今回は観客賞の投票について!
※混声合唱部門に限り変更があります!
参加資格:
「大学ユース部門」「室内合唱部門」
「同声合唱部門」「混声合唱の部」、
それぞれ全団体を聴いていること。
(その部門の出演者は投票できません)
投票方法は2つあります。
(必ず各部門の全団体を聴いてくださいね!)
1)ツイッターによる投票
投票方法:ご自分のツイッターアカウントで
ハッシュタグ
#混声合唱19
を付けて
24日混声合唱の部終演(予定19:03)から
審査発表が始まる前の19:55までに
良かった《3団体》を書いてツイート。
※毎年、「混声合唱部門の投票は《3団体》にして欲しい!」
という声がありましたので、混声合唱部門のみ《3団体》OKにします!
その際、各団体の後に感想を書いていただけると
とても嬉しいです。
1団体、2団体の投票でも結構ですよ。
(4団体以上を書かれると無効です。すみません・・・)
※昨年、ハッシュタグを間違えた方が
何人かいらっしゃいました。
1文字でも間違うと捕捉できないので
正確にお願いします!
ツイート投票の例:
合唱団●● 壮麗な混声合唱のお手本!
▲▲ヴォイス 大人数でも繊細な表現が素晴らしかった。
コール■■ この作品の魅力が力いっぱい伝わってきました。
#混声合唱19
ツイッターアカウントを持っていない方は
2)メールによる投票
投票方法:メールアドレス
bungo0618*yahoo.co.jp
(↑ *を@に替えて下さい)
良かった《3団体》を書いて送って下さい。
件名は「観客賞」で。
締め切りの時間は
ツイッターでの投票と同じです。
つまり
1)その部門の出演者じゃない全団体聴いた人が
2)《3団体》もしくは2団体、1団体を書いて
3)部門終了後すぐに投票
…してくださると、非常に助かります!
繰り返しますが、混声合唱部門“だけ”が《3団体》OKです。
他の部門は《2団体》まで!
ご投票よろしくお願いいたします!
建仁寺 Photo by sanographix http://photo.sanographix.net/
さあ、今日も混声合唱部門の出場団体をご紹介しましょう。
新潟から上質なセンスの団体です!
4.新潟県・関東支部代表
合唱団ユートライ
https://www.facebook.com/chorusYOUTRY/
(31名・2年ぶり2回目の出場)
団名は「ユートライ(=You Try)」から。
2年前、創立から33年で初めての全国大会出場。
15年目となる名島啓太先生の力任せではない、オシャレな音楽が魅力です。
当時の座談会では
自由曲のIvo Antognini「Verbum caro factum est」、
雰囲気に温かさがあって良い感じでした。
同じ作曲家の「O Gloriosa Domina」は
後半にダンスするような音楽が伝わってきましたね。
…という感想がありました。
さて今年はどんな曲を?
団員さんからメッセージをいただきました。
「よし!京都へ行こう!」
"声に出してこそ、実現できる!"と、今年度、ずっと言葉にしてきました。
そして、2017年に夢の初出場を果たしてから2年…また全国の舞台で歌える機会をいただけたこと、とても光栄に思います!
合唱団ユートライは、新潟の地で合唱を愛して、35年。
より質の高い音楽を目指し、名島啓太先生の指導のもと、毎回の練習に取り組んでいます。
課題曲はG2。「Ensam i dunkla skogarnas famn」。
強弱や速度などの指示が全くなく、ノーヒントの譜面でしたが、シベリウスの生きたフィンランドの時代背景について理解し、音や言葉の持つ力や意味などを知る程に面白さが分かってきました。
フィンランドの森の美しさ…主人公の向かう心情…が表現できればと思います。
自由曲は「Entreat me not to leave you」。
旧約聖書の「ルツ記」をテクストにしたDan Forrestの作品です。
この曲は名島先生がいつかユートライで…と何年も温めてきた作品です。
歌う度に曲の持つ美しさと力強さに団員一同、魅了され続けています。
あたたかな和音の中にも「ずっとあなたの元にいさせて。」という切なる、しかし熱い思いを持って歌えたらと思います。
今年も素敵な歌達に出会えたことに感謝し、ユートライらしい演奏ができたらなと思います。
台風の影響で関東大会では全員で揃って歌うことができませんでした。
だからこそ、願いを込めて…
「全員で京都で歌おう!」
新潟県大会後とのこと。
ありがとうございました。
自由曲の「Entreat me not to leave you」!
1978年生、アメリカの作曲家Dan Forrestの作品です。
個人的にこの曲が大好きで・・・。
2年前の東京国際合唱コンクールで、香港の団体Diocesan Choralが演奏したのを聴いたのですが、大学生くらいの年代の男女40人ほどが混在して並び、ひとつの音楽、時間をみんなで共有しているのが強く伝わり。
演奏者の、いつか失われてしまうこの大事な一瞬を…!
身体全体から発せられるものと作品の力に、涙が滲んでしまったんですね。
ですから、名島先生が何年も温められた作品ということ。
「歌う度に曲の持つ美しさと力強さに団員一同、魅了され続けています」との言葉にも共感します。
この作品でよくぞ全国に出て下さった!という気持ちです。
台風19号の影響で関東支部大会は開催も危ぶまれ、参加を諦めた団体や、ユートライさんのように全員で演奏することができなかった団体がいくつもありました。
いままでは一緒に歌うのが当たり前と思っていた仲間との時間。
でもそれは、実は当たり前では無かったのかもしれません。
京都のこのステージの一瞬、ユートライさん“全員”の思いと歌が、あまねく客席に伝わりますように。
人気の作曲家を指揮者に抱く実力団体の登場です!
5.東京都・東京都代表
あい混声合唱団
(67名・5年ぶり2回目の出場)
あい混声さんは2007年発足。
音楽監督は作曲家・指揮者の相澤直人先生。
あい混声さんの「あい」は音楽愛、和気藹々、そして一人一人の音楽を大切にする「一人称単数主格の I 」。
(そしてもちろん相澤先生の「あい」も含まれているそう!)
5年前の出場時には三善晃「願い 一少女のプラカード」と「生きる」を演奏され。
当時の座談会では
日本語が凄いキレイでしたね!
ああ、わかる!(同意多数)
押しつけがましくない、それでいて綺麗な発語。
言葉のつなぎ方、ニュアンスもとても美しかったです。
指揮の相澤先生が作曲家ということもあるのでしょうけど
非常に納得できる構成の良さ。
自由曲の「願い」は最後の弱声、ハーモニーが良く。
「生きる」では団員さん個々の表現が感じられ、
とても好感を持ちました。
…という感想がありました。
とても好感を持ったというのは私の感想で。
「おお、東京から新しい全国常連の誕生かな?」と思っていたのですが、東京支部の層の厚さ、厳しさは非情で…。
その後、あい混声さんがYouTubeに上げられる東京支部大会の演奏を聴くたび、
「え? この演奏で全国出場できないの?!」と何度も驚くことに。
(昨年の松本望先生「二つの祈りの音楽 混声合唱と室内アンサンブルのための」なんて本当に素晴らしかった!)
そして今年、5年ぶりの全国出場。
しかも自由曲に凄い作品を持ってこられたそうです。
団員さんからメッセージをいただきました。
今回私たちが自由曲で演奏する土田豊貴作曲〈立ちつくす~混声合唱と2台のピアノのための~〉は、都大会が初演となった委嘱作品になります。
今年、5年ぶり2回目の全国大会出場の推薦をいただき、再びこの曲を演奏できる機会に恵まれたことを団員一同心より嬉しく思っています。
課題曲では、川浦義広作曲〈雪〉を演奏します。
日本語を美しく歌うことを追求する私たちとして、聴いてくださる方々には、雪の情景の中で表現される温かさに包まれるような感覚になってもらうことができたらと思います。
曲が喜ぶ演奏を目指し、丁寧に表現していきたいと思います。
私たちは昨年から今年にかけて、松本望作曲〈二つの祈りの音楽 混声合唱と室内アンサンブルのための〉を演奏してきました。
CANTUS ANIMAEさんが初演されたピアノ連弾版から編成を変え、新たに室内アンサンブル版としての初演となりました。
この曲についてCAの雨森文也先生や団員の方々とお話をする中で、初演団体としての曲への深い愛を感じる瞬間が多々ありました。
「この作品を世に送り出すことが私たちの使命だった」とまで言えるその姿に感銘を受け、曲が育っていく過程をこんなにも共に喜んでくださることを大変ありがたく思い、そしてこれほど大切に思える自分たちの作品があるということを羨ましくも感じました。
そんな時期に、相澤が「歴史に残る曲を」と自身の信頼する作曲家に委嘱して生まれたのが〈立ちつくす〉なのです。
この作品では、祈ることへの疑念を抱きながらもなお祈り続け、“無限の真ん中に立ちつくす”様を樹に喩えられた人間の姿が、心の揺れや多様な表情を見せる2台ピアノと共に表現されます。
田中翔一朗先生と松下倫士先生の素晴らしいピアノにもぜひご注目ください。
昭和の2台ピアノといえば〈海〉、令和の2台ピアノといえば〈立ちつくす〉と言われるような、まさに歴史に残る作品として歌い継がれるよう、熱くそして繊細に歌い上げたいと思います。
ありがとうございました。
長田弘氏の詩は立ちつくす自分と、どこまでも広がる青空や大地との対照性を強く思わせます。
東京都大会の演奏をYouTubeで聴かせていただきましたが、その詩の広大さ、深さのまま万華鏡のように多彩な貌を見せ、しかし決して芯を失わない圧倒的な2台のピアノと声の饗宴。
祈ることへの思索を通じ、人間の存在を問い、聴き終わった後は生への肯定に満たされた自分を感じました。
・・・凄い曲です。
メッセージからは本当の意味で作品を生み出すことへの、強い決意に打たれます。
作品を自分たちのものとする演奏が無ければ、どんな優れた作品も決して輝かないはず。
あい混声さんが生み出す「立ちつくす」という作品と演奏が、その熱い想いのまま私たちに刻み込まれますよう。
(続きます)