平野神社
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観客賞・混声合唱部門、第5位!
合唱団ぽっきり
(69名)
B 凄かったです!
あの「さまよえるエストニア人」!!
文 待って待って!(笑)
課題曲G1からいこう。
C もう少し粗い演奏を予想していたら
全体が整っていて。
A パートの線が見えたし、最初から
「今年のぽっきりは違うな!」って。
丁寧に作っていた感じ。
C たっぷりのテンポで
祈りも感じられました。
文 若さゆえの真摯な祈りみたいなものが…。
C そう、とても良かった。
凄く納得して聴きました。
B …もういいですか?!
文 はいはい(笑)。
三善晃:二群の合唱団とピアノのための
「蜜蜂と鯨たちに捧げる譚詩」より
「2.さまよえるエストニア人」。
B とにかくブラボーブラボー!!
AC文 (笑)
B いや、本当に良かったですね!
最初、男声が少し粗いかなと思ったら。
A 進むにつれ、ノッてきたのか、
どんどん良くなっていって!
B 何回も聴いて
知っている曲のつもりだったんですけど
この曲の魅力を初めて知った気がしました!
文 テキストは非常に恐ろしいんだよね。
ヤーンの父親が秘密警察に連れられ、
強制収容所で処刑されてしまう。
エストニアの悲惨な歴史と相まって。
B そうなんですよ!
でもこの曲を若く、力強い声で歌われると
新しい魅力が立ち上がってきて。
文 含みの無い明るい声で歌われて
逆に恐ろしさが際立った。
A 繰り返すところで
「なんでこんなに良くなってるの?!」
文 わかる(笑)。
同じことの繰り返しなのに
「なんで俺はこんなに感動してるんだ?!」
A そうそう!(笑)
B 二群合唱がひとつになって
大きく歌い上げる…。
お約束なんだけどお約束を越えた
説得力と強さを感じて。
最後に「ヤンよ!」と呼びかけるところは
じーんとしちゃいました。
こんなに良い曲だったんだなって。
A あとやっぱり縄さんの指揮がアツかった!
2回ぐらいジャンプしてたからね。
BC文 2回?!
A 最初ちょっとだけ音がしたから
「あれ?いまジャンプした??」
そうしたらもっとノッてきて
つま先立ちになったところから
一瞬ほっ、と浮き上がった(笑)。
文 あの謎の音はジャンプの着地!(笑)
C 若者のあの熱を引き出せるって
やっぱり縄さんの力だと思う。
「出せ!」って言われて
出した音ってわかるし。
文 そうですね。
自発的な音との違いはわかりますね。
C あと小林知世先生のピアノが素晴らしい!
メッチャ音綺麗でしたよ。
A 指揮者ピアニストも含めて
一体感を凄く感じましたよね。
縄さん、前からイケメンだったけど
今日見たら、人間味を増した印象。
もっと魅力的になったなーって。
B 指揮者の成長が
団の成長に繋がっているのかな。
人数も倍増してたし。
A ね。
もっと盛り上げて、
広島だけじゃなく、中国地方、
西日本の合唱を盛んにして欲しい。
広島は混声部門に、ある、ぽっきり、
カントライと全国出場経験のある団体がいて、
県予選で1団体は支部大会に進めないという
なかなか熾烈な環境にあるから
切磋琢磨でレベルアップしているのかも?
B「さまよえるエストニア人」、
たぶん団員のみなさん、
全員好きだったんじゃないかな。
文 やっぱり共感は力ですね。
曲の魅力をストレートに伝える、
良いものを聞いた!
そう思わせる演奏でした。
B 本当にブラボーでした!
ツイッター、メールの感想です。
ぽっきりさん、もうね「さまよえるエストニア人」を選曲していただいた時点で、その心意気にブラボーですよ。
胸が熱くなる演奏でした。
三善は先走らず曲の持つメッセージ性を引き出していた
音がまっすぐに届いてよい
ミュージカルを見終わった気持ちになる満足度の高い演奏でした。
ぽっきりの伝えてくれたメッセージにこみ上げるものがあった
以前聞いた演奏よりもとても丁寧に作り込まれている印象を感じました。伝えたい意思がとても伝わってきた演奏でした。
ぽっきりも良かったですね!
特に自由曲、若々しく多少の粗さもあるのですが、それが大きな傷には感じられず、表現意欲溢れる積極的な演奏で聴き手を惹き付けてくれたと思います。
続けて第4位!
(56名)
文 課題曲G4「雪」は
この楽譜からここまで読み取るのか?!
みたいな演奏で。
B すごく難しい曲だと思うんですよね。
それを変幻自在というか、
歌い手が変化させる音響で。
あとやはり平林先生のピアノは◎!
A 最初から「大人の表情」で出てきて。
C 大人?
A 大人だけどおとなしいわけでもなく(笑)。
成熟した大人の表情で
音や言葉を歌ってて堪能しました。
暖かい響きが良かった。
B テノールが欲しい時にパッと
うまいこと出していたり、
太郎次郎をさまざまに変化させていたり。
雨森先生、CAのみなさんの創造性が
出ていた演奏だったと思います。
A リズム的に難しいので
若い合唱団向きの曲なのかな?
と思ってたけど、さすがCAだなと。
ちゃんとクリアに聴こえました。
文 自由曲:三善晃
混声合唱と二台のピアノのための
「歌集 田園に死す」も凄かった!
合唱にいた野間春美先生が
サッとピアノに加わったのも
わかってるんだけど驚きでした(笑)。
B 普通にヴォカリーズでも
空気がこれから何か起きるぞ、
そんな不穏な未来を予兆させる音で。
文 三善先生のこの曲自体も凄いけど
さらに曲の深い所へ
どんどん潜っている…。
手に汗を握ってしまいました。
A これこそCAの真骨頂!
「あなたたちのために
ある曲なんじゃないか?」
そんな風に聞こえました、本当に。
文 若い時に聞いたら
ただただ恐ろしいだけの印象だったのが
今日聴いたらそんな風に聞こえなかったのが
自分でも意外で。
B 衝撃的に恐ろしい箇所もあったけど、
それだけじゃなく。
故郷への嫌悪感と同時に郷愁もあって…。
音が微妙に変化することによって
嫌悪から郷愁に傾いていくような。
C 郷愁と言えば
最後のピアノの音型が
わらべ歌を思い出してしまいました。
文 団員さんが言っていたけど
この「田園に死す」は
寺山修司へのレクイエムなのと同時に
「日本人としてのレクイエム」
なんじゃないかってね。
神を強く信仰しない日本人には
魂が故郷へ還ることが
レクイエムなのではって。
A この曲でタイムオーバーになった
栗山先生が審査員でいらしてたのが…。
B (笑)。
偶然というか何か運命的なものを。
A タイムオーバーするくらい、
それなりに長い曲だと思うんだけど、
長さを感じなかった。
聴いてて、拍手があってから。
「あれ?もう終わり?」
文 あ~、時間の流れを
操作された感がありましたね。
A 時間の経つのが速かった。
寺山修司の一生・・・
緊張感の中で大人の表現力と作品が
良くマッチして圧巻の演奏でした。
文 年を経てから聴いて。
こんなに多面的で深い作品ということを
初めて知った気がしました。
改めて、三善先生の凄さに感じ入って。
なかなか生では聴けない曲ですからね。
B 雨森先生とCAには
これからも合唱表現のキワに
挑まれて欲しいと思います。
A ここまで来たら
「次に何が出てくるんだろう?」と。
凄く楽しみ!
文 ぽっきりの演奏した
「さまよえるエストニア人」なんて
とても若くて明るい声だったから
ああいう曲をCAが演奏したら?とか。
A 聴いてみたい!
平林先生のピアノでね!
B きっと言葉の裏を感じさせる
演奏になるんじゃないかな(笑)。
文 いやあ…田園に死す、
「この演奏の良さがわかるのは
自分だけかも」とか思ってたら
観客賞4位だし!
C みんな良さがわかってた(笑)。
A 観客賞も、投票者の年代を調べたら
面白いかもね(笑)。
文 CAに投票したのは
40代以上が多かった、とかね(笑)。
A だってさ、CAの田園に死すを
女子高生が聴いて
「マジ良かった!」と思うかなぁ?
C 「アニメ推せる!」ってね。
そんなレアな存在が数十年経って
私たちみたいな
業が深いオタクになるんですよ(笑)。
ツイッター、メールの感想です。
1音目から雪が綺麗すぎた
CAさんの課題曲よかったな。
課題曲高校一般含めて、1番すきな演奏でした。降り積もって行く雪の自然さとその空気が醸し出されてました。自由曲もうねりのある流れでとてもすきな演奏でした。
G4の完成形を見た気がした。
男声のハーモニーが絶妙。
音圧がすごい(小並感)
三善はただの楽曲に止まらない寺山ワールドがそこにあった
CA→推し/生き物感/粗びきなところも全部ひっくるめて好き/アルトの音色好き/このタイプのソプラノの歌い方も好き
引き込まれる演奏。
それ以外に説明のしようがない。
ピアノでも、うねる○
詩を立体化する発声○
実はこの団体の都大会のCDを聴いて自分の中でG4という曲のイメージが仕上がりました。
どうやったらあれだけ揺らしながらアンサンブルができるのか…。
田園に死すも見事な「歌いっぷり」でした。
特にテンポが遅いところの歌い回しが素晴らしかったです。
(第3位の団体感想に続きます)