これで2025年同声合唱部門の座談会を終わります。

次回から、混声合唱部門で印象に残った団体感想に続きます。