長岡まつり大花火大会
前回は同声合唱部門、第3位の男声合唱団アペルタスさん、第2位のLa Pura Fuenteさんについてお話ししました。
それでは同声合唱部門、第1位!
観客賞:同声合唱部門
第1位
香川県・四国支部代表
monosso
https://monossokagawa.wixsite.com/monosso
https://twitter.com/monosso_kagawa
(女声36名)
全国大会のmonossoです、ご査収ください#monosso今月のまとめ pic.twitter.com/4Jnt2dQMV0
— monosso@次回練習1/21(日) (@monosso_kagawa) 2023年11月26日
一同 拍手!
文 課題曲F4 街路灯、
一番等身大で歌ってくれたというか……。
「私たちの街路灯」を
歌ってくれてる感が。
A 酒井信先生のピアノも
合唱の旋律の終わりから
呼吸を聴いて繋ぐ、みたいな。
B ……実は酒井先生、
弦がいくつか切れた状態に気づいて、
切れた箇所を
コントロールして弾かれていたという。
A えー!?
酒井先生の前奏が一番好きでした!
文 あの前奏はやっぱり個性出ますよね~。
A 「みんなすてよう」の言葉の重みが
とても伝わってきて・・・
C 61ページの31小節目
「みんなすてよう」、
ピアニッシモだけど、いや、
それ以上に小さく!
B うん、弱声になればなるほど
気持ちが感じ取れる団体だから。
自分もこの極弱音には
「・・・来たっ」(小さくガッツポーズ)
C 自分も思わず唸ってしまったもん。
「そう来る?!」
文 自分もこの箇所には「涙」と書いてた。
優しさや哀しみ……
すべてが凝縮された音でしたね。
あとやはり酒井先生のピアノと
一体化した音が醸し出されていたな。
「合唱とピアノは別!」
意外とそんな団体もあったので。
B キーワードとなる言葉、
「孤塔」や「かしいで」とか
特に何か表現しよう、ではないんだけど、
絶妙に心に響いてくる。
自由曲:三善晃「林の中」は
入りに鳥肌が!
A 自分はさらにその前の……
BC文 入りのさらに前?!
A 酒井先生が出された、音取りの一音に!
文 そうだ!思い出した!
あの音取り、
世界を作ってましたね~。
B 先ほどの極弱音に戻るんだけど
「林の中」「1.淡いものに」、
どんなに音が小さくなっても
ちゃんと全パート存在感があり、
さらにハーモニーが聞こえてくる。
それは本当に素晴らしいと思ったな。
A やはり弱音に魂が・・・。
B 込められている。
「淡いものに」、
「三つの夜想」の中では
いまいち掴めていなかった曲なんだけど
今日のmonossoさんの演奏を聴いて
「凄く良い曲!」と初めて思いました。
文 当たり前なんですけど、
「2.ある肖像」「3.或る死に」に繋がる、
または萌芽する前のような音が
「淡いものに」は散りばめられていて。
それを改めて演奏で感じられたのは
嬉しかったですね。
C 今日の全団体を通じて思ったこと。
monossoさんの演奏は
「聴き手に心の準備ができたとき
思った音が来る」。
これは山本先生の力が大きいと。
AB文 ……ほ~~~ぅ?
C 「私たちの音楽よ!どう?! 」
じゃなく
「これ、渡しますよ」
(ありがとう)
「……受け取ってくれて良かったです」
みたいな。
音の出し方を凄く考えられている。
文 観客とコミュニケーションを取っている?
C そうそう!
聴き手が受け取りにくい音を
決して出してこない。
あれは山本先生の音楽作りの特長だと。
文 三善晃先生の
「音楽の中で、聴いている人たちが、
生きられなければならない」に
通じるものがありますね。
C 演者側だけではなくて、
客席の方にも意識があるなあって。
言語化できなかったんだけど、
今回できて良かった・・・。
【メール、Xの感想です】
三善晃作品3曲とも深くてしなやかでもう言葉で表せない
monosso 自由曲で泣いた
よく醸成された美しい三善の世界が素晴らしい。
美しい響きと大人な音楽で癒やされました。
大胆なデュナーミクの付け方にチャレンジしたmonossoさん
3曲とも初期三善作品のプログラムということで、曲の情感の描き方が抜群に良かった
弱音をしっかり聴かせていたので「淡いものに」の後半でぐっと惹きつけられた
あと酒井先生のピアノがやはり合唱に対する距離感が的確で美しい
温もりのある和音◯
言葉を聞かせるアクセントやフレーズの強弱の工夫で三善作品の音と言葉を届ける◎
三善晃作品3曲とも深くてしなやかでもう言葉で表せない
F3 優しい…(泣)
寄せては返す波のように声が心地よく流れてくる。
人数いてもこんなにまとまるんだ。
pp上手い…!!!ホールの後ろまで届くpp
自由曲
3声のバランスがいい!清らかな乙女の三善晃。
もうとにかく全て優しい、やさしさに包まれたなら温かいハーモニーが爆誕した。
弱声が上手いところは本物。
monossoは今年も納得感のある演奏でした。
心地いい弱音、自然なフレージング、耳に入ってくる日本語の発語の良さ、どれを取っても最高でした。
もっと聴いていたかった!サイコーでした。
それでは改めて同声合唱部門:観客賞の発表です。
同票第4位
VOCI BRILLANTI
Nelken Chor
第3位 男声合唱団アペルタス
第2位 La Pura Fuente
そして第1位!
monosso
でした。
たくさんのご投票ありがとうございました。
monosso団員さんからメッセージをいただいております。
* * * * * * * * * * *
この度は、同声合唱の部の観客賞に選んでいただきありがとうございます!
寒さ厳しい中の新潟県で、観客の皆様方には朝早くから会場に足を運んでいただき、私達の演奏をお聴きいただけたことを大変嬉しく思います。
三善晃先生の没後10年というこの年に、先生の3作品を演奏させていただきました。課題曲「街路灯」、自由曲「林の中」・「淡いものに」の3曲です。
いずれも指揮者の山本が、時間をかけこだわり抜いて選曲しました。
「街路灯」では夕暮れ〜真夜中〜朝へと時間が進んでいきます。次の「林の中」では昼間。そして「淡いものに」へ続いていくという、月日の巡りがきれいにつながる構成となっております。
コンクールらしさがない選曲かもしれませんが、この曲を知らない方にも「こんな素敵な曲があったんだなぁ」と感じていただけるような演奏ができていたのであれば大変嬉しく思います。
これからも聴いてくださる方の心に残る演奏ができるよう、精進していきたいと思います。
monossoの次のステージは、2024年3月2日に東リいたみホールにて、日本各地の女声合唱団が集まるジョイントコンサートを予定しております。
単独ステージの他、公募参加の学生の皆さんも交え、森山至貴先生の「春の天使」女声版初演を行います。是非足を運んでいただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。
monosso団員さん、ありがとうございました。
「月日の巡り」という、monossoさん演奏曲の理由を振り返ることができてとても良かったです。
「君と、咲く。」ジョイントコンサートも、たいへん良い催し!
香川・monossoさんをはじめ、大阪、東京、京都、愛知の女声合唱団5団体が集う、距離と世代を越えるジョイントコンサート。
素晴らしい演奏会になることを願っております。
みなさん2024年3月2日は兵庫県伊丹市:東リいたみホールへぜひ!