観客賞スポットライト 室内合唱部門 その2






再度観客賞の投票についてご説明します。



参加資格:
「大学ユース部門」「室内合唱部門」
「同声合唱部門」「混声合唱の部」、
それぞれ全団体を聴いていること。
(その部門の出演者は投票できません)



投票方法は2つあります。


1)ツイッターによる投票

投票方法:ご自分のツイッターアカウントで「室内合唱部門」ならハッシュタグ 


#室内合唱18


を付けて24日室内合唱の部終演(予定16:35)から審査発表前の17:25までに良かった2団体を書いてツイート。


その際、各団体の後に感想を書いていただけると、とても嬉しいです。
1団体だけの投票でも結構ですよ。
3団体以上を書かれると無効です。すみません・・・)

※昨年、ハッシュタグを間違えた方が何人かいらっしゃいました。
1文字でも間違うと捕捉できないので正確にお願いします!


ツイート投票の例:


ムジカ●● 熱い演奏に燃えました!
▲▲声友会 密なアンサンブルと笑顔が良かったです。#室内合唱18

 




ツイッターアカウントを持っていない方は

2)メールによる投票

投票方法:メールアドレス
bungo0618*yahoo.co.jp
(↑ *を@に替えて下さい)
良かった2団体を書いて送って下さい。

件名は「観客賞」で。
締め切りの時間はツイッターでの投票と同じです。


いかがでしょうか?
つまり


1)その部門の出演者じゃない全団体聴いた人が

2)2団体もしくは1団体を書いて

3)部門終了後すぐに投票


…してくださると、とってもありがたいです。
たくさんのご投票をお待ちしています!



f:id:bungo618:20181106185058j:plain

札幌のテレビ塔。

 



さあ次は楽しい音楽の時間です!
もちろん全団体お勧めなんですが、次の団体は合唱に興味の無い方にこそ聴いて欲しい!!





3.京都府・関西支部代表

 アンサンブルVine

(混声24名・7年連続出場・第57回大会以来14回目の出場)
(※上の団名リンクはVine指揮者:伊東恵司さんのHP
「~目をひらく 耳をすます つぶやく~」内のものです)



昨年は観客賞1位といつも大人気!

メールの感想では



個人的に他を圧倒したステージで、とにかく楽しめました。

最初から最後まですごいので
もう完ペキです!!王者!!
期待を裏切らない!!

 


座談会では


本当に流麗な…澱むところの無い水の流れ。
毎回言っていて、
もう言いたくないんだけど
「これがやりたかったんだよ!」ってね(笑)。

揃えたダンスじゃなく、
個人のノリが生きているダンスだったのが
カッコ良かったね。

Vineはもう金賞銀賞のレベルじゃなく、
このメンバーでどこまで遊べるか?
これができたら我々のミッション達成だ!
…そういう団として考えた方が良いかもしれないね。

いやぁ、本当に…聴けて良かったです。

http://bungo618.hatenablog.com/entry/2018/02/06/200143

 

 

特に昨年は流麗な課題曲、あの人数でホールを充分に鳴らすリゲティ「朝」、一転して美しい世界のエセンヴァルズ「天の一群」、最後にランスタッド「Nyon Nyon」の楽しくノリノリのダンスで締め!…と今まで聴いたVineさんの演奏で1番と思うほどのステージでした。

今年のVineさんは?
団員の藤森さんからメッセージをいただきました。

 


みなさまこんにちは!
アンサンブルVineの藤森と申します。

今年も全国大会へ出場させていただくことになりました。
個人的な話ですが、私が初めてVineに呼んでもらったのが、前回の北海道で全国があった時。
もう、9年も経つかと思うと、感慨深いです。
あの頃は20代だった…

今年の関西は、地震や大型台風による大きな被害がありました。
さらに、関西大会の前週にまたもや大型台風が襲来し練習ができなくなるなど、例年になく厳しいコンクールシーズンになってしまいました。
しかし、こんなときだからこそ、コンクールにほほえみを、というVineの掲げるモットーを胸に練習してきました!

自由曲の三曲目には、前回の北海道と同じPseudo Yoikを準備!
(しかし、9年前よりは動き少なめ。もう、あんなにできない笑)

課題曲は、いつも通りG1を選択です。
バードのミサと言えばタリススコラーズの名盤を思い浮かべる人も多いと思います。
あのCDは、僕が合唱っていいな、と思ったきっかけになるもの。
いつか全曲演奏してみたいなぁ…

自由曲の一曲目はキューバの作曲家Beatriz Coronaによるスペイン語の作品「Barcarola」。
バルカローレというと、ゆったりしたリズムを想像してしまいますが、この曲は速い!(大変)

次に演奏するのはEric WhitacreのLux Aurumque。
黄金の光、と訳せるでしょうか。
嬰児(みどりご)に天使が優しく歌う、という歌詞をもつこの曲で、キタラホールを光で包み込むような演奏を目指したいです。

そして、三曲目はJaakko Mäntyjärvi「Pseudo-Yoik(偽ヨイク)」です。
演奏される機会も多く、ご存じの方も多いと思います。
先にも書きましたが、再びキタラホールでヨイク!
Vineらしい演奏にしていきたいと思います!
ぜひ、お聴きください!

f:id:bungo618:20181106185042j:plain

 

藤森さん、ありがとうございました。

軽やかな美しさの「Barcarola」、そして神秘的な雰囲気を漂わせる「Lux Aurumque」。
最後に演技力も必要?! 
大変楽しい「Pseudo-Yoik(偽ヨイク)」と今年もVineさんは観客をトリコにしそうです。

9年前の札幌全国大会の話題が出たので、その時の札幌全国のブログ記事を漁ったら伊東恵司さんのこんな文章が。


ラストに歌詞のないナンセンスソングを持ってきましたが、
実は最後に「愛」的なハッピーエンド要素を
エッセンスとしてふりかけたりしていますので、
注目して「見て」ください。
もちろん以上の設定は自己満足ですが(笑)。
いつもコンクールで演奏会のような演奏をすることが目標です。

http://bungo618.hatenablog.com/entry/20091115/1258294534

さぁ、今回の「偽ヨイク」はどんな演出が?!

それにしても「コンクールで演奏会のような演奏」という伊東さんの言葉。
ずっとブレていなくて良いなあ・・・と思いますね。
「コンクールにほほえみを」
「コンクールにもう少しリラックスした楽しい要素を持ち込めないか」という伊東さんとVineさんの演奏は、少しずつこの「全日本合唱コンクール」を変えてきたように思います。

合唱とは、こんなに楽しく、心が湧きたつものなんだ!とVineさんの演奏を聴くたびに感じます。
Kitaraに集ったみなさん、同じ想いを共有しましょう!

 

 

 

 

 

 


続いては東京から初出場の団体です!

 

 

 

 

 

 

 



4.東京都・東京支部代表


Delmo

(混声24名・初出場)



初出場おめでとうございます!
ちょっと変わった団名のDelmo(デルモ)さん。
この部門の最初に出場された合唱団「櫻」さんとは、昨年の7月に福島県喜多方市でジョイントコンサートをされるなど、縁が深いそう。

団長の鈴木さんからメッセージをいただきました。

 


Delmoは2014年に結成されました。
団名の由来をよく聞かれますが、意味はありません。
なんだか字づらがかっこいいからという安直な発想で名付けたので、聞かれた際には笑ってはぐらかしております(笑
他の団と少し違うのはDelmoは指揮者や指導者を置かないスタイルという事と、団員募集をしないという、ある意味では閉ざされたスタイルで活動しているところにあると思います!

いままでDelmoは全日本合唱コンクールへ二回参加しておりました。
いずれも一歩及ばずで全国出場を逃しており、その度に来年こそはと闘志を燃やし続け、今年全国出場の切符をいただくことができました。
支部大会のステージでは今まで以上に熱く、そして楽しく演奏できたように感じます。

Delmoは指揮者がいないため、よく講評にも指揮者がいれば..というご意見を頂くことが多かったのですが、それでもこのスタイルを貫きたい、このスタイルでも認められるような演奏をしたいという願いのもとに、自発的な音楽作りを模索し続けております。

◎選曲理由
☆課題曲
今までDelmoはG4を演奏することにこだわっていたのですが、今年はすべての課題曲に取り組み、ある程度のところまで仕上げてから選曲をいたしました!
その中でも今まで取り組んできた曲に近い雰囲気があり、団の声質に一番合っていた「まいまい」を課題曲に選びました。

☆自由曲
千原英喜先生の「ラプソディー・イン・チカマツ」から「貮の段」を選曲いたしました。
選曲のポイントは一曲の作品に絞ること、様々な曲調が盛り込まれ、自分たちの持ち味を活かせるものと考えていたところ、この作品に出会いました。
ラプソディー(狂想曲)というタイトルだけあって、場面や曲調がくるくる変わり続けるこの作品は、不器用ながらもまっすぐで喜怒哀楽が激しい愉快なDelmoにぴったりだなと思っております!

◎大会に向けて
今回全国大会という大きな舞台で歌わせていただけるチャンスを頂けてとても幸せです。
広い広い北海道の地にDelmoの歌を響き渡らせるつもりで心を込めて歌います!
Delmoの事をご存じの方にも、はじめましての方にも楽しんでいただけるよう全身全霊で演奏致します!
どうぞよろしくお願いいたします!

f:id:bungo618:20181106185558j:plain

風のホールでの都大会前日練習の記念写真だそうです。



鈴木さん、ありがとうございました。
Delmoさんの演奏は以前からYouTubeに上げられている演奏をいくつか聴かせていただき、その若さと熱さ、表現意欲あふれる演奏に魅力を感じていました。
こうして生で聴ける機会が訪れて、とても嬉しいです。

「ラプソディー・イン・チカマツ」から「貮の段」という作品。
全国大会では辻正行先生が亡くなられた直後の2003年三重大会での大久保混声合唱団さん、2006年熊本大会での合唱団あるさんと、名演があり。
どちらもド派手な演出と、対照的に死の匂いを感じさせる演奏が記憶に残っています。

大久保混声さんも合唱団あるさんも、指揮者がいらっしゃって、人数は多めの団体。
それを指揮者無しのアンサンブル、しかも24名で演奏するというんですからいったいどんな「チカマツ」が聴けるのか?!

Kitaraホールを突き破るほどの「全身全霊」のDelmoさんの演奏、期待しています!



(明日に続きます)