オリーブ橋とスイレン池
レッドヒルヒーサーの森(津市)
提供:三重フォトギャラリー
2022年度同声部門観客賞:第1位!
四国支部代表・香川県
monosso
https://twitter.com/monosso_kagawa
(女声36名)
一同 拍手!
A 課題曲F2「Lied」、
今大会でmonossoさんしか
演奏していなかったんですけど。
最初から山さんの音楽だな!と。
ピアニッシモの表現や緊張感、
その音楽性が嬉しかった。
C 息をずっと伸ばして
抑制をかけていく、
山さんの振り方。
あれが凄く生きている歌い方だなぁと。
文 哀切な表情が
こぼれ落ちるようでね。
3声それぞれの音楽が
確立されていることに
説得力を感じました。
高校の部で演奏されたかは
知らないんだけど
おそらく今大会、
最高のF2演奏なんじゃないかな。
A 山さんに聞いたら
「もともと歌曲やけんね。
一人で歌う曲の緊張感と表情を
どうやって合唱で表現するか」
と言ってましたね。
文 合唱の集中が
凄く長く続くんだよね。
あと酒井信先生のさりげない、
置くようなピアノも
コントラストが効いて
とても効果的でした。
B 61ページ最後の「gestroben」、
この言葉を非常に強調していたんだけど。
どういう意味だろう?と確認したら
「死んだ」、という言葉で。
「あなたの心が遠くに離れてしまって、
私の心はとっくに死んでしまった」
一番言いたいところだったんだな、と。
A 最後もピアノを鳴らした後、
Adagioで一言だけ
「So fern(とても遠くに)」!
あのピアニッシモ、
さすが山さん・・・。
文 自由曲:木下牧子
「オンディーヌ」は?
A 最初のヴォカリーズから
ホールが鳴り、
とても良い音から始まって。
文 そこにはじめての言葉「水」。
あれはゾクゾクしたね!
A どうしても言いたいことが……。
文 なんですか?
A 自分、Hちゃんのファンなんです!
文 ソリスト(笑)
C でも、自分もファン・・・。
B 偶然!私もです!
文 全員か!(笑)
うん、確かに良いソロでしたね。
B あのソロはアルトなのに
なぜかソプラノっぽい声で
歌われることが多く。
「愛は堕落なのかしら」の
低いところが
難しい印象があって。
でもHちゃんは
低い音もちゃんと鳴るから!
文 合唱に戻って(笑)。
純粋さがどんどん侵食されてしまう、
そういうドラマ性が
良く伝わってきました。
A 情念系の曲なんだけど、
そこまでドロドロしていない。
音楽的にはクリアで聞き易い。
文 そう、monossoさんの
オンディーヌの意識は
最後まで純粋さを失っていない。
しかし別の視点からは
侵され堕落しているのが明確にわかる、
そんな恐ろしさも感じました。
B 後半のポルタメントが
非常に効果的。
本当に堕落していく雰囲気が。
文 ああ、曲中2回でしたっけ。
自分も他の団体の演奏では
意識していなかったけど
今回の演奏で「効果的だな!」と。
新実先生の「失われた時への挽歌」に
似た音型を連想しました。
C 内容的に下手すると
暗くなるだけに
なってしまう曲なんだけど
明るさと深さ、
両建てで作っている演奏だと思って。
A 一時期よく歌われたけど
今はあんまり演奏されない……。
名曲だけど難易度が高い、
そういう作品で芸術性を極め、
演奏してくれたのが良かったですね。
なおかつ流行していたときの演奏より
遙かに深い読み込み!
文 難しい曲だよね~。
木下先生の音響的な難しさと
高校生が「先生の仰るとおり」で
演奏してもつまんない曲だしさ。
A 絶対できない、できない!
文 最後
「さびしいなんて
はじめから あたりまへだった」が
涙腺を刺激してくれて。
山本さんの音楽だけでは無く、
monossoさん個々人の訴えが
聴く者へ深く響く演奏だったと思います。
メール、ツイッターの感想です。
やっぱり素晴らしかったです✨
自由曲の世界に引き込まれました(*゚▽゚*)
音楽の流れとその必然性。
とても情感豊かな深い声でのオンディーヌでした!
美しい女声合唱
技術で想いを語れる力に感動
悲恋の物語に心を締め付けられた…
オンディーヌの最初、静かな水面がだんだん噴き上がっていくのを感じた…
2人の作曲家の想いを上手に汲み取ったフレージング。
言葉さばき、音色、佇まい、すべてに美意識があった
F2美しすぎるラストの弱音
色鮮やかな各パートが超立体的に重なり弱音からffまで見事に歌いわけ
他団体も含めこれまで聴いたオンディーヌで一番好きだったから。
『念』の感じ…って言えばいいのか…?
一瞬たりとも目と耳が離せない、切れ目のない世界観の作り込みが見事。
人の情念の表現をあそこまで突き詰められるのが素晴らしい。
練習まとめツイートもいつも楽しく見てます♪なるほどアレがコレで…略
選曲のためか過去一情念と色艶が感じられる演奏
比較対象の無いF2も至高の演奏と思わせる会心の出来だった
文句なしに素晴らしい。
ぞくっとするほど美しい息遣い、自由曲の豊かな表現。
とりわけ弱音の表現が見事で、今大会一の美しいppを聴けた気がする。
酒井先生のピアノも絶品。課題曲では「伴奏」としてそっと寄り添い、自由曲では一つのパートとして合唱とともに作品のドラマを描き上げる、立ち位置の鮮やかな変化も印象的だった。
monossoは自分の得意技をわかってるんだろうなぁ、この宇宙のきらめきのようなサウンドが女声合唱とめちゃ合う。
これは男声には出せないサウンド。
女声合唱はややもすると馬力不足に陥りがちだけど、これはうまい!
課題曲はフレーズの集中力がとんでもにゃい!言葉の処理も丁寧で音色も明るいながら憂いがあって言葉の意味が分からなくても絵が浮かんでくる。
自由曲も透明感に溢れ、フレーズの形が常に変化してる。音に破綻がなく、説得力に満ちてる。ぶにゃぼ、ペットにしてください
同声の部、レベルたかいねぇヾ(:3ノシヾ)ノシ
「こりゃ敵わんな」と釘付けにされたのはmonossoさま(ペットなので)。
えぐい集中力で音色の幅広さ、言葉の処理は参りましたって感じ。あそこまで拘った音楽を自分もまたやりたーい!
改めて、同声合唱部門:観客賞の結果です。
【観客賞・同声合唱部門】
第5位 mokumé
第4位 VOCI BRILLANTI
第3位 合唱団WAKAGE NO ITARI
第2位 La Pura Fuente
そして第1位は…
monosso
でした!
ご投票ありがとうございました。
第1位受賞ということでmonosso指揮者:山本啓之さんからメッセージをいただいております。
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同声部門は朝早くからの演奏になるのですが、本当に多くの方が客席に駆けつけてくださり、聴いてもらえるということがどんなに大きいことなのか、また教えてもらえる時間になりました。
演奏とは舞台で演奏した瞬間から聴いてくれる人のものになるので、演奏者はそこから先はどうこう言えるものではないと前々から思っていますが、こうやって実際に演奏を聴いてくださった皆さんから多くの反応をいただけることは、それこそ演奏者冥利に尽きる思いです。
SNS等によって、これまでとは違った形で演奏者と観客が繋がりを持てるようになりましたが、だからこそ生で演奏を聴いてもらえるということが本当に大切だと思いますし、その瞬間のために演奏者も多くの時間や労苦をかけて舞台に立つのだろうと思います。
ガイベルの詩とシューマンの音楽。そして吉原幸子さんの詩と木下牧子先生の音楽。
二つの違う恋の歌と向き合い、感じ、考えながら演奏を作り上げていくのですが、やはりコロナ禍では簡単にそうさせてもらえない……まだまだそんな状況です。
未だ歌えない団員もいたり、無観客やマスク着用など色々なことと向き合うことを余儀なくされてきましたが、マスクをしていても、誰にも聴いてもらえなくても、その状況で自分たちがやるべきことをやりきりたいという思いで進んだように思います。
それは私たちだけでなく、全国で合唱をしている皆さんがそれぞれ立ち向かっているのだろうなと思いますし、これを乗り越えていきたいと切に願います。
もちろん私たちの演奏が誰にとっても良いわけでもないし、なんなら嫌悪感を持つ人だっているのだろうと思います。
それだって当たり前のことだし、やはり演奏は聴いてくれる人のものなので、良いものも悪いものも、全ての感想や思いが正しいと思っています。
詩人や作曲家の作品を創り出す力を、私たちの身体を通して作り出したのが演奏だと思いますが、創り手と聴き手の間を繋ぐ糸になれるよう、良い仲間と共に、良い作品とぶつかっていきたいと思います。
二曲とも素晴らしい作品だったし、聴いてくださった皆さんに本当に感謝です。
ありがとうございました!
また次に向かって進みます。ぜひ4月にはうどん県高松にいらしてください。
四国の仲間と共にお待ちしてます!!
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山本さん、ありがとうございました。
このコロナ禍、合唱活動には多くの困難がありながらも「演奏は聴いてくれる人のもの」と言い切られることに感じ入りました。
未だコロナ前に戻ったとは決して言えない状況ですが、それでもやるべきことをやりきりたいと進まれる、山本さん、monossoのみなさんを応援しております。
山本さんが言及されていましたが、来年の4月、うどん県高松で大規模なジョイントコンサートが開かれるそうです。
【四国ジョイントコンサートPalette~四国合唱遍路道~】
とき:2023年4月30日(日) 開場12:30 開演13:00
ところ:レクザムホール(香川県県民ホール)大ホール
出演団体:
○香川:monosso、JADE
○徳島:Serenitatis Ensemble、forma
○高知:混声合唱団Pange、Dios Anthos Choir
○愛媛:Chorsal《コールサル》、I.C.Chorale
各団体をお遍路さんに見立て、四国を巡る各団体の単独ステージや各県合同ステージ、そして最終ステージでは未来の合唱活動を担っていく四国の大学生たちも交えての合同ステージをお届けします。
四国中の8団体、さらに合同ステージでは四国の大学生も交えて演奏するという大きなジョイントコンサート!
私も行くつもりですので、みなさん春真っ盛りの高松で、美味しいうどんと合唱を堪能しましょう!!