
吉野ヶ里 光の響
前回は観客賞・大学ユース部門第1位の早稲田大学女声合唱団さんについてお話をしていました。
観客賞座談会、今回から24人以下の室内合唱部門の座談会を始めます。
今回は同票第4位の2団体を出演順に。
それでは第4位、1団体目!
AF合唱団(混声24名)
もう一つ嬉しいニュースが!
— 石橋 遼太郎 Ryotaro Ishibashi (@Takasu_Basshi) 2025年11月23日
AF合唱団でカワイ奨励賞を受賞しました!🏆
私個人としては昨年のノヴァーリスに続き2年連続の受賞となりました。
日本語にこだわりをもって演奏してきたことが報われた気がしてよかったです!#78佐賀全国 pic.twitter.com/dvQkhu2tpt
第78回全日本合唱コンクール全国大会
— ブレーン株式会社(合唱) (@ChoralBRAIN) 2025年11月28日
大職一般部門 金賞団体の演奏冒頭を特別公開!!
その6
AF合唱団
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A 好きでした!
C 自分も!
文 素晴しかったよね!
課題曲G3「秋の午後」、
岩本果子先生の前奏から
とても良くって。
A テノールの歌い方も
優しい雰囲気で
うっとりしました。
B この演奏で涙腺が……。
夢の世界を描いている感じ。
病室にいる人が外の世界を眺め、
そこに行きたくても行けないから
夢見ているような。
そんな「やさしい日の光」に泣いてしまって。
文 とても良かったけど
圧倒されるんじゃないんだよね。
曲の世界に自分が入れてもらった感じ。
B リズミカルになるところも
不自然じゃなく、
しかしちゃんと意識している。
A ソプラノも良かったですね。
今日の「秋の午後」の中では
一番好きな演奏でした。
文 自分も一番かも。
続いて三善晃
「やわらかいいのち三章」から「2」。
一人ずつ訴えかけている。
声と言葉が「いま!」という印象。
C 世界観が変わりましたね。
文 「かたくなにみずからを守るあなたの背中」
「きれぎれな物語を」……
AF合唱団さんの演奏、
言葉がとにかく響いてくるから
気になる言葉をついメモしちゃう!
B やっぱり、
指揮の石橋遼太郎先生の演奏には
言葉のニュアンスが凄いあるから。
毎回心を動かされてしまう。
文 「何を訴えているんだろう?」と
どうしても聴きに行ってしまうよね。
B 今までの演奏も
「痛みを知っている人たちが歌っている」
そんな気がして。
文 最後のニュアンスも良かった。
続いて三善晃「沈黙の名」、
これも良かった!
たくさん聴いた演奏の中で
初めて納得したかもしれない!
B 「今年も」の後の余韻やその辺りに
何か思いを伝えたくても口にできない、
言えない、
そんな奥ゆかしいニュアンスが
含まれている気がして。
文 自分はアルトと男声のヴォカリーズと
ソプラノのバランスに感銘を受けて。
ちゃんと歌えるソプラノさんが
息混じりに、
ヴォカリーズに消えるように
「ことば」を歌うじゃないですか。
歌える人たちが良い声を自慢するんじゃない。
そこに合唱としての良さも感じたなあ。
あのソプラノさんには泣けた……。
B 何回も言うけど、
AFさんの演奏は心の痛みが伝わってくる。
20代の人も多いのに、
なぜここまで人の心を打つ演奏が
できるんだろう・・・
A 音色が魅力的でしたね。
石橋先生は30歳を少し超えたぐらいかな?
指揮者も、AF合唱団さんも
これからが本当に楽しみです。
文 そうですね。
技術だけじゃなく、
人の声でしか届かないものが
いつも、確かに残る団体なので。
【メール、Xの感想です】
※感想をお寄せいただいたみなさま、
引用を許可していただいたみなさま、ありがとうございました。
心が揺さぶられるような感覚になり、身も心も惹きつけられてしまいました。
関東と経て繊細な部分までより磨かれた隙のないハーモニーでとても好きだった
(やわらかいいのち)
・発語良く、語感も何を伝えたいか、よくわかる演奏。
・音圧◎。レガート部分の変化も◎。
(沈黙の名)
・音楽の流れ、発語とも◎。
・弱音部分の息の流れ・スピード◎。いい緊張感。
・Bassの支え◎。
課題曲、ピアノも合唱も歌い方が好きすぎて惚れた
自由曲は歌が私の身も心も震わせてくるし離してくれない
大好きな演奏でした
課題曲のフレージング、こういうのもありなのか…!
自由曲、どちらもよかった!
AF合唱団さんの音源買って聴いてるけど、ここはなぜ毎度こんなにも日本語を美しく歌えるのか。
選曲も毎回最高だし。
教えを請いたい。
AFの良さが全部詰まっている演奏だったと感じました。
日本語の美しさ、なめらかさ。沈黙の名のボカリーゼ。。。全部好きでした!
続いて同票第4位、2団体目!
Chor Alyssum(混声24名)
第78回全日本合唱コンクール室内合唱の部で金賞を受賞しました🏅
— Chor Alyssum(コール アリッサム) (@ChorAlyssum) 2025年11月22日
そしてありがたいことに、部門2位の佐賀市長賞を頂き来年の全国大会シード権も頂くことができました。
これもひとえに日頃から応援してくださっている皆様のおかげです。本当にありがとうございます😭#78佐賀全国 🦑 pic.twitter.com/HpULO2dyq3
第78回全日本合唱コンクール全国大会
— ブレーン株式会社(合唱) (@ChoralBRAIN) 2025年11月28日
大職一般部門 金賞団体の演奏冒頭を特別公開!!
その8
Chor Alyssum
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文 上手かったですね~。
上手すぎてメモできなかった!(笑)
陶然としちゃって、
もう天国行っちゃいました、みたいな。
C そうそう!音がすべてハマり過ぎて!
「ちょっとくらい濁ってくれないかな?」
B そんなことある?(笑)
とにかく4声の統一感が凄い!
C めっちゃ気持ち良かったですよね。
B 声の深さも揃っていて。
さらに深いんだけど、
細やかなところは軽やかで。
文 発声も良いけど、
フレーズが湧き出るように、
かつ流れも良くてね。
1番好きだったのは
自由曲1曲目のウェーベルンの歌曲編曲の
「Tief von fern(遙か彼方)」!
歌心に溢れて、
またテノールが良い声なんだ~。
B 2曲目、ブラームス
「Drei Motetten Op.74(3つのモテット)」 より
「2.O Heiland reiß die Himmel auf, motet
(おお、救い主よ、天の扉を開け)」も
硬軟が自在だったね。
文 わかる!
全部の音が一生懸命なんじゃなく、
表現や和音に合わせて、
柔軟に声を変えていたんだよね。
B 自由曲2曲とも
繊細な和音の移り変わりが
ある曲だと思うんだけど、
それがちゃんと
音楽の流れのある中でよくわかった。
文 バスのバランスの取り方も
良かったですよね。
……Aさん、ずっと笑ってますけど?
A ごめんなさい(笑)
ある意味、指揮者の上西一郎先生の
手の内を知っているので
「アリッサムさんの演奏は
お手本のようだ!」と思って。
BC文 手の内!(笑)
A みなさんの「やっぱりね」と
思わせる発言が面白くて。
文 でも、上西先生が手の内、
つまり合唱団への課題を示されても
ほとんどの団体は実行できないんじゃない?
B そうだよね、
高いハードルを与えられても……
C 私なら、ハードルくぐっちゃう(笑)
A 上西先生が作りたい音楽を
アリッサムさんはちゃんと体現してましたね。
B 確かに!
音楽の運びが上西先生でしたよね。
……上西先生ってどれくらいの頻度で
東京へ練習にいらしてるんですか?
A 月1回ですね。
BC文 へ~~~!
文 団内指揮者さんも優秀なんだろうなあ。
A そうですね、自主練習も頑張っていて。
B 実力が安定していますよね。
室内部門2位でシード獲得!
来年も楽しみにしています!
【メール、Xの感想です】
※感想をお寄せいただいたみなさま、
引用を許可していただいたみなさま、ありがとうございました。
とにかくドイツ語の発音が素晴らしい。。。
音も素晴らしい。。。
素晴らしくないとこどこ?!
特に全体を包み込む上質なベースが好きでした☺️
全体を通してとても柔らかな音色で溶け合うようなハーモニー好きだった
(課題曲)
・余裕のある豊かで上質なサウンド。
(Tief von fern)
・流れ良い。
(2.O Heiland reiß die Himmel auf, motet)
・音楽の流れは素晴らしく、後半の速いパッセージでも音程乱れない。
あの人数比でバランス取れるの、すごくないです?
G2って、上品で優雅な演奏にもなるのか…!好き!
1点の曇りもない完璧なアンサンブル
宝石のきらめき
すごいものを聞いてしまった
(室内合唱部門第3位に続きます)