佐潟万燈籠・新潟市
前回は室内合唱部門:第4位の合唱団「櫻」さんの演奏についてお話ししていました。
今回は同票第2位の団体を2団体ご紹介します。
出演順に。
第2位!
岡山県・中国支部代表
倉敷少年少女合唱団
https://kurasikisyounennsyouzyogassyoudann.jp/
https://twitter.com/kurashiki_ss_g
(女声24名)
【御報告・御礼】
— 倉敷少年少女合唱団 公式 (@kurashiki_ss_g) 2023年11月25日
第76回 #全日本合唱コンクール 全国大会室内部門にて
金賞、文部科学省大臣賞を受賞いたしました。
平素よりご支援くださる皆様へ感謝申し上げますとともに
さらに精進して参りますので応援の程何卒よろしくお願いいたします#倉敷少年少女合唱団 #合唱 #岡山 #倉敷 #76新潟全国 https://t.co/FpS8LFsHPq pic.twitter.com/yooJQwP5vm
文 課題曲F2のSanctus、
男の子が5人入ってまして。
それでも全体が完璧に均質な音色!
B 音圧がもう……凄かった!
AC文 ですね~!
A よく練習を積んでいるなぁ~って。
文 そうそう、統一された歌い方で
「ひとりで歌っているのかな?!」
A ひとり……
和声はどうやって出すの?(笑)
文 そりゃ、ここら辺に口をもう一つ
(と頭の後ろを指す)
B いたいけな子たちを妖怪扱い
しないでくれる?!(笑)
でもそれぐらい異次元に素晴らしかった。
「24人が同じ声、同じ出し方なら
こういう音響になるんだ」
完璧な同質性に新鮮な驚きがありましたね。
文 何回も聴いているんだけど
「これ、合唱?」と思うほどの
響きに感じることがあって。
B ロングトーンの母音など
テキストとやや違って
一番響く母音だったりするんだよね。
だからある種、非常に器楽的に聞こえる。
A 演奏としては
マイナス点を付けられないほどだった。
B ハーモニーと音響では
ダントツに優れている。
自分の好みとしては
最初の同じ音から「Sanctus」が
分かれて歌うときのような、
ああいう部分でレガートや
「歌」の美しさを求めても良いかなって。
文 自由曲:カライ
「Hodie Christus Natus Est」、
先ほど「器楽的」という言葉が出ましたが
「Alleluia」の音が
鐘が鳴るように聞こえて。
完璧なユニゾンってここまで凄いのか!
C 自由曲:鈴木輝昭「PSALMU 104
“Benedic, anima mea, Domino”
~三群の無伴奏女声合唱のための~」は
三群ということで、
ひょっとしたら同質性が薄れるのかな?
……全く変わらなかったですね(笑)。
B もっと広い場所で聴きたかった!
文 りゅーとぴあ大ホールより?!
B うん、あの会場じゃ狭い!
C 同感!24人が多すぎました!(笑)
B 精緻な3群の絡みが
あったと思うんだけど
いかんせん響きすぎて
わかりにくい部分があったんだよね。
文 それこそ「追分節考」みたいに
客席に降りて3箇所で歌っても
面白かったかもね。
C むかし、La Pura Fuenteさんと
清泉さんの合同演奏で
この曲を客席に降りて演奏したとき、
立体的に聞こえていましたよ。
文 楽譜の指示が無かったら
コンクールじゃやれないなぁ(笑)。
A 鈴木輝昭先生の世界観を
良く表現されていたと思って。
文 最後の正面へ向き合う箇所なんて、
ずっと仰ぎ見ていた天使たちが
こちらに微笑んでくれたようでね。
いろいろと「合唱」とは違う
音楽体験を観客に与えてくれたのでは。
【メール、Xの感想です】
宗教曲で固めたプログラムで、現代曲の要素もあって溌剌とした美しさが感じられる演奏
24人で3群合唱を破綻なくやり切ったのには痺れる
響き、鳴らす事に超特化
本当に良く鳴る
大人に負けない力強さ
24人で女声四部×3群はエグすぎた
もう素晴らしかった。
最初の1フレーズで、ホールがカテドラルに変わった。
F2 大人やん。
え、大人やん。今こんなだったら将来はプロになるしかなくない??声楽家集団養成所???
言葉の語尾ぴったり揃うの気持ちいいいいい
まとまりを超えたまとまり
自由曲
天上からの天使の声を聴きました。このホール全部を味方につけた演奏
曲難しそう、でも楽しそう!私がこれ歌ったらバテる絶対
ぜひ末永く合唱を続けてほしいきらめきたち目に焼きつけた
歌い出しから『なんだこの響きは!うまい!』とはっとさせられました。
倉敷少年少女合唱団!Sanctusが完璧すぎる!
自由曲も、皆がそれぞれやる気満々で堂々と歌ってたのが素敵でした。
24人で3群って!みなさんの歌っている顔が素敵でした
音楽的な巧拙という観点を飛び越えて好きな演奏でした。鳥肌立った。
✨✨第1位!?✨✨ありがとうございます!!日本全国のたくさんの皆様に当団の演奏をお聴き頂け、本当に嬉しいです!!#76新潟全国 終わり、#倉敷少年少女合唱団 では、委嘱新曲に取り組んでいます!また、全国の皆様に当団の演奏をお聴き頂ける日を心待ちにしています!#合唱 #岡山 #倉敷 https://t.co/byELHLqDl0
— 倉敷少年少女合唱団 公式 (@kurashiki_ss_g) 2023年12月10日
新潟の米のおにぎりと地魚のあら汁が届くと、みんな発言が止まってしまうのでした。「ちょっと!記事になんないから何か喋って!!」
同票第2位、2団体目です。
東京都・東京支部代表
Chor Alyssum
https://twitter.com/ChorAlyssum
(混声23名)
一夜明けましたが、全日本合唱コンクール全国大会室内合唱の部に出場しました!🌟
— Chor Alyssum(コール アリッサム) (@ChorAlyssum) 2023年11月25日
初舞台の都大会から約2ヶ月。こうして全国の皆様の前で演奏できたことは大変光栄です!さらにありがたいことに、金賞までいただきました!🥇#76新潟全国 #全日本合唱コンクール https://t.co/lPvedLoN8d pic.twitter.com/CuSlUDaNYc
文 アリッサムさん良かったね!
大好きでした!
一票入れました!
B めちゃ良かった!
課題曲G1
「Wenn mein Stündlein vorhanden ist」、
横の流れが素晴らしく、
さらにポリフォニーの絡み合いが良かった!
A うん、軽やかでしたね。
文 熟達の歌い手?!と思いきや
声は若いんだよ。
A 実際若いもん(笑)。
C アリッサムさんはバックボーンが
しっかりしているので。
なんと言っても福島出身の方が多い。
AB文 福島か~!
文 フレーズの入りが魅力的で
バスなどは特に良かったな。
A 指揮の上西一郎先生の美学が
徹底されている感が。
文 うんうん、途中と最後の拍節感を
さりげなく意識させるセンスも
素晴らしかった。
A ブレス感が凄くいい。
「今からこのフレーズに入ります」
それに最適なブレスの仕方をしていた。
C リズムの共通認識が
とても良く出来ていましたよね。
文 他のパートのフレーズ末から
ソプラノが丁寧に繋いで
また新しいフレーズを始めるのも
素晴らしかった。
そういう細やかな美しさ、
花が次々と咲いていくようで。
B 自由曲1曲目:ハンス・ゾマー
「Mignons Lied(ミニョンの歌)」も
良かったんですよ。
文 ちょっと耽美で退廃的な印象も。
大人な美の世界の印象。
C ……でも声は若い(笑)。
自分は2曲目:パウル・ヒンデミット
「Trink aus!(飲み干せ、仲間よ!)」が
一番好きで。
文 カッコイイ曲を
カッコ良く歌ってたね!
C ですです!
メンバーはこの曲好きなんだろうなって。
文 難解な箇所から協和音のフォルテッシモ!
男声と女声の
リズムの入れ子になるところも良かったな〜。
B 1曲目が凄く充実していて、
2曲目でちょっと力を抜くのかな、と
思ったらこれまた力が入っていてね。
「よく歌うねぇ~、この子たち?!」
文 そんな、お爺ちゃんが
孫へ言うみたいに(笑)。
3曲目:マックス・ベックシェ-ファー
「Nesciens mater(乙女である母は汚れを知らずに)」
……ヒンデミットから合唱じゃ無く
ジャズなどヴォーカルアンサンブルの
雰囲気になったような。
この曲も特にそんな空気を感じたな。
A 最後の団体だったのもあるけど、
聴いていてストレスに感じない演奏だったね。
非常に難しいことをやっているけど
聴く者へ難しさを感じさせない。
B 上西先生も関西にお住まいなのに
よくこれほど演奏が熟れるまで
音楽を作られたな、と。
文 本当にねぇ~!
団員さんが良いのか、
団内指揮者が良いのか・・・。
C 声がまだ若いから
これから成長して
ますます素敵な
歌い手になるんじゃないかと。
文 自分は声の若さと
表現の練度とのギャップに
魅力を感じてしまったというか(笑)。
でも、未来が楽しみですね。
【メール、Xの感想です】
丁寧に歌い分ける確かな技術と声
弦楽合奏みたいなシンフォニックな響きだった
G1 後半の細かい音符が美しく滑らかに動いていく
ここに着地してほしいところにハーモニーが着地する安心感
音がキラキラしていたのが見えた本当に
自由曲
始まった瞬間、荘厳なミサ始まったかと思った
声量やばい、人数倍いるでしょ本当は
1曲目好きすぎてああいうずっしり重い曲もっと聴きたい
3曲の構成、考えられてるなー飽きずに聴けて楽しかった!
衣装のふわふわスカートめちゃくちゃ可愛い
期待通り、いやそれ以上でした。上質な音楽を聴かせていただきました。
多彩な彩りのアンサンブル
これはシェンヌさん(東京支部のすがた)
芯のあるサウンドで透き通った音楽、都大会が初舞台の結成1年未満の団体というのが信じられない…
上手すぎて語彙消失するわこんなの
Alyssumは、上品で終始格調高い演奏で聴きごたえがありました。
どうしたらここまで高みに昇れるのでしょうか…。
納得感のある演奏でした。