今回は観客賞の投票について!
参加資格:
「大学ユース部門」「室内合唱部門」
「同声合唱部門」「混声合唱の部」、
それぞれ全団体を聴いていること。
(その部門の出演者は投票できません)
そして今年もLIVE配信が予定されていますので、配信で全団体を聴かれた方も投票できます!
投票方法は2つあります。
※生演奏を聴かれている方と、配信を聴かれている方ではハッシュタグが違うので注意!
1)ツイッターによる投票
投票方法:ご自分のツイッターアカウントで「混声合唱部門」なら
生演奏を聴いた方はハッシュタグ
#混声合唱22
を付けて
配信を聴いた方は
#混声合唱22H
を付けて
20日混声合唱の部終演(予定17:14)から
審査発表が始まる前の18:10までに良かった2団体を書いてツイート。
※できれば『終演後すぐ』に投票していただければ助かります!
その際、各団体の後に感想を書いていただけると、とてもとても嬉しいです。
1団体だけの投票でも結構ですよ。
(3団体以上を書かれると無効です。すみません・・・)
※昨年、ハッシュタグを間違えた方が何人かいらっしゃいました。
1文字でも間違うと捕捉できないので正確にお願いします!
ツイート投票の例:
合唱団●● 壮麗な混声合唱のお手本!
▲▲ヴォイス 大人数でも繊細な表現が素晴らしかった。
#混声合唱22
ツイッターアカウントを持っていない方は
2)メールによる投票
投票方法:メールアドレス
bungo0618*yahoo.co.jp
(↑ *を@に替えて下さい)
良かった2団体とできれば感想を書いて送って下さい。
件名は「観客賞」で。
締め切りの時間はツイッターでの投票と同じです。
※できればメール投票にもハッシュタグを付けていただければありがたいです。
つまり
1)その部門の出演者じゃない全団体聴いた人が
2)2団体もしくは1団体を書いて
3)生で聴いた人はハッシュタグ #混声合唱22
配信で聴いた人はハッシュタグ #混声合唱22H (←最後に【H】を付けるのを忘れずに!)
4)部門終了後すぐに投票
…してくださると、とってもありがたいです。
たくさんのご投票をお待ちしています!
かざはやの里(津市)
提供:三重フォトギャラリー
今日は2団体をご紹介します。
連続出場に関しては、倉庫管理主任Kさん のデータを参考にしております。
いつもながらありがとうございます。
センスの良い団体が5年ぶりの登場です。
4.埼玉県・関東支部代表
scatola di voce
https://twitter.com/scatola_di_voce
(混声31名・5年ぶりの出場・第67回大会から5回出場)
scatola di voceは、イタリア語で「声の箱」の意。
5年前の感想では
課題曲のG1のAdorna thalamum tuum, Sionは
ステージの端から端まで円形に並んで
並びからしてカッコ良い!(笑)
自由曲のDaniel Elder
「O magnum mysterium」も
センスがあふれていました。
2曲目のJake Runestad「Alleluia」は
この混声部門唯一のハンドクラップで。
でも、それが浮かないところが
やっぱりカッコ良い。
美学が徹底しているな~って。
サウンドも音楽にも徹底している合唱団。
……と、とても好評でした。
スカートラさんの今回の演奏曲は
●課題曲
G4 智慧の湖
高橋元吉 詩
根岸宏輔 曲
●自由曲
混声合唱とピアノのための「春と修羅」より II
宮沢賢治 作詩
信長貴富 作曲
今までは海外の作品をセンス良く演奏してきた印象のスカートラさん。
今回は課題曲、自由曲、ともに日本語の邦人作品です。
団長さんからメッセージをいただきました。
これまで海外の現代曲をメインのレパートリーとして扱っていたのですが、団が成熟しつつある今、改めて日本の作品(特に組曲)にも挑戦したいという想いがありました。
「春と修羅」は以前より憧れこそあったものの、既に素晴らしい演奏事例が数多く存在する作品で、難易度も高く勇気の要る選曲でした。実際、選曲会議では一度流れています。
ただ、1年後、改めて選曲会議にかけた際に、withコロナを1年乗り越え、今いる団員の顔を思い浮かべた時に、「このメンバーならやれる」という自信が生まれて、選曲に至りました。
なお課題曲は、自由曲との相性を考えほぼ即決でした。
結果的に、スカートラとしては「G4」「日本語の自由曲」「伴奏付き」、全てが初めてのコンクールとなりました。YouTubeチャンネルで2022年6月の演奏会の動画や、関東合唱コンクールでの演奏録音を公開しております。
なるほど、確かに「春と修羅」は幅広い表現を必要とする難易度の高い作品。
しかし困難を乗り越え、団員さんの顔を思い浮かべての「このメンバーならやれる」という自信に至ったのは素晴らしいですね。
自由曲との相性で選ばれた課題曲も、指揮者:森田先生の優れたセンスが感じられるものと期待しております。
ところでスカートラさんの「withコロナ」はかなり過酷なものだったようです。
コロナ禍で対面での活動が制限され、少人数での活動は細々と続けていたのですが、去年の6月の埼玉県合唱祭でリアルでの舞台が再開される!となったとき、当時のオンステ見込みメンバーが当初9人という惨状で…
これはまずいと必死に人集めをしたのですが、その声掛けに応じて集まってくれたメンバーが本当に心強く、ここまで持ち直すことができたと思っています。
新たに入団して活躍してくれているメンバーも勿論、コロナ以前から長らく活動から離れていたメンバーや、絶賛育児休団中だった夫婦団員がお子さんを連れて復帰してくれたりと、脈々と続いてきた縁にも非常に救われました。
また、初の高校生団員が誕生したのもこの頃でした。若い団体だと思われがちな弊団ですが、実は来年で創団20周年を迎えます。
当時大学生が集まって結成した団体がここまで活動を続けてこれたことに、これまで以上に感謝の気持ちを持って臨めるのではないかと思っています。また、団員年齢層も、前回の全国に出場していた時は20~30代だったのが10~40代と幅広くなったので、その分音楽表現にも“幅”を出していければと思っています。
多くの人が関わり、積み上げてきたものも大切にしつつ、これまでと一味違うscatolaの音楽をお届けできるよう、全身全霊で挑みます!!
直近の県大会の時の様子です!(2022年8月)
団長さん、ありがとうございました。
スカートラさんの演奏を初めて聴いたのは2014年高松での全国大会初出場のとき。
エセンヴァルズ「Stars」でグラスハープを使い、美しく演奏する姿に衝撃を受けたものです。
それでもその時に創団してから11年経っていたんですね。
今回、コロナ禍のため演奏できなかった作品を、ふたたび選ぶという団体がいくつもありました。
失ったものを取り戻したいという思いは人として当然ですが、取り戻したものを大切に思い、愛着を持つこと。
取り戻したものに、以前なら見過ごしていた価値を見出すことも、人生の妙と言えるかもしれません。
多くの人が関わり、積み上げてきたものも大切にしつつ、これまでと一味違うscatolaの音楽をお届けできるよう、全身全霊で挑みます!!
年代の"幅”に、音楽表現の“幅”、それは人としての“幅”なのかも?
また一回り大きくなったスカートラさん全身全霊の演奏に期待しています!
続いては広島の伝統”ある”団体が!
6.広島県・中国支部代表
(混声58名・11年ぶりの出場・第43回大会以来18回目の出場)
「ここ広島で存在感の”ある”合唱団になりたい」という夢から名付けられた合唱団あるさん。
中国大会では何度も良い演奏をしてきたものの、今一歩で全国へ進めなかったのですが、今年11年ぶりの出場です。
指揮者は同声合唱部門で女声合唱団コール・ビビッドさんも振られる福原泰弘先生。
コンクール以外にも演奏会、イベント参加や新作委嘱活動など活発に行動されてきました。
あるさんの今回の演奏曲は
●課題曲
G1 Gaude virgo, mater Christi
Josquin des Prez
●自由曲
Caelos ascendit hodie(キリストは今日天に昇った)
Owain Park 曲
Ave, maris stella(めでたし海の星)
Tine Bec 曲
副代表の小田さんからメッセージをいただいております。
11年振り18回目の全国大会となります、広島の"合唱団ある"です。11年前の青森大会では"一般B"での出演でしたので、新編成になって初めての全国大会となります。また、三重県での演奏は、2003年の全国大会以来となります。
合唱団あるでは、1984年の創団以来、知られざる世界の名曲、現代邦人曲、J-POPなど、様々なジャンルに挑戦してきました。外国作品では、ここ数年、現代作曲家の作品を精力的に取り上げています。今回の自由曲は、いずれも20代の若き新進作曲家の作品です。
《Caelos ascendit hodie》(キリストは今日天に昇った)は、イギリスのOwain Park(オウェイン・パーク)(1993~)の作品です。"Caelos ascendit hodie"はキリストの昇天への讃歌であり、本作品では、最後のAlleluia. Amen.に向かって目まぐるしく変化するリズムとハーモニーが、歓喜の情景を描き出し続けます。
《Ave, maris stella》(めでたし海の星)は、スロベニアに生まれたTine Bec(ティネ ベッツ)(1993~)の作品で、彼の「グレゴリオ聖歌に基づく3つの曲集」の第1曲目です。たゆとう旋律が各パートに現れ、夜の静かな海を想像させます。グレゴリオ聖歌の美しい旋律により、どこまでも美しく豊かな優しさを持つ作品となっています。
指揮者からのメッセージです。
「自由曲は、限られた8分30秒の中で、壮大さや美しさなど全ての表情が余すところなく、包含されている曲を選曲したつもりです。キリスト教の宗教曲に取り組むに当たって、多くのメンバーがキリスト教を信仰しているわけではありませんが、全ての人に共通する祈りがこれらの曲にはあると考えています。イエスの誕生や昇天を歌うことは、平和をもたらす人に対する祈りであり、平和を希求する人類共通の強く大きな祈りであると思っています。」
広島県大会後に撮影されたものとのこと。
小田さん、ありがとうございました。
中国支部大会で演奏を聴かせていただいたのですが、課題曲の解釈に大変納得しました。
自由曲のパーク「Caelos ascendit hodie」、ベッツ「Ave,maris Stella」は優しい音楽を的確な解釈で演奏され、まるで楽譜が見えるよう。
いずれも温かく柔らかな雰囲気で、コンクールと言うよりは演奏会の1ステージと感じさせるもので素晴らしいと思いました。
11年前、東日本大震災の後の青森での全国大会。
あるさんは自由曲に信長貴富先生へ委嘱され、6月に初演されたばかりの混声合唱とピアノのための音画「銀河鉄道の夜」を歌われました。
「ほんとうのさいわいは一体何だろう」と。
混声合唱とピアノのための音画「銀河鉄道の夜」初演時。
福原先生の言葉と重なります。
イエスの誕生や昇天を歌うことは、平和をもたらす人に対する祈りであり、平和を希求する人類共通の強く大きな祈りであると思っています。
思えば、あるさんの演奏から受ける優しく、あたたかな雰囲気はずっと前から続いていて。
それは福原先生が言われる「平和を希求する人類共通の強く大きな祈り」から生まれるものかもしれません。
あるさんの歌、祈りがあまねく人たちへ届きますように。