観客賞座談会・同声合唱の部 その4

 

 

 

 

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蒜山高原 ©岡山県観光連盟





間が空いてしまい申し訳ありません。
今回から観客賞・同声合唱部門で第5位内に入らなかったものの、印象的な演奏をされた団体の感想を出演順に記していきます。

5からの感想はこちらから。

 

 


colori

https://twitter.com/coloooori


https://www.instagram.com/coloooori/?hl=ja
(女声12名)

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文 課題曲F1の
  O sacrum convivium、
  音をひとつずつ
  確かめるような演奏で。


C 沖縄には
 ルネサンスポリフォニーの
 良いお手本となるような団体が
 あまり無いんですよ。
 だからcoloriさんのような
 若い団体が
 いろいろ試行錯誤して
 あれだけの演奏ができたのは、
 良かったんじゃないかな。


A あの音階で言えば
 基音のDの音を
 しっかり意識し
 保って歌っていたのが
 光っていましたね。


文 自由曲:信長貴富
  「春の苑」「君待つと」
  「天の火」「山桜花」。
  ユニゾンが綺麗で
  音に確かな存在感がありました。


B いわゆる「音響効果」が
 重要な作品だけど
 その効果がセンスあり
 とても考えられていたと。


A 指揮者の新里さんは
 こういう曲が得意なので。


C 彼は自分が音楽を作る、
 と言うよりは
 みんなの良いところを
 引き出そうとするタイプ。


(※新里さんの経歴について
 しばし話す)


 へぇ~!
  それは応援したいですね。


C 沖縄って今年は県大会も
 九州支部大会も録音審査。
 だからこの曲を
 コンクールの場として
 お客さんの前で歌うのは
 これが初めてだった。


A しかもメンバーの大半が
 実は今年入ったばかり。
 さらに8割が学生さん!


B おー!!


 朝一番の出場で
  厳しい部分もありましたが
  沖縄の合唱界を引っ張る
  若き指揮者と団員さんたち。
  応援したいですね!

 

 

 

 

 


メール、ツイッターの感想です。



F1は洗練された響き。


声がすごく好き


素敵な団名。
声がとても透き通っていていつまでも聴いていたいような演奏だった。
bungoさんのブログを読んで団のカラーと選曲もすごく合っているなと感じられたのも良かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




男声合唱団APERTASS

https://twitter.com/apertass1
(男声31名)

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 全体に懐かしい
  グリーの雰囲気で
  好感を持ちました!


A ベースが往年の
 関西学院みたいな。


B トップは往年の
 同志社かな(笑)。


C 課題曲M4:心象Ⅱ、
 楽譜に向き合って
 まとめてましたね。


 統一感を持って
  バシッと鳴らしてくれて。
  自由曲:荻久保和明
  「ゆめみる」は?


B バリトンソロのクセが強い!


AC文(笑)。


 ジャケットの前ボタンを外し
  「やったるぞー!」
  ポーズでね(笑)。
  なんだろう、
  声楽家さんなんでしょうか。


C いや、声楽やっている人って
 最初からあのポーズは
 とらないんじゃないかな……。


B でも「ゆめみる」の男声版って
 バリトンがおいしいからさ。
 「わかるわかる!」って(笑)。


 ある意味、
  男声合唱だけに許される
  「ユルさ」みたいで(笑)。
  そこにも好感を持ちましたね。


C この自由曲には
 合っている印象でした。
 熱く、しかも破綻無い演奏。
 いろいろ工夫も見られたし。


B 声質が良く、
 曲に合っていましたよね。


 「ゆめみる」演奏として
  外さない、
  直球を投げてきてくれた感じ。


B うん、「ゆめみる」は
 やっぱり良い曲だな~と
 思わせてくれて嬉しかった!

 

 

 


メール、ツイッターの感想です。



全国大会で男声版「ゆめみる」が聴けた時点で幸せ


ソロも素晴らしい。すごい。


男声の高校とかグリークラブの路線を継承したようなサウンド。
繊細なハーモニーが得意というよりは、曲が繊細さを求めるからそれに応じたような感じがした。
要所要所での爆発力はすごい。


アペルタスもめでたいなあ
小松原高校時代からの水色ジャケットがまた見られて嬉しかった 


自由曲「ゆめみる」のもっていきかたとかが好きでした〜



 

 

 

 

 

 

 

 

 


HBC少年少女合唱団シニアクラス


(女声53名)

 

 

C 課題曲F2:La  Fede
 ロマン派だから
 強弱が無いと言えば無い。
 立派な声で
 朗々と歌うアプローチで
 この団体に合っていたのでは。
 団員さんも高校生までにしては
 イタリア語頑張ってたし。
 受験生レベルからは
 脱していたと思います。


 それなら合格ですね!


B どこの音大かは
 わからないけど(笑)。


文 自由曲:Kim André Arnesen
  Ubi caritas et amorは?


C 音の厚みがあって
 やっぱり北の大地の演奏!


A スケールの大きい感じが
 しましたね。





メール、ツイッターの感想です。



大人っぽく落ち着いたサウンドの上に輝かしいソプラノの旋律が乗って、例年と一味違った印象。
ホールの空気がガラリと変わった。



(同声合唱部門座談会の最終回へ続きます)