そんなわけで23日の土曜日、宝塚まで行ってきました。
過去に数回、このコンクールには行って感想も書いてるんですが
http://d.hatena.ne.jp/bungo618/20090803/1249239076
http://d.hatena.ne.jp/bungo618/20080106/1199630845
今回も行った甲斐があるコンクールでした。
聴く側として有益なのは、まず「国際」コンクールということで
海外団体の演奏の個性を楽しめることと
またそれによって日本合唱団の傾向のようなものを
考える切っ掛けとなることでしょうか。
さらに「ルネサンス・バロック」「シアターピース」
「近・現代部門」「フォークロア」など
部門別に分かれているコンクールなので
その様式を成立させるための要素を教えてくれること。
そして音源による事前審査があるため、
演奏水準がかなり高い。
特に今年の近・現代部門は全ての団体が非常に練られた演奏でした。
演奏する側として有益なのは審査員全員による直接の講評、
またコンクールの次の日に入賞者演奏会があるので
上位団体の演奏を聴くことができる。
(全日本の大会などは出場するとほとんど他の団体を聴けないことがありますからね)
また、出場団体による楽しいレセプションがあるのも大きな魅力でしょう。
大変音響の良い宝塚ベガホールで、
コンクールをまさに「楽しむ」という雰囲気があります。
都合があり、毎年行くわけにも行かないのですが
それでも行くと、何かしら色々なものを得ている実感があります。
聴く側にも演奏する側にも魅力的なこのコンクール。
次回から感想を書いていく予定です。