観客賞座談会・混声合唱の部 最終回

 

 

 

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岡山駅桃太郎像 ©岡山県観光連盟

 

 




観客賞・混声合唱部門で第5位内に入らなかったものの、印象的な演奏をされた団体の感想を出演順に記しています。

 

5からの座談会感想はこちらから。

 

 

 

 

 

 

 

 

合唱団こぶ

https://www.facebook.com/kobsoja/
(28名)

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文 課題曲G3、
  うたをうたうのはわすれても。
  明るい音色のソプラノを筆頭に
  若さと元気がある感じで。


A 自分はこぶさんに投票しました!
 自由曲がもう素晴らしくって!
 日本語の発語、
 感情をこめた表現に
 「こぶさん、変わったな!」
 銀賞だったけど、
 あの自由曲の表現は
 じゅうぶん金賞に
 値するんじゃないか!


 語ってくれますね~(笑)。
  いや、本当に良い演奏でした。
  横山潤子
  「たましいのスケジュール」は?


A この曲は小学生も演奏する曲で。
 自分が指導している団体でも
 やってみたいけれど、
 やっぱり合わないかも?と
 悩んでいる時に
 この、こぶさんの演奏!


 理想的だった!


A そう!
 あの曲の持っている世界を感じた
 言葉遣いができていました。


 小学生だけじゃなく
  中学生もよく演奏しますけど。
  今回、大人のこぶさんでは
  かなり違った印象が
  ありましたね。


B 文吾さんのブログ記事で
 大山先生が
 「今年亡くなった母への
  鎮魂歌として振りたい」
 そう書かれていて。

 あの言葉があったからじゃないけど
 「生まれた途端きれいに忘れ
 あそこで、ぶわっと……。


 うん。
  あの詩がメチャクチャ染みてね!
  亡くなった方と、
  生きている自分のたましいが
  等しく、そして繋がったように。


A 「その木々は緑」
 良かったです。
 ヴァイオリンが……。


BC文 良かったね~!


A オブリガードもあり、
 歌の旋律を先に弾いて
 合唱へ深みを出すように。


 演奏に広がりを
  加えていましたね。
  こちらも泣けた!


C マトリカリアコール指揮者の
 新見先生が
 「ヴァイオリンに金賞あげたい」
 ってツイートしてて(笑)。

 

B わかる!
 ヴァイオリニストの
 岸本萌乃加先生に金賞を(笑)!


 後半、あのヴァイオリンと合唱が
  共に歌い上げる!という感じが
  たまらなかったです。


A 5,6年前は若いOB合唱団という
 印象だったけど
 毎年上手くなってきていて。
 OB合唱団から変化し、
 大人の音楽をやってきている。


B OB合唱団から一般団体への
 とても良い例になってますよね。


A いや本当に。
 自分にとって
 こぶさんは一番の団体でした。
 ぜひ多くの人に
 聴いてもらいたい演奏です。





メール、ツイッターの感想です。



いいものを聴いた。ヴァイオリン素敵。


飾らない素直な演奏・表現がかえって説得力を持たせていました


中学生もよくやる曲ですが大人の円熟みのある表現でとても好感。
課自ともに抑制的な歌い方が良かった(ホールに慣れてそう)


一般団体の演奏で横山潤子作品が聴けて嬉しい。
情感を滲ませる詩表現や繊細な歌声が作品にぴったり。
ヴァイオリンの音色とも美しく溶け合っていた。


G3の明るいトーンが作品に合っていると思う。
中学生の定番作品を大人の声でしっとり聴かせてくれた。
声が弦楽器の音によく合うのでアンサンブルが美しい。


こぶさんのたましいのスケジュールは痒い所に手が届く感じがした。
この「生まれたとたん」がぴったりすぎて鳥肌。
バイオリン入ったもの初めて聴くけど、バイオリン入ることで色がより鮮やかになってる。




 

 

 



グリーン・ウッド・ハーモニー


https://twitter.com/gwharmony
(43名)

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C GWHさんに投票しました!
 課題曲G1のシュッツ
 ドイツ語の発音が
 さすがだと思ったし。


 課題曲は自分も良かったです。
  パートが揃って、
  シュッツらしい熱もあり、
  先が気になるというか
  興味が持続する演奏。


A 模範的な演奏でしたね。


C シュッツの音だった!


 そうそう!
  雰囲気を掴んでいる。


C 雰囲気を掴んでいると言えば
 自由曲のレーガー
 「Palmsonntagmorgen
 (枝の主日)」も。
  軽やかなところは 
  本当に軽やかに。


 メリスマ、良かったですね。
  フーガに華やかさもあった。


C そう、音が細かく転がる箇所も
 良く聞こえたし、
 フレージングも優れていました。


 2曲目の
 「Der Mensch lebt und bestehet
 (人の生きる時は短く)」
  構成から考えられた
  ダイナミクスが良かったと。


B 指揮者の渡辺まゆみ先生が
 凄く丁寧に指揮されていて。
 それに合わせ団員さんが
 スッスッスッと動いていく。
 「柔らかい指揮だな~」と。


A 一体感が・・・。


B そう!
 指揮者と団員、
 音楽の一体感がありました!


C あとレーガーで良かったのは
 弱声の美しさ。
 どうしても人数が多くなると
 弱声がおろそかになる団体が多い中、
 GWHさんはp,ppを
 ちゃんと緊張感を持って
 キッチリ美しく作っているなぁと。
 全体的に音楽の運びが
 素晴らしいと思いましたね。




メール、ツイッターの感想です。



声の統一感が例年より高い。
パートとしてのまとまりが強いので重厚感も例年に増して良い。


音楽の運びが見事なグリーンウッド


課題曲は理屈抜きに自然と音楽が耳と心に入ってくる感覚に。
自由曲も丁寧に紡ぎ上げられた荘厳な音楽に聴き入った。



※「全国大会あれこれ」でも言及しましたが

グリーン・ウッド・ハーモニー指揮者、故・今井邦男先生のご逝去に深く哀悼の意を表明いたします。
今井先生、素晴らしい音楽を今まで本当にありがとうございました。










混声合唱部門、岡山全国大会最後の団体です。


Baum
(31名)

 

 

C 課題曲G2、
 悲壮感があり、
 救いを求める雰囲気が
 ありました。
 暗めな声がこの曲では
 マッチしていた。


文 自由曲アルネセン
  「Even when He is silent
  (たとえ神が沈黙し給うときも)」、
  良い響きを指向しているのが
  伝わってきて。


B HBCシニアさんでも
 選曲されている作曲家だから
 大木先生が
 ハマってるんでしょうね。


 前はアントニーニだったかな。


B その前はフォーブス作品に
 ハマっていたような。
 HBCシニアさんとセットで
 選曲する時が多いから
 印象に残りやすい(笑)。


C 余談だけど
 女声のリクルートスーツは
 いい加減止めた方が良いと
 思うんだけど・・・。


 でも大学ユースの部の
  SAKAEさんも!


B そうそう!
 Baum1団体だけじゃ無くなった!


C 若い団員さんが多いから
 揃えやすいんだろうけど
 思わず就活シーズンの
 ニュース映像を
 思い出すという(笑)。


B Baumさんが
 合唱界ファッションを
 リードする日も近い!(笑)


C ・・・課題曲も自由曲も
 似た響きで揃えていたんで。
 そういうところを
 大切にしている団体なんだなぁと。





メール、ツイッターの感想です。



感じがいいです


音量は近年のこの団体の中では一番。
自由曲はホールも味方に付けて美しい音楽を展開していった。






《ありがとうございました》

これで岡山全国大会、全39団体の座談会を終わります。
観客賞へご投票、そしてご感想をお寄せ下さったみなさま、誠にありがとうございました!

マスク歌唱や配信についてなども語ろうと思ったのですが、残念ながら体調不良で気力が続かず・・・。
それでも、2年ぶりの全国大会に座談会メンバーからは「開催できて本当に良かった」「やっぱり合唱って良いね」などという声が上がったことを記すに留めます。

2月からは仕事がかなり大変になってしまう予定でブログ更新もなかなか出来なさそうなのですが、もし余裕が出来ましたら。
この全国大会企画でかかりきりになって書けなかった、昨年のことについて少しずつ記していければと思っています。


最後になりますが、開催された全日本合唱連盟、岡山大会で開催に関わられたみなさま、そして全国大会に出場されたみなさま、さらに全国へ進めずとも精一杯歌われたみなさまに、心から感謝して終わります。
ありがとうございました!




(2021年度岡山大会・観客賞座談会 おわり)