仁和寺の桜
ブレーンさんがYouTubeで
「大学職場一般編:第72回全日本合唱コンクール全国大会金賞演奏ダイジェスト」を公表されています!
この座談会でも触れられている団体は多いので、是非ともご覧ください。
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それでは2019年観客賞・混声合唱部門、第1位!
(50名)
一同 拍手!
文 まず課題曲G1、先唱から素晴らしくて!
A もうピカイチ!
B あなたがNo.1だ!(笑)
A 先唱の良さを合唱が繋げて、
さらに良くなっていった。
B そう、期待を裏切らない合唱。
どこまでも響くような歌に
うっとりでした。
文 男声、女声だけでも良かったけど
それがブレンドされた響きが
また美しかったですね。
C フレーズの絡み…
音楽が順番に立ち昇ってきて
非常にポリフォニックに聞こえて
良かったですね。
A 大人の声なんだけど
混じりけの無い、上質で純度の高い声で。
一見相反することを両立させている声が
凄く魅力的でした。
文 本当ですね。
A 高校生の声のような透明感があって。
大人になっても
そういう発声を維持したい人には
目指すべき演奏だったと思いますね。
文 テナーは艶やかに磨かれて
バスは深く落ち着きがあって
アルトは豊潤かつなめらかで。
C そしてソプラノ。
なんてったってシェンヌのウリは
ソプラノが上手なこと!
そのソプラノを軸に
全体が展開していったのが良かったですね。
A シェンヌのG1って安心して聴けるから。
それプラス、
第一声でこれほどのものを聴かせてもらって
「何も言うことはございません」。
文 (笑)。
では自由曲の1曲目
Robert Schumann作曲
「Vier Doppelchörige Gesänge,
Op. 141(4つの二重合唱曲op.141)」より
「3.Zuversicht(確かな期待)」は?
B 二重合唱でも、
どちらの合唱も重厚で、
しかもムラが無かった!
文 加えて、最初の美しいフレーズ。
それを追いかけるフレーズも美しくて。
美しさがどこまでも、
めくるめくように展開していく。
いや~凄かった。
A 掛け合いがちゃんと聞こえてきたよね。
文 2曲目の「4.Talisman(護符)」は
響きがヨーロッパ系の合唱団のような響き。
50名とは思えないほどの輝きがあって
この広い空間を支配するようでした。
A 人数が増えた影響か、
音楽も濃厚になったような。
それがロマン派の作品には
プラスになっていると感じました。
B 拍節感が自然でとても良かったです。
余裕を失わない感じで。
文 中間部の優しさを感じさせる表情が
また見事でした。
C 1曲目があれだけ華やかに歌って
この曲は最後にシュッと終わるのが
凄くオシャレだなって。
文 ソレイユもそうだったんですが
これほど高い技術で演奏されると、
狙った表現が浮き彫りになって
伝わってくる実感が。
C 音の成り立ちが乱れないじゃないですか。
だからとても安心して聴ける。
それって音楽の要素で
非常に大事なことだと思うので。
B 「あれっ、あそこが…」とかやってると
音楽に浸れない(笑)。
C そうそう(笑)。
シェンヌは気持ち良く聴けて
変なことしない!という
絶対の安心感があるから。
文 ・・・なんか今回の感想、
「良かったね」を
言い換えてるだけな気が(笑)。
B シェンヌの感想は音楽を語る前に
「いや~良い声だ、歌うまいわ~~」で
終わっちゃうこと無いですか(笑)。
文 うっとりしている間に
「あ、終わってた」ってね(笑)。
それはそれで
演奏者の目指すところなのかも。
C 本当に素晴らしかったです!
メール、ツイッターの感想です。
王道をひたすら走ったシェンヌ
安定感のある演奏でした。
シェンヌ超絶上手だった
ただただ心地よい時間でした。素敵な時間をありがとうございました。
「こういうのでいいんだよ」って言う台詞を呟きたくなる
シェンヌのシューマンの重厚的な作りとかもめちゃくちゃ好きだった…混声ってこんなレベル高いのか…
とにかく正確無比
精緻なG1に壮大なシューマン
冒頭のソロはここまで一番かもしれない
傷のない内容の濃い演奏。
ホールに1番フィットした団体では?
各パートの安定感、バランスなど理想のアンサンブルを体現していたように思える。
幅広いジャンルに手を伸ばす団体が多いこの大会において、あくまでもロマン派を極めていく存在。
その成果を演奏で証明していく姿、素晴らしいと思います。
きっちりやることをやりきったG1/生き物系の演奏ではなく結果的にめちゃめちゃ合って絡んでるパターン/自由曲はオーケストラのような豊かな音がした/声がいい/声がいい
圧巻でした。自分が聞いた混声の中では一番の演奏でした。重厚感のある音と表現、響きの高さ、人の声の重なりの可能性を強く感じました。
本当に素晴らしい!!
いつも思うのですが、作品そのもの、楽譜の音そのものが持つ色彩をしっかり引き出して実際の声として聴き手に伝えてくれている気がします。
課題曲はもちろん自由曲も素敵でした。
あれだけヤバい演奏があった中で観客賞1位がシェンヌだということは日本の合唱界は「本物」を求めているということだよね
改めて結果です。
《2019年観客賞結果発表・混声合唱部門》
同率第8位
MODOKI
岡崎混声合唱団
第6位 Vocal Ensemble 《EST》
第5位 合唱団ぽっきり
第4位 CANTUS ANIMAE
第3位 VOCE ARMONICA
第2位 Combinir di Corista
そして第1位は…
クール シェンヌ
でした。
おめでとうございます!
混声合唱部門第1位ということで、シェンヌ団長さんからメッセージをいただいております。
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この度は、観客賞という存外の賞を頂くことが出来、団員一同に驚きと共にとても嬉しく光栄に思います。
この全国大会のステージでやりたい音楽をより明確に表現できたこと、またそれが観客の皆さまにも伝わったのであれば、感無量です。
人数が増えても、細部までこだわるという変わらないスタンスで歩みを進めていることに自信を与えていただきました。
今回、短い課題曲や自由曲の2群合唱において、その音楽づくりを通して一人一人の個の力の大切さを痛感しました。
指揮者上西からの、「それぞれの"歌う"ことへの責任」の繰り返しの要求や、練習を重ねる中で生じてくる「ズレ」への地道な指摘に対し、歌い手自らも自覚を持って指導を仰ぐとともに、「歌い慣れによる"スルー"」や「頭で考えて歌うこと」に対して常に意識を持って臨むことができました。
それが本番での集中力や指揮への反応にもつながったと振り返ります。
また、ドイツ語の発音においては、現地で活動する元団員からのレクチャーを譜読みの時点から全員で受ける機会を得られたことで、みんなが明確なイメージを持って発音のニュアンスを揃えることができました。
長く活動を続けてきた中でのご縁にも感謝したく思います。
今回の嬉しい受賞を励みに、今年や来年の大きな演奏機会に向けて走って行きたいです。
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団長さん、誠実で真摯なコメントを本当にありがとうございました。
読みながら、シェンヌさんの素晴らしい演奏の理由の一端を知ることができ、大変興味深いと思いました。
上西先生の言葉は、聴く側も大事にしたいですね。
今後の演奏にも大きく期待したいと思います!
そこで5月22日から京都で行われる『Sing for Peace』。
※大変残念ながら中止になったそうです。
↓ 詳細は下リンクから
シェンヌさんは5/23(土)『Connections――絆<ボブ・チルコット プロデュース!>(大ホール)』。
5/24(日)『日本の合唱指揮者7人 Part II(アンサンブルホールムラタ)』に出演されるそう。
海外・日本の実力合唱団や栗山先生率いる栗友会、ゲストにボブ・チルコット氏を迎え、京都市交響楽団との協演もある壮大な合唱イヴェント。
今年の5月も京都を訪れてみてはいかがでしょうか?
(大学ユース部門の感想に続きます)