観客賞座談会・同声合唱の部 その3

 

 

 

f:id:bungo618:20211221183806j:plain

瀬戸大橋 ©岡山県観光連盟



2021年度:同声合唱部門1位!

 


メンズ・ウィード

https://twitter.com/MensWeed
(男声31名)

f:id:bungo618:20211112200014j:plain

 

 

 

一同 拍手!


 とても良かったです!
  ウィードさんが、と言うより
  今まで聴いてきた
  淀工グリー含めた演奏の中で
  いちばん良いと思ったな!


B メッチャ気合い入ってましたね!


A 入ってたねー!ムチャクチャ!!
 高嶋先生、後ろから見ると
 指揮が凄く大きくて。
 身体も大きく見えた!


B オーラが大きく見せていた!
 今日のうたうたいさんも良かったし、
 不遜な言い方ですけど
 高嶋先生、このお年で
 更なる進化を……?


文 課題曲M3のコンポジション、
 クラシックな、
 いわゆるグリー調で
 旋律をどっしり歌ってくれて。
 気合いに満ち満ち
 インパクトガーン!って
 カマす感じの。
 「これだよ男声合唱は!」


B WAKAGEさんのときと
 違うこと言ってません?(笑)


 …うっ。
  ニューウェーブ創作ラーメンと
  丁寧に作った中華そばは
  どっちも美味しいって話(笑)。


A ちょっとだけ
 「豊かな音程」でしたけど……。


C だけど民謡素材の曲だから
 それも含めて許せたな!


 そうそう、味ですよ味!(笑)


A この曲、パートの振り分けが
 難しいんですけど
 それがキチンと出来ていたんで、
 指揮者の腕かな~と。


C あと淀工って昔から
 和物のイメージがあるんで
 聴いていくうちに
 往年の淀工の雰囲気を思い出して
 「キタキタキターッ!!」


AB文(笑)


 「これだよ、これ!!」
  ってね(笑)。
  自由曲1曲目:信長貴富
  「ひとりぼっち」。
  やはり語り口が上手いですよね。


A それにしても
 コンクール向きじゃない曲を
 よくやったなぁ~!


 「みんな知ってる歌をうたう
   だけど俺には俺しかいない
   俺はすてきなひとりぼっち

 こういう詩を
 コンクールという場で歌う。
 それが非常に染みてきて。


C 本当にコンクールを忘れさせる……。


B やっぱりコロナの状況で歌う、
 歌い手さんの深い共感と
 聴く側の心が通じ合った感が。


 自分が男だからかも知れないけど
  孤独を歌っていても
  どこかに軽さを感じるんですよね。
  それが男声合唱ならではの
  哀感を醸し出していて
  とても良かった。


B そこで2曲目の「ワクワク」ですよ!


A この曲も
 コンクールらしくない選曲だけど
 本当に自分たちが楽しんで
 歌っていたのが好印象でした。


B 詩がね、今まさにこういう詩を
 聴きたかった!


C うんうん、今の状況で
 心に染み渡ってくる。


 しかもただ歌うんじゃなく、
  細部を非常に練り上げていて。
  繰り返しも語感も
  こだわってやってる!
  それが伝わってきました。


C ひかえめな「キッス」が
 かわいかった!(笑)


B 無声音なんだよね!(笑)


C 「ブチュー」じゃなく、
 「 チュッ 」みたいな。
 それがメチャクチャ好印象(笑)。


A 高嶋先生は昔から
 「恥ずかしがるな!
  恥ずかしい歌詞の時も
  おまえたちは
  恥ずかしがっちゃいけない!」
 そんな鉄則がありまして(笑)。


 日常のサイクルを
  歌っているんですけど、
  大げさに言えば
  「生きることの肯定」ですよね。


B 生きてりゃワクワクすること、
 イイことあるよ、ってね。
 それを自分たちの実感として、
 歌として高め、
 聴く者の心へ届けてくれた。
 本当にブラボー!ですよ。



メール、ツイッターの感想です。


M3の響かせ方、終盤の掛け声が抜群に上手い。
自由曲はシンプルな作品で心に真っ直ぐに届く。
さすが高嶋先生…。


一瞬にして画面越しにも空気感が伝わる課題曲の表現とワクワク感


流石の高嶋さんという感じ。
選曲もメンズ・ウィードらしいというか。


まさに聴いててワクワクしました。


自由曲に合った男声合唱の作り方。
「ワクワク」買いました。


ひとりぼっちからのワクワクで全て持っていかれました。
今歌うべき詩に、思わず涙。


ワクワク、おどけてて面白いんだけど、優しくてなぜか泣けてくる…
これがウィードの魅力の本質なのかもしれない…


演奏会に来たのか?と思うほどウィードの独壇場でした
ワクワクいい曲ですね…


おじさん(失礼。若い子もいるはず)たちのワクワク、心に刺さった。
自由曲2曲とも、聴こえない言葉が何も無く、コンクールなのに完全に素晴らしい演奏会…


涙で前が見えなくなった。
聴けてよかった。
生きててよかった。


メンズウィード最高だった。
課題曲はもちろんのこと、自由曲の豊かさが半端ない。


自由曲は、ズルい(笑)
この曲を高嶋先生の曲作りで演奏されたら間違いないのは聴く前からわかっていたけれど、それでも一音目から感情を揺さぶられた。
詩の言葉一つ一つが聴き手の心を掴む。
この曲を演奏してくださってありがとうございます、というひたすら感謝の気持ち。


高嶋先生×ワクワクとかいう俺にぶっささりすぎてて聴きながら嗚咽してしまった
予想を越えてくる語りの上手さ 泣きすぎてマスク濡れた
ホントに泣きすぎて一旦外出るか迷った 期待を軽々越えてきた もはやずるい やっぱり俺もあんな演奏したい

 






改めて、同声合唱部門の結果です。





第5位 女声合唱団フィオーリ

第4位 合唱団WAKAGE NO ITARI

第3位 monosso

第2位 La Pura Fuente




そして1は…


メンズ・ウィード


でした!



同声合唱部門1位ということで、メンズ・ウィード団員さんからメッセージをいただいています。


* * * * * * * * * *



まずはじめに、観客賞を企画していただいた文吾さまありがとうございます。
1位に選んでいただき指揮者はじめ、メンバー全員とても喜んでおります。
高嶋先生も嬉しかったようで「うちは庶民派やから嬉しいわ」と訳のわからんことを言ってました(笑)

一見、演奏会のクロージングやアンコールのような今回の自由曲、今年の1月の演奏会で悔しい思いをした後、長い期間歌うことができなかった僕らの今年度最初のステージになったのが、関西合唱コンクールでした。
とにかく楽しく歌える曲をと思い「ワクワク」。
そしてうちは加藤崇子先生、藤澤篤子先生という僕らにはもったいない素敵なピアニストの先生方に一緒に音楽をしていただいていますので、ピアノ伴奏を楽しんでいただこうと「ひとりぼっち」(本当は僕らがいちばん楽しんでますが…)をそれぞれ選びました。
不器用なメンバーが多いのでシンプルな曲そして、ピアノに助けてもらえる曲しか出来なかった…というのが選曲の1番の理由です(笑)

淀工グリーの高校生と一緒に活動している僕らは、10代の高校生から60代の顧問の先生等まで各世代で構成されています。響き、音程、リズム感、歌い方…合うはずもないものを直前まで合わせようと練習しました。
世代も何もかもバラバラでしたが、ただ一つ「みんなで楽しく歌う」これだけは一つになっていたと思います。

ホールの響きにも助けられ、あっという間に僕らの楽しい演奏会は終わりました。

コンクールが終わった夜、帰阪した高校生から、「楽しかった」「ありがとうございました」といった感想や感謝のことばが連絡網を埋めていきました。それを見て若い彼らの心に何かが実ったように思えて嬉しくて高嶋先生と涙しました。

僕らは現役高校生がいるから活動しています。
彼らが一緒に歌ってくれているからあの素晴らしい舞台で楽しく歌うことが出来たのだと深く感謝しています。
そんな僕らの歌を聞いていただいたすべての方に、そして関西大会、全国大会を開催していただいた連盟の皆様に心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。


* * * * * * * * * *


団員さん、こちらこそありがとうございました。
特に現役生さんの言葉と、それに続く団員さん、高嶋先生の優しいお言葉に感じ入りました。
歌う意味、合唱を続ける意味は、合唱団と人それぞれ理由はあるのでしょうが、その理由の中でも、非常に強く訴えかけるものだと感じました。

座談会の発言でもありましたが「ワクワク」は生きることを肯定する曲と思っています。
メンズ・ウィードさんが歌うことで、どうかこれからも聴く者を「ワクワク」、そして淀工グリーの現役生さんたちをも「ワクワク」させ続けることを心から願っております。

2021年度:同声合唱部門第1位、おめでとうございます!



(混声合唱部門第5位の座談会へ続きます)